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”ケガの治りが悪い”その原因とは?

2024.04.25 | Category: ぎっくり腰,ビタミンC,ビタミンC,ビタミンC,プロテイン,健康管理,捻挫,栄養,痛み,突き指,筋損傷,筋肉,組織修復,肉離れ,肘内障,脱臼,腕の痛み,腰痛,蛋白質,解剖,足首捻挫,間違った常識,首寝違え,骨折,骨折・脱臼,Q&A

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これまで多くの患者さんが来院されましたが、ときどき”ケガの治りが悪い”患者さんがおられます。

ケガと言っても擦り傷とかではなく、突き指とか捻挫、骨折、肉離れ、脱臼、ぎっくり腰、寝違え、肩の痛みなどです。

このようなケガの回復期間には個人差があります。では、その個人差というのは何の差なのかということです。

 

もちろん体質もあるかもしれませんが、やはり食事が非常に重要です。

なぜなら、身体は食べたものからできているからです。

当然、ケガからの回復には栄養が必要です。損傷された組織に栄養が届かなければ、組織の修復は進みません。

つまり、ケガの治りが悪い原因のほとんどは食事、栄養摂取が不十分なことが多いのです。

 

では、どのような栄養が必要なのでしょうか?

例えば靭帯を損傷した場合ですと、靭帯はコラーゲンでできていますが、そのコラーゲンはタンパク質、鉄、ビタミンC、そして亜鉛から構成されます。つまり、靭帯損傷したときにはこれらの栄養素を摂取すれば、損傷した靭帯は速やかに回復します。

骨折の場合は、さらにビタミンKやカルシウムも必要になるでしょう。

このように、損傷した組織に必要な栄養素を摂取することで組織の修復を促すことができるのです。

 

岡山市のじゅん整骨院では、少しでも早く症状を回復させたい!そのような患者さんの要望に応えるため、日頃から解剖学や生理学、運動学などの基本的な勉強を怠らず、知識と技術の向上に尽力しています。

そして、今回紹介させていただいたように、少しでも早く症状が回復できるように栄養指導もしております。

ご来院の際には、いろいろとご質問いただければと思います。

 

なお、やはり突き指や捻挫、肉離れなどの症状回復には早期に適切な処置や施術を受けていただくことが何より重要です。もちろん、ぎっくり腰や寝違えも同じです。

このようなケガをされた際には、お早めにご連絡ください。

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”栄養不足”で症状の回復が遅れる

2024.01.15 | Category: 原因不明,捻挫,栄養,痛み,痛みの原因,突き指,筋損傷,組織修復,肉離れ,蛋白質,足首捻挫,頭痛

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身体はたんぱく質を中心に様々な栄養素から構成されていますが、たんぱく質以外でも何かしらの栄養素が足りないと、”栄養不足”となり身体に異変が起こります。

頭痛やめまいなどをはじめ、トレーニングしても筋肉がつきにくいとか、捻挫をしても治りが悪いなど、何か一つでも栄養素が足りないと、それに関連した様々な症状が誘発されます。

また、どこの病院や整骨院に行ってもなかなかよくならないとか、原因がわからないという場合は栄養不足になっている可能性があります。

 

私の知っている医師は、血液検査の結果からその足りていない栄養素を分析し、最適な栄養素を処方されています。

当院では血液検査ができないため、患者さんの症状をより詳しく、かつ多角的に問診させていただき、その症状から足りない栄養素を特定していますが、必要に応じて医師を紹介させていただいております。

 

なお、当院で取り扱っている栄養素(サプリメント)は、市販のサプリメントと比べて栄養素の含有量、溶解率など様々な違いがあります。

また、サプリメントのケースに書いている摂取量はあまりにも少なく、症状の改善には至りません。栄養素はドーズレスポンスと言って、容量依存性に効果を発揮します。つまり、本当に必要な量を摂取しなければ、症状は改善しないのです。

ちなみに、骨折や靭帯損傷、ぎっくり腰、膝の痛み、指の痛みなども栄養素の補充によって早期改善が期待できます。

ですから、何かお困りの症状がある方や少しでも早く症状を改善されたい方は、一度当院までご相談ください。

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”蛋白質”不足 急増中‼︎

2024.01.06 | Category: プロテイン,健康管理,捻挫,最先端,栄養,疲労骨折,痛み,突き指,筋肉,組織修復,肉離れ,腰痛,膝の痛み,膝痛い,蛋白質,足首捻挫,軟骨,骨折

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ほとんどの人が”蛋白質”不足です。ちなみに現代人の蛋白質摂取量は、1950年代とあまり変わらないとのこと。では、蛋白質の摂取量が少ないと身体はどうなってしまうのでしょうか?

”蛋白質”不足でどうなる?

身体のなんと60%は”蛋白質”無しには作ることができません。しかも蛋白質は体内で貯めておくことができないので毎日の摂取が必要です。

蛋白質の摂取量が少ないと筋肉や骨、血液を壊して使うことになるため、筋肉や骨だけでなく、例えば貧血など血液に関連する部分にまで影響が出ます。

特にスポーツ選手だと、いくら練習をしてもパフォーマンスは上がらないし、骨折や捻挫などの怪我からの回復も遅れる可能性があります。

また、蛋白質は免疫やホルモンの材料にもなっていることから、風邪をひきやすくなったり、ホルモンバランスの乱れ、皮膚障害なども懸念されます。さらに老化の一番の原因が蛋白質不足とも言われています。

れくらい摂ればいい?

年齢や運動量などによりますが体重1kgあたり一般の方では1g~1.2g、スポーツ選手で1.8g~2g、50歳以上の方は1.2~1.5g必要と言われています。

ただ、”蛋白質”はその性質によって体内での利用率が異なります。これはプロテインスコアといって、このスコアが100であれば含有しているアミノ酸をすべて利用できます。

例えば、卵のプロテインスコアは100ですが魚は90ちょい肉が80ちょい、大豆が54となっています。つまり、大豆は4割以上が利用できないため、利用効率の悪い蛋白源とされています。

でも、大豆には他の栄養素もたくさん含まれているので、一概に悪い食材というわけではなく、あくまで蛋白源としては効率的ではないということです。

プロテインはいいの?

肉や魚などから必要な量の”蛋白質”を摂取するとなると、どうしても他の栄養素を摂り過ぎてしまう可能性があります。しかし、プロテインであれば、蛋白質を効率的に摂取することができるのでプロテインの摂取はとてもお勧めです

当院ではグラスフェッドホエイプロテインを販売しています。グラスフェッドというのは牧草を食べて育った牛のことで、蛋白原料自体の栄養価も高いとされています。

ちなみに当院のプロテインは、不要な添加物は一切入れていない安心・安全なプロテインをコンセプトにしている当院オリジナルのプロテインです。

ネット販売はしておりませんので、ご希望の方は当院までお越しください。

蛋白質やプロテインのことについてご不明な方は、院長までお気軽にご相談ください。

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”ホットパック”のいいやつを導入しました!

2023.12.28 | Category: ぎっくり腰,捻挫,最先端,疲労回復,痛み,突き指,筋損傷,筋肉,組織修復,腰痛,膝痛い,足首捻挫,首寝違え

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これまでの”ホットパック”よりも温熱効果の高いものにアップデートしました。

このホットパックには、ブラックシリカ、トルマリン、ゲルマニウム、テラ鉱石、ゼオライト、セラミックボールなどの鉱石が使用されています。

これらの鉱石の効果により遠赤外線効果をはじめ、温度保温時間の延長などにより、これまでよりも温熱効果が期待できます。

当院では骨折や捻挫、突き指、ぎっくり腰、寝違え、肉離れなど様々な病態にホットパックを使用しています。もちろん、急性期で強く炎症を起こしている場合などは避けますが、できるだけ早い段階からホットパックで患部を温めるようにしています。

ホットパックの温熱効果により、血流の増加や痛みの軽減を図ることができます。血流の増加により、損傷組織へ多くの栄養素を供給することができ、組織の代謝を活性することができます。また損傷部に生じた炎症の残骸など不要な物質を排出させることもできます。

つまり、患部を適切な温度と時間で温めることにより、損傷部の回復を促進させることができると考えられます。

当院へお越しの際には、ぜひこの温熱効果をご体感ください。

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”突き指”の固定が大事!

2023.12.22 | Category: エコー,テーピング,レントゲン,保険適応,固定,捻挫,捻挫テーピング,整形外科,最先端,画像検査,痛み,突き指,組織修復,超音波画像検査

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”突き指”って昔から軽視されがちなんですが、前にも書いたように子供の突き指は高確率で骨折を伴っています。

しかもレントゲンでは写らないような小さな骨折なので、「整形外科に行ってレントゲン撮ってもらったから大丈夫!」ではないんですね。

そのぶん、エコー(超音波画像検査)であれば細かな骨折も観察することができますので、当院ではエコーで骨折がないか丁寧に観察しています。

 

さて、突き指の固定について今日は深掘りしようと思います。

一般的に突き指をしたときに行う固定方法には、テーピング、アルフェンス(白いスポンジのついた鉄の板)、自着包帯、サポーターなどです。

しかし、これらの固定方法は、突き指した患部を的確には固定できません。

テーピングは隣の指と一緒に固定するバディテープという方法で固定しますが、指の曲げ伸ばしはできます。

アルフェンスは、患部の関節だけを固定すことは難しく、手のひらや場合によっては手首まで固定されることもあります。また、側方動揺性への固定はあまりできません。

自着包帯やサポーターは全体的に患部を覆うことができて巻いた瞬間は安心感があるのですが、とても患部が動いてしまいます。

また、テーピングやアルフェンス、自着包帯、サポーターは、そのままお風呂につけることができないので、いちいち外さないといけません。

 

そこで当院では、とある特殊な材料を使用して、突き指をした患部だけをちゃんと固定しています。

つまり、固定範囲は最小限だけど、しっかりとした固定ができる。

そして何よりそのままお風呂に浸けてもOK!だし、もちろん洗い物をしてもOK!ということ。

また、固定具は薄くて小さいので邪魔にもなりません。でも、関節はちゃんと固定することができます。

 

そもそも突き指は、靭帯の損傷です。

靭帯の修復には、特に急性炎症期においては断裂部が離開しないようにすることと、急性炎症を速やかに沈静化させることが重要なため、少なくとも急性炎症期だけでもちゃんと固定をしておかなければなりません。

固定がおろそかだと、靭帯がゆるゆるになったり、腫れが残ってしまうこともあります。

ですから、突き指はちゃんとした固定が非常に重要となるのです。

 

突き指した際には、時間外でも構いませんからまずは当院までご連絡ください。

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小学生の”突き指”は骨折をしていることもあります

2023.11.19 | Category: エコー,レントゲン,整形外科,画像検査,痛み,痛みの原因,突き指,超音波画像検査,鑑別,骨折

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先日、14歳の男の子が”突き指”のような症状で来院しました。

話しを聞くと、走っていた際に転倒して、右手をついたときに右母指の第2関節を負傷したとのこと。

右母指は全体的に腫れていて熱感もある。第2関節や第1関節には皮下出血斑が出ていました。

第1関節には動かしたときの痛みはなかったけど、第2関節は屈伸させると強い痛みがみられました。さらに、第2関節の小指側を押すと著明な圧痛がみられました。

患部をエコーで確認し、基節骨という骨の基部尺側(小指側)に折れているようなもの(骨片)を確認しました。そのため、骨折と判断して整復を試みましたが、整復後にエコーで確認しても明らかな変化はありませんでした。

すぐに整形外科を受診できるとのことだったので、患部は固定せず専門の医師にかかってもらいました。

 

同日にレントゲンを持って再来。骨折部は1.9mmの転位があり、手術も検討するようにと説明されたとのこと。

レントゲンにて骨折部の全体像を把握することができたので、なぜさっき整復できなかったのか?という原因がわかったため、再整復を試みました。

すると、今度は整復と同時に「クキッ」という整復音がしたため、これできれいに整復できたと確信し、すぐにエコーで確認すると、1.9mmもあった転位が0.9mmになっていました。

1mm以下に整復することができたこともあり、そのままアクアプラストという特殊な材料で患部を固定しました。

 

今回は中学生でしたが、小学生の突き指は8割が骨折を伴っているとも言われています。しかし、子供の骨折はレントゲンだけではなかなか見つけることが困難であり、近年ではエコーの有用性が指摘されています。

ただ、今回の患者さんはエコーとレントゲンの両方が有用であった貴重な症例でした。骨折の全体像がわかることで、受傷機転の詳細もわかり、整復方法もすぐに再考することができました。

骨折を見つけることはとても大事ですが、その後の整復や処置も重要です。

 

とはいえ、いまだ”突き指”は軽視されがちな外傷の一つです。突き指は、骨折を伴っている可能性もあるということをぜひこの機会に覚えておいて下さい。

そんなに痛みが強くなくても骨折をしていることもあります。突き指をしたら、できるだけ早めに当院までご連絡ください。

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”突き指”の正しい処置と注意点

2023.10.30 | Category: アイシング,エコー,テーピング,捻挫,整形外科,最先端,画像検査,痛み,突き指,超音波画像検査,間違った常識

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”突き指”は、スポーツや日常​​生活で頻繁に発生する怪我の一つです。 特に子供やスポーツ選手によく見られます。 この記事では、”突き指”の施術法や対処法について説明し、早期回復をサポートする方法を紹介します。

”突き指”とは

”突き指”は、指の付け根や関節に外力がかかり、骨や靭帯などの組織に損傷を与える怪我です。

症状には内出血、腫脹(腫れ)、痛みなどがみられ、指を曲げたり、使ったりする際に痛みが生じます。ときに曲げても痛くな場合もありますが、早期に適切な処置をしておくことが重要です。

”突き指”の治し方と応急処置

”突き指”を早く改善するためには、負傷直後のアイシングが非常に重要です。 ナイロン袋に氷と水を入れ、患部に約20分間直接当てます。アイシングを行うことにより、内出血や腫れを軽減させます。

また、指を固定するためにテーピングを使用することも一般的ですが、テーピングはあくまで応急手当てであり、テーピングだけでは的確な固定ができません。

岡山市のじゅん整骨院では、”突き指”の施術を得意としていますが、当院では以下のような特殊な固定を行っています。

> https://jun-seikotsuin.com/cast

マレットフィンガーと骨折の注意

突き指 岡山市 南区 じゅん整骨院”突き指”と似た症状に、骨折や腱の断裂を伴ったマレットフィンガーにも注意が必要です。

また、子供の突き指の多くは骨折を伴っていることがある一方で、指の骨折は、急性期ではなかなかレントゲンには写らず、見逃されることも少なくありません。

当院では、骨折や腱の断裂を見逃さないためにもエコー(超音波画像検査)にて患部の詳細な病態把握に努めています。つまり、臨床所見とともに画像を参考にすることで、骨折の見逃しを最小限にとどめることができます。

スポーツ選手への注意

特にバスケットボールやバレーボールをはじめ、野球ではキャッチャー、サッカーではキーパーなど、ボールを受け止めることの多いスポーツ選手は”突き指”のリスクが高い傾向にあります。

しかし、”突き指”を完全に予防することは難しいため、突き指をしたときにすぐにかかれる”かかりつけ整骨院”を見つけておくことがスポーツ選手にとっては非常に大切となります。

まとめ

”突き指”は、子供から大人まで誰にでも起こる怪我です。整形外科ではあまり積極的には行われていませんが、適切な処置と応急処置を行うことで、日常生活やスポーツ活動への早期回復・復帰を期待できます。

昨今、岡山県内では多くの整骨院がありますが、このような適切な突き指の処置や施術ができる整骨院は数少ないのが現状です。

”突き指”をされた際には、まずはお気軽に岡山市にあるじゅん整骨院までご連絡ください。

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”原因不明”の足の痛み

2023.10.28 | Category: 原因不明,感染,捻挫,痛み,突き指

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ある日、朝起きたら右足の小趾がすごく痛くなっていた( 原因不明 )。その後、昼過ぎに患部を診たときには、右足外側を中心にむくみと発赤が出現していた。

そういって先日50代の男性が当院に来院されました。

足の小趾は、よくタンスの角や椅子の脚にぶつけることが多いですから、他の趾に比べて突き指の頻度は高いです。

でも、この患者さんの場合は、そういう痛めた原因が全くないということだったんです。

そこでよく患部を観察させていただくと、患者さんが訴えるように足の小趾の付け根の関節(MP関節)に発赤とむくみと痛みがありました。

通常、突き指であれば腫れ(腫脹)が生じます。しかし、腫れは全くなくむくみだけがありました。さらに、小趾の関節を動かした時の痛みはあまり認められませんでした。

このような症例は時々遭遇します。

このような”原因不明”な場合に注意すべきは「感染」です。患部の周辺でダニやアリなどに噛まれた痕がないかを細かく観察して、さらに直近の旅行歴や既往歴、基礎疾患も確認しました。

ちなみにこの患者さんの場合は、旅行歴や既往歴、基礎疾患などで疑われるようなことは何もありませんでしたが、小趾の先にアリのようなものに噛まれた痕が見つかりました。

これらの所見から感染症の可能性がると考え、すぐに専門医紹介としました。

 

この患者さんを対応させていただく際に私が注意したポイントは、次の通りです。

・全く”原因不明”であること
・原因不明の痛みにもか変わらず痛みが明らかに強いこと
・ぶつけてもないし、突き指をしたわけでもないのに発赤があったこと
・患部に熱感があったこと
・腫れではなく、むくみが生じていたこと
・直近の旅行歴や基礎疾患などはないという点
・アリなど、なにか昆虫のような虫に噛まれた痕があっこと

 

このような症状の場合、何科に行けばいいかわからないですよね。しかも”原因不明”。でも、突き指のような症状なので当院を受療されたのだと思います。

当院は、骨・関節・筋肉の専門家ですが、様々な症状の患者さんが来院されます。そのため、日頃から幅広い症状に対応することができるように常に学び続けています。

突き指や捻挫、骨折、脱臼、肉離れを始め、日常生活でよく生じる寝違えやぎっくり腰、肩関節の痛み以外でも、なにかお困りの症状がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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“レントゲン”で異常なし

2023.10.12 | Category: ぎっくり腰,エコー,レントゲン,患者さんとの会話,整形外科,画像検査,突き指,筋肉,肉離れ,腰痛,腰痛原因,超音波画像検査,足首捻挫,間違った常識,頸部痛,首寝違え,骨折・脱臼

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ぎっくり腰や捻挫、突き指など身体のどこかを痛めたとき、整形外科などの病院へ行くと必ずと言っていいほど”レントゲン”を撮ります。

“レントゲン”では、癌などの重篤な病態が存在しないか(レッドフラッグ)?骨折はないか?などを確認しています。

そして、癌や骨折などが”レントゲン”で写っていない場合は、「明らかな異常なし」と判断され、湿布と痛み止めを処方されます。

しかし、湿布や痛み止めはある程度の痛みや炎症を抑制する効果はありますが、組織の修復を促進するものではありません。むしろ組織の修復を遅らせることがわかっています。

また、”レントゲン”では筋肉や靭帯の損傷は判断できません。ただし、捻挫や突き指の場合は裂離骨折を起こしていることもあるので、レントゲンも必要なことがあります。

とはいえ、”レントゲン”では小さな骨折やヒビはうつらないこともあります。そこで当院では、詳細な所見をとったうえで必要に応じて超音波画像検査(エコー)を行っています。

エコーでは、骨、筋肉、靭帯、神経、血管など様々な組織を描出することができます。さらに、エコーでは患部を動かしながら画像を描出することができるため、損傷組織の状態を細かく把握することができます。

つまり、”レントゲン”で異常なしと言われても、痛みの原因は骨以外にあることの方が多いため、エコーによる検査も非常に重要です。

当院は整骨院です。整骨院では柔道整復師という国家資格をもった先生が施術しています。

柔道整復師は骨折や脱臼をはじめ、突き指、捻挫、肉離れなどの外傷を中心に、日常生活で生じることの多い寝違えやぎっくり腰など骨・関節・筋肉の専門家です。

“レントゲン”では異常なしと言われたけど、痛みがなかなか引かない、原因がわからない、骨折しているかもしれないと不安、このような方はお気軽に当院までご相談ください。

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単なる突き指は大丈夫?

2023.10.09 | Category: エコー,レントゲン,整形外科,突き指,超音波画像検査,間違った常識,骨折・脱臼

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昔は”突き指”して病院に行くと、監督や先輩から「お前、突き指くらいで病院いったん?」ってよく言われた。だから突き指くらいで病院に行くのって恥ずかしい…なんて思っている人も少なくない。

そのせいか、いまだに”突き指”してもすぐに整骨院や病院に行かない人がいます。親御さんも「突き指だからほっとけばそのうち治るよ」と言って、子供が突き指してもそのまま‥。

でも、”突き指”って結構こわいんですよね。特に小学生の突き指。結構な確率で骨折しています。

 

”突き指”というのは発症形態を表しているだけで、病態を表しているわけではありません。”突き指”は、靭帯や軟骨の損傷、そして骨折をともなっていることもあります。

ちなみに、整形外科とかだとすぐにレントゲンを撮ってくれます。レントゲンでは骨折の有無を確認できるんですが、実は突き指したときの骨折って、レントゲンでは映らないことが多いんですよね。だって指の骨って小さいですからね。

 

その小さい骨が完全に折れてたらレントゲンでも分かりやすいんですけど、突き指で骨折するときは裂離骨折と言って、靭帯の付着部がめくれるように折れるので、すごく小さい骨片なのでなかなかレントゲンでは映らないんです。

だから”突き指”したときは、レントゲンよりエコー(超音波画像検査)で患部を確認する方が骨折を判断しやすくなります。

当院でもエコーを導入していますので、突き指の患者さんが来院されたら、エコーの設定を浅めに設定して表層の組織を綺麗に描出するようにしています。

そうすることで、100%ではないですが靭帯の損傷や裂離骨折、さらにはヒビが入っている場合も見つけることができます。

こうして”突き指”の病態を詳細に把握することで、適切な固定、適切な固定期間を判断しています。

 

なお、一般的に突き指の固定は、テーピングやスポンジに鉄の板がついたようなあるフェンスという固定具を使いますが、これらの固定具では患部を的確に固定することはできず、靭帯が緩んだり、骨のくっつきが悪くなる原因にもなります。

このように、”突き指”の固定は非常に重要で、固定がおろそかだと治療期間や後遺症に影響を与えることとなります。

 

当院では、お湯につけると柔らかくなる特殊な材料を使って、患者さんの指にジャストフィットする完全にオーダーメイドの固定具を作成して、患部を的確に固定しています。

固定については以下のページを参考にしてみてください。

骨折・捻挫、突き指の最新固定

単なる”突き指”と安堵せず、突き指した際にはお早めにご連絡くださいね。

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当院へのアクセス情報

所在地〒700-0953 岡山県岡山市南区西市476 セビアン西市駅前1F
予約初診時のみ予約優先
電話番号086-250-3711
駐車場10台
休診日日祝祭日