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”オスグッド病”(オスグッド・シュラッター病)は、成長期の子どもに多く見られる膝の痛みの一種です。特にスポーツ活動をしている子どもに発症しやすく、膝の下部にある脛骨粗面という部分に痛みや腫れが生じます。
オスグッド病の主な原因は、一般的には成長期における骨の成長と筋肉の柔軟性のアンバランスと言われています。スポーツなどで膝を頻繁に使うことで、脛骨粗面に過度な負担がかかり、炎症や痛みが生じるとされていますが、実はこれだけではありませんし、むしろこのような原因だけでは発生しません。
いくつかの要因が考えられますが、一つは栄養不足。多くの場合、たんぱく質の摂取量が少ないです。また痛みの原因は脛骨粗面(成長軟骨)部の炎症とされていますが、患部に炎症を認めないこともあります。このような場合は実は脛骨粗面周辺に至る末梢神経が原因となっていることがあります。
じゅん整骨院では、オスグッドの施術に以下の方法を取り入れています:
オスグッドの予防には、日頃からのたんぱく質の摂取と適切な運動アライメントが重要です。また、痛みがある場合は無理をせず、早めに専門家に相談することをおすすめします。
ちなみにストレッチは症状を悪化させる可能性がありますので、過度なストレッチは避けてください。
”オスグッド病”は成長期の子どもに多い膝の痛みですが、適切な病態把握と施術、そして栄養管理で症状の改善が期待できます。岡山市南区のじゅん整骨院では、患者様一人ひとりに合わせた施術を提供しています。膝の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
肩こりや腰の張り、全身の疲れなどに対して、「とりあえず”マッサージ”を受けてみよう」と考える方も多いのではないでしょうか。確かにマッサージは一時的な気持ちよさやリラックス効果をもたらします。しかし、すべての症状や状況においてマッサージが適しているわけではありません。
特に、外傷や筋肉・関節に炎症がある場合、マッサージすることでかえって症状を悪化させてしまうこともあります。今回は、じゅん整骨院が考える「マッサージがダメな理由」について、専門的な視点から詳しく解説いたします。
骨折、捻挫、肉離れ、突き指などの外傷や、急性期の炎症を伴う筋・関節の症状がある場合、患部にマッサージを施すことは推奨されません。
というのも、損傷して回復途中にある筋肉や靱帯などの組織に外から刺激を加えると、炎症を再燃させたり、せっかく治りかけていた部位を再び傷つけてしまう可能性があるからです。これは、症状の長期化や悪化にもつながります。
”マッサージ”によって筋肉が一時的に緩むと、リラックス効果はあるものの、筋出力(筋肉が力を発揮する能力)は低下することがあります。筋出力が落ちると、特にその筋肉が関節を支える役割をしている場合、関節の安定性が損なわれ、転倒や再受傷のリスクが高まります。
例えば、膝関節を支える大腿四頭筋や、肩関節を安定させるインナーマッスルなどに対して不用意にマッサージを行うと、その直後に関節が不安定になり、日常生活動作や運動中の怪我を誘発することも考えられます。
”マッサージ”には痛みを一時的に軽減させる効果があります。これは、脳に届く痛みの信号をマッサージの刺激が上書きすることで、感覚的に楽になったように感じる「ゲートコントロール理論」と呼ばれるメカニズムによるものです。
しかし、それはあくまで一時的なものであり、痛みの本当の原因にアプローチしなければ、根本的な改善にはつながりません。
当院では、「とりあえず揉む」「気持ちいいからやる」といった施術ではなく、問診・検査によって症状の原因を徹底的に見極めたうえで、科学的根拠に基づいたアプローチを行います。
マッサージの「気持ちよさ」は魅力的ですが、私たちが目指すのは「その場しのぎ」ではなく「根本改善」です。
じゅん整骨院では、患者様の状態を的確に把握し、治癒に向けた最善の選択肢をご提案しています。「マッサージを受けても治らない」「痛みが戻ってくる」といった経験がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
一人ひとりに寄り添い、根本からの改善を全力でサポートいたします。
”整骨院と整体院の違い”を説明できる方は多くはありません。しかし、整骨院と整体院は、似ているようで実は大きく異なります。ここでは、施術者の資格、対応できる症状、保険適用の有無など、”整骨院と整体院の違い”を詳しく解説します。
症状 | 推奨される施設 |
---|---|
ぎっくり腰、捻挫、打撲、骨折など | 整骨院 |
肩こり、腰痛、姿勢の歪み | 整体院 |
交通事故によるむち打ち | 整骨院 |
疲労回復、リラクゼーション | 整体院 |
じゅん整骨院では、柔道整復師の国家資格を持つ施術者が、患者様一人ひとりの症状に合わせた最適な施術を提供しています。急性の外傷だけでなく、慢性的な症状にも対応し、必要に応じて超音波画像検査(エコー)などの最新機器を用いた画像検査も行っています。
”整骨院と整体院の違い”は、施術者の資格や対応できる症状、保険適用の有無などに違いがあります。自分の症状や目的に合わせて、適切な施設を選ぶことが大切です。迷った際は、お気軽にじゅん整骨院までご相談ください。
”ぎっくり腰”(急性腰痛症)は、突然腰に激しい痛みが腰に走り、動けなくなることもある症状です。重い物を持ち上げた際や、体をひねった瞬間など、日常の些細な動作が引き金となることがあります。
主な症状には以下のようなものがあります:
当院では、以下のような施術を行っています:
”ぎっくり腰”を予防し、再発を防ぐためには以下の点に注意が必要です:
ぎっくり腰は早期の適切な対応が重要です。痛みを我慢せず、早めに専門家の診察を受けることで、回復も早まります。じゅん整骨院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた施術を提供しております。お気軽にご相談ください。
ランニングやジャンプを伴うスポーツを行う方々にとって、下腿部の痛みは避けて通れない問題です。中でも”シンスプリント”(脛骨過労性骨膜炎)は、運動を続ける上で大きな障害となることがあります。
”シンスプリント”は、脛骨(すねの骨)の内側に沿って痛みが生じる症状で、特に運動後や運動中に痛みが増すことが特徴です。主に以下のような方々に発症しやすいとされています:
”シンスプリント”の発症には複数の要因が関与しています:
シンスプリントの主な症状は以下の通りです:
一般的にシンスプリントは骨膜や筋肉の問題とされていますが、実は多くの場合、これらの組織は原因となっていないことが多いのです。
実は、伏在神経内側下腿皮枝という神経が痛みの原因となっていることがあります。当院では、シンスプリントの正確な判断と効果的な施術を提供しています。
エコー検査を用いて、骨膜や筋膜、神経の状態を詳細に観察し、他の疾患(疲労骨折や筋損傷など)との鑑別を行います。
患者様の症状や生活スタイルに合わせて、以下のような施術を組み合わせて行います:
シンスプリントの予防には、以下の点が重要です:
ちなみに、多くの場合、ストレッチは不要ですし、筋トレも不要です。当然ながら柔軟性の向上も必要ありません。
”シンスプリント”は、早期の対応と適切な施術により、症状の改善と再発防止が可能です。岡山市南区のじゅん整骨院では、専門的な知識と豊富な経験を持つスタッフが、患者様一人ひとりに最適な施術を提供しております。下腿部の痛みや違和感を感じた際は、ぜひお気軽にご相談ください。
保険適応に関する詳細は、こちらのページからご確認ください。
これまで多くの患者さんが来院されましたが、ときどき”ケガの治りが悪い”患者さんがおられます。
ケガと言っても擦り傷とかではなく、突き指とか捻挫、骨折、肉離れ、脱臼、ぎっくり腰、寝違え、肩の痛みなどです。
このようなケガの回復期間には個人差があります。では、その個人差というのは何の差なのかということです。
もちろん体質もあるかもしれませんが、やはり食事が非常に重要です。
なぜなら、身体は食べたものからできているからです。
当然、ケガからの回復には栄養が必要です。損傷された組織に栄養が届かなければ、組織の修復は進みません。
つまり、ケガの治りが悪い原因のほとんどは食事、栄養摂取が不十分なことが多いのです。
では、どのような栄養が必要なのでしょうか?
例えば靭帯を損傷した場合ですと、靭帯はコラーゲンでできていますが、そのコラーゲンはタンパク質、鉄、ビタミンC、そして亜鉛から構成されます。つまり、靭帯損傷したときにはこれらの栄養素を摂取すれば、損傷した靭帯は速やかに回復します。
骨折の場合は、さらにビタミンKやカルシウムも必要になるでしょう。
このように、損傷した組織に必要な栄養素を摂取することで組織の修復を促すことができるのです。
岡山市のじゅん整骨院では、少しでも早く症状を回復させたい!そのような患者さんの要望に応えるため、日頃から解剖学や生理学、運動学などの基本的な勉強を怠らず、知識と技術の向上に尽力しています。
そして、今回紹介させていただいたように、少しでも早く症状が回復できるように栄養指導もしております。
ご来院の際には、いろいろとご質問いただければと思います。
なお、やはり突き指や捻挫、肉離れなどの症状回復には早期に適切な処置や施術を受けていただくことが何より重要です。もちろん、ぎっくり腰や寝違えも同じです。
このようなケガをされた際には、お早めにご連絡ください。
例えば、腰を痛めたら股関節や臀部も一緒に痛めることがあります。そのため、”詳しい病態”を考える必要があります。
他にも…
突き指したら指を伸ばす筋肉や手首を支える筋肉を痛めることがあります。
足首を捻挫したら、捻挫しない等に足首を制御している長・短腓骨筋という筋肉を痛めたり、場合によっては膝の関節や股関節、腰を痛めてしまう場合もあります。
そして膝を痛めたときには、足首や股関節、臀部、腰を痛めることがあります。
このように負傷原因から運動連鎖的に考えると、主症状部位以外を損傷していることがあります。
患者さんは、主に症状がある部位に強く痛みなどを自覚するため、他に損傷があっても気づいていないことがあります。
しかし、この主病巣以外の病態がときに痛みを長期化させます。
そのため当院では、こうした見逃しを回避するにも負傷原因の詳細な聞き取りをはじめ、さまざまな検査を行っています。
”捻挫”といえば「足首の捻挫」というほど、足首はよく捻挫することが多い関節です。
そもそも捻挫とは”捻る”ということで、病態を表している言葉ではありません。
足首の”捻挫”の主な病態は、靭帯の損傷です。その靭帯の損傷には微傷断裂、部分断裂、完全断裂というふうに分けることができますし、損傷された靭帯の数でも分類されることがあります。
ちなみに、”捻挫”によって外くるぶしのところで裂離骨折(剥離骨折)を起こしていることもあるため注意が必要です。
特に小学生の”捻挫”は、裂離骨折していることが多く、レントゲンでは写らないことがほとんどのため見逃されるケースもあります。
だから、近年では超音波画像検査(エコー)が有用とされているのです。
エコーでは、靭帯の損傷レベルを判断できるだけでなく、小さな骨折も確認することができます。
当院でも”捻挫”された患者さんにエコーを使用していますが、小学生の捻挫の6割以上は裂離骨折を起こしています。
”捻挫”は早期に的確な判断と適切な施術により早期改善を図ることができますので、”捻挫”された際にはすぐに当院までご連絡くださいね。
今日は、「症状がなかなかよくならないのは、先生の”技術”がないから?それとも…?」という話しをさせていただきます。
そもそも技術の差はあまり関係ないと私は思っています。重要なのは病態解釈(把握)です。
なぜなら、本質的に病態を誤って解釈していると、いくら技術を持ち合わせていても症状を回復させることはできないからです。
例えば、骨折しているのに捻挫だと思って施術しても良くはなりません。もちろん、自然経過にて多少は良くなると思いますがベストな方法ではありません。
つまり、重要なのは技術ではなく、病態解釈(把握)です。正しく、そして細かく病態を把握することができれば、その病態にフォーカスした施術を行うことができるからです。
そうすれば、ある程度の技術があれば十分に症状はよくなります。
ただ、一般的に多くの先生は、患者さんの訴える部位と症状から大方の病態を予測して所見を取ります。
そのため、この方法だと先入観にひかれてしまい、偏った所見を無意識的に取ってしまうため、正しい病態解釈はできません。
また、このような方法で所見をとった場合、その先生の知識範囲内の病態しか導き出すことはできません。つまり、多角的・総合的な判断ができないため、他の大事な病態を見逃してしまう可能性も高いということになります。
当院では、まず初めに患者さんの訴える部位と負傷原因から、想定される病態をできるだけ多く考えます。私の場合は、部位によりますが少なくとも10,多いときは20以上の病態を考えます。
そして、そこから重症度の高い病態から除外していきます。除外方法は問診や各種の検査です。合わない所見は記録し、最後に再度検討します。
様々な所見をとりながら病態の鑑別を行っていき、最後に残ったのがその病態ということになるのですが、最後に、さらにその病態を確定させるための所見をとります。
こうして病態を把握していけば、見落としや間違いは少なくなります。また、偏った病態把握も少なくなります。
これが、私が患者さんの病態を把握する上で最も大切にしている部分です。
整形外科や整骨院などどこに行ってもなかなか症状がよくならない、痛みの原因がわからないなどのお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。
”ヘルニア”や脊柱管狭窄症のほとんどは、手術せずによくなります。
そもそも、画像を撮ってヘルニアがあるからとか、脊柱管が狭窄しているからとかって単なる状態に過ぎないんですよね。
状態と病態は異なります。画像所見と臨床所見は合わないことは多々あります。当然です。
つまり、ヘルニアや脊柱管狭窄症は正常でもみられる身体の状態です。もちろん、それ自体が悪さをしていることもありますが、ただ、その可能性は決して高くありません。
そして実際には、全く違うところに全く違う病態が存在しているのです。
だからちゃんと所見をとって、病態を見極めることが非常に重要となります。
この前も、病院でMRIを撮ってL5ヘルニアと診断された患者さんが来院されました。でも、臨床所見としてL5ヘルニアの所見はあまりみられなかったんです。
下肢の反射は正常。下肢筋力正常。知覚異常なし。腰部、右臀部、右ハムにかけての痛み。ね、合わないですよね?
なので私は詳細に所見をとったわけです。
すると、どうも右仙腸関節、右梨状筋に異常がありました。そこでこれらの組織に施術をしたところ数回の施術で症状はほぼ消失。
その後、少し時間はかかりましたが、最終的には症状は全て消失しました。
病態把握、やはり非常に重要です。
当院ではこの病態把握を重要視しています。これまでどこに行っても原因がわからないとか、なかなか症状が良くならないとお悩みでしたら、まずはお気軽に当院までご相談ください。