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さて、ここまでご説明させていただいた通り、ストレッチや筋力強化、歪みの改善、姿勢改善、筋肉を緩めるなどでは、腰痛を根本的に改善することはできていません。
では、一体どうしたらよいのでしょうか?そして、そもそもなぜ腰痛になってしまうのでしょうか?
ここからは、これまでに腰痛についての論文や書籍を読みあさり、そして研究と検証を重ねてきたじゅん整骨院が導き出した一つの答えを説明します。
今までの常識、基本概念では結果的に腰痛の患者さんは減ることはありませんでした。むしろ増加傾向です。これはすでに数字ちょして上がっている事実です。
ということは、今までの考えは間違っているということです。よって、今までの基本概念のもとではどんな施術を受けても腰痛は改善しないということはすでに証明済ということです。その証拠たるものこそ、現状の腰痛患者数です。
では一体、どうしたら腰痛を改善することができるのでしょうか?その前にまずは、腰痛の本当の原因、いわば根本的な原因を知る必要があります。原因がわからなければ治すことはできませんから、まずはその根本的な原因をちゃんと見つけ出す必要があります。
そこで重要なのが、腰に問題がある構造的破綻と、腰に問題を引き起こす原因である機能的破綻という言葉を理解しておくこと。ということで、まずはこの2つについて説明させていただきます。
ぎっくり腰をはじめとする原因が明らかな腰痛の多くは、「腰」という構造体自体が損傷した状態です。
構造体とは、具体的に腰椎椎間関節、多裂筋や脊柱起立筋などの筋肉、関節、靭帯など「腰」を構成する組織を指します。これらの組織が損傷したものを構造的破綻といいます。
つまり、目に見える組織が、目に見える形で損傷されている状態です。
何がどうなって腰痛を引き起こしているのか?腰という構造体の損傷を的確に把握するためには、問診、評価、病態把握の3つの大切なポイントを押さえておかなければなりません。
これらについて簡単に説明しておきます。
まずはじめに重要なのは、「重大な脊椎病変(レッドフラッグ)」を除外すること。レッドフラッグには、悪性腫瘍、脊椎感染症、骨折などがあります。
この記事では、「非特異的腰痛」を中心に解説しているので詳細は割愛しますが、レッドフラグを除外するためにはこの問診が最も重要な項目になります。
それでは、実際にじゅん整骨院で行っている問診の具体的な内容をお伝えしておきます。
過去にかかったことのある病気やケガ、手術歴などを聞き取ります。例えば、悪性腫瘍の既往がある場合は、再発、転移などを念頭に注意深く、問診や検査へと進めていきます。他にも膠原病や外傷歴なども聴取しています。
受傷機転が不明な場合は、レッドフラッグの可能性も視野に入れてさらに検査を進め、明らかな受傷機転がある場合では、腰部の構造体自体に組織損傷を起こしていることが示唆します。
また、どのような経緯で腰痛が発症したのか?腰痛が発症した具体的な状況を聞き取ります。
例えば「自宅で掃除機をかけていた」ではなく、「自宅で、棚の下を掃除機をかけようとして、少し前かがみになった瞬間に痛みが出た」と、受傷時の情景が思い浮かべれるようなレベルで詳細な発症原因を聞き取ります。
なぜそこまで聞き取る必要があるかというと、実はこの受傷機転からある程度の病態を推測することができるからです。
ぎっくり腰をはじめとする腰痛は、様々な原因で発症しうるのですが、ここからは一般的に多い原因について解説させていただきます。
ここではレッドフラッグを除外してお伝えしますが、起床時に腰痛が発症する場合は、様々な原因が考えられます。
多くの場合は、いわゆる”寝違え”の状態で、筋肉や関節に原因が存在することが多いです。その発症原因には次のようなことが考えられます。
●寝具の問題 -低反発マットレスよりも高反発マットレスがお勧め
これは個人的見解ですが、私は高反発マットレス、スプリング系のマットレス、普通の布団をお勧めしています。
理由は、低反発系のマットレスは、身体が沈みますので寝返りがしにくくなります。その結果、同一姿勢を長時間保持することになり、寝違えを起こす可能性が高くなるからです。
●軽度の脱水
体重の約1%の水分が失われると、軽度の脱水と言われています。一般的に汗をかいたときや、のどの渇きを感じたときはすでにこの状態です。
日常生活の中では、入浴時、睡眠時、飲酒時に体内の水分量は低下します。入浴時や飲酒時は、水分を摂ろうと思うといつでも取ることは可能ですが睡眠時はそうはいきません。
だから、寝る前までに効率的に水分を摂取しておく必要があります。脱水となれば、筋肉をはじめとする身体組織は正常の活動ができなくなってしまうので、寝違える可能性も高くなります。
睡眠時間が長くなると、上記にも書きました脱水の可能性が高まります。そもそも寝ている時間が長くなるというとは、それだけの間、水分を摂取していないわけですから脱水になりやすいと言えます。
また、睡眠時間が長くなると、身体リズムや長時間臥床による身体への影響等から腰痛を引き起こす可能性があります。
腰痛の中でも、いわゆるぎっくり腰の発生原因として最も多いのが、中腰姿勢での負傷ではないでしょうか?
中腰姿勢での腰痛発症は、筋肉が原因となっているもの、関節が原因になっているもの、そして両方が組み合わさったパターンがあります。
例えば、関節が原因となる場合の多くは、許容範囲を超えた動きが強いられると負傷します。しかし、多くの関節は連動したり、そもそも大きな可動域や遊びがあるので容易に負傷することはありません。
しかし、仙腸関節という背骨の一番下にある関節の場合は、他の関節とはちょっと事情が違います。
というのも、仙腸関節は通常2~3㎜程度の動きしかなく、他の関節に比べてその運動範囲はとても少ないのです。その運動範囲ギリギリの状態で仙腸関節に負荷がかかると、許容範囲を超える動きが強いられることとなりぎっくり腰が発症してしまいます。
筋肉が原因となる場合は、次項が参考になります。
中腰姿勢になるとき、筋肉はどのようなメカニズムで動作を行なっているのか?これがわかれば、中腰姿勢でのぎっくり腰の発生メカニズムを理解することができます。
通常、中腰姿勢を取ろうとしたとき、まずはインナーマッスルが収縮し体幹を安定させます。そして、体幹を安定させた状態でアウターマッスルが収縮して身体を動かします。このメカニズムが破綻すると、ぎっくり腰は発生してしまいます。
例えば、インナーマッスルが正しく収縮しないままアウターマッスルが収縮してしまうと、体幹の安定性が保証されていない状態で身体を動かすことになるので、アウターマッスルは過収縮してぎっくり腰が発症してしまいます。
これは、何も中腰姿勢に限ったことではありません。ふと手を伸ばした時や、くしゃみの時にも起こりうるのです。
筋肉を動かしているのは、「脳」です。脳はどの筋肉をどの順番で収縮させるか、ということをコントロールしています。様々な原因で、その順番や筋主力の調整がくるってしまうと、正しい運動を遂行できないためにぎっくり腰を発症させてしまうことがあります。
どのような動作で疼痛があるか、安静時痛の有無、熱はないか、夜間痛、痛みの性質などのほか、腰以外の部位に出現している症状についても聞き取ります。
動きによって痛みが変わらない、安静時にも同レベルの痛みが持続する、夜中痛みで目が覚めるなどの症状はレッドフラッグのことがあるので注意が必要です。
このように、問診では様々なことがわかります。適切な問診を行うことができれば、問診だけで8割の病態がわかります。手間や時間はかかりますが、問診はとても重要な部分です。
問診ではとらえきれない病態や、細かな病変を突き止めるために重要なのが評価です。評価で注意している点は、一切の先入観を排除するということです。
「これはおそらく○○が問題で○○が炎症を起こしているだろう」と、頭の中で病態を確定させた状態で評価はしません。なぜかというと、先入観をもって評価をすれば、おのずとそのように寄せた評価になってしまうからです。
評価には様々な評価法がありますが、その中でも重要な評価についてお伝えしておきます。
非特異的腰痛では、神経学的所見は見られませんが腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などではみられます。
神経学的所見とは、神経系に何らかの異常があるとき、どの部位に障害があるのかを判定する際に用いる検査で、反射・知覚検査・筋力検査・理学的検査を行います。
これらの所見をとることによって、神経に何らかの異常があるのかどうかだけでなく、神経の障害レベルを判断することもできます。ここで腰椎椎間板ヘルニアなどの神経障害のある病態を除外します。
ぎっくり腰をはじめとする腰痛の多くは、運動時に痛みを伴います。どの方向に動かしたときに、どこが痛いか。それによって病態は変化しますので実際に動かしてみて評価します。
ぎっくり腰の患者さんは、痛みのためなかなか可動域検査を正常に行うことは難しいです。その場合は、患者さんの姿勢(体幹前傾位、骨盤後傾位など)を詳細に記録し、最終的な病態把握につなげます。
腰痛の病態を明らかにするため、様々な理学検査が存在します。じゅん整骨院では、様々な理学検査を行って的確な病態把握につなげています。
実はこれが一番難しい部分です。この所見と想定している病態は一致しているのか?想定した病態は確実に除外できるのか?他の所見はその病態は一致するのか?この作業を繰り返して、最終的に1つの病態をあぶりだします。
最後に、最終的に想定した病態とすべて所見の整合性を確認します。このように、所見から病態を特定していきます。
「腰」という構造体自体が損傷した状態を構造的破綻といいますが、それに対し、構造体を損傷させる原因である身体の機能的な異常を機能的破綻といいます。
具体的には、筋出力の低下や亢進、筋の発火順の不整、筋の反応性の低下など(運動制御)、目には見えない異常(機能低下)が構造的破綻を引き起こします。
運動制御(モーターコントロール)とは、運動の根幹的メカニズムを統制もしくは指揮する能力とされています。ちょっと難しいですね…。要は、脳が人間の身体をどうやって動かしているのかということです。
運動制御がうまくできなくなると、関節、靭帯、腱、筋肉に異常な負荷が加わり、損傷を起こす可能性があります。
脳の役割は、運動の状態を把握して予測可能な変化に対する運動プランを作ることです。そして予測不能な変化に対して急速な対応を講じることです。さらに、末梢のセンサーやその他の感覚から、適切なタイミングと活動量で筋肉を働かせることです。
ぎっくり腰などの急性期では構造的破綻が起こっています。このような場合は、損傷した組織を修復させるための施術が必要となります。多くの院はここで施術が完了します。
メンテナンスといいつつ、単にマッサージをしているだけ…というところも少なくありません。
しかし、腰痛の再発率を低下させるためには、病態が発生しうる身体の機能的破綻(機能低下)への施術が重要となることはあまり理解されていません。
最初は、運動制御に異常がなくても力学的な負荷などにより腰痛(必ずしも腰痛ではない)が発生し、もしくは誤った使い方の繰り返しにより運動制御に異常が起きて「機能低下」を引き起こします。
そしてその機能低下が原因となってまた腰痛になるのです。これを繰り返しているわけです。
よって腰痛が起こった際に損傷された組織だけ改善させても、その根本である機能的な問題は残っていますから、また些細な原因で腰痛は発症します。
つまり、「ぎっくり腰が癖になる」のではなく、そもそもぎっくり腰が発生原因である機能的破綻(機能低下)への施術が行われないためにぎっくり腰が再発しているのです。これが再発の原因です。
再発の累積リスクについて論文1)では、「患者の73%は12か月以内に少なくとも1回再発した」とされています。ちなみに3ヵ月以内の再発率は26%、3年後では84%の再発の累積リスクがあると報告されています。
・3ヵ月以内の再発率26%
・12ヵ月以内の再発率73%
・3年後の再発率84%
動きを制御している「脳」の異常を様々な検査で見つけ出し、修正することで機能的破綻(機能低下)を改善し、腰痛の再発率を低下させることができます。機能的破綻(機能低下)を評価するためには、次の3つの視点が鍵となります。
筋力低下と考えられているものは、実は筋が抑制された(力が入りにくい)状態である可能性があります。
筋力は筋断面積(太さ)に比例していて筋自体が持っているパワーです。一方で筋出力は、筋自体の能力というよりはむしろ、筋を動かしている「脳」がコントロールしているものです。
つまり、脳の異常によって筋出力が低下している状態が機能低下を引き起こします。
素早い動きを行うときや繰り返し動作を行うときには、その運動を起こす前にその収縮順が脳で定義されています。そして、運動を遂行する指令と同時に、そのプログラムされた筋肉の収縮が順に始まります。
だから基本的に動作中は、予測不能なことに関しては対応することはできません。
しかし、これではすぐに障害が起こる可能性があるため、多くの場合、脳は身体の各所にあるセンサーからの情報をもとに身体を制御しています。
例えば、背筋は大きな力を持っています。よって背筋の早期もしくは過剰な収縮は脊柱に対して圧迫力を強め、腰痛の原因ともなります。背筋の早い収縮、お尻の筋肉の収縮が遅れるなどの筋肉の収縮する順番のズレは、腰痛に大きな影響をもたらす可能性があります。
前述の「筋出力の低下」「筋肉の収縮順」などと同様に神経と筋肉の協調性に異常が生じると、筋肉の反応性は低下します。筋の反応性とは、適切なタイミングで筋収縮が起こっているかということです。
例えば、「力を入れて耐えてくださいね」と言われた時、筋肉の反応性が低下していると、いくら筋出力に問題がなくても耐えることができません。
まずは構造的破綻、すなわち壊れた組織を修復させることが最優先となります。これが病態に対する構造的アプローチです。そして、構造的破綻修復後は、壊れた原因となる機能的破綻を改善します。それが機能的アプローチです。
こうして、腰痛を改善するためには、構造的破綻から機能的破綻へと施術を進める必要があるのです。そうすることによって、そもそも腰痛になる可能性を低下させることができるのです。
それでは、一体どのように施術を展開していくのかというと、構造的破綻の場合は、問診、評価、病態把握を進める中で、様々な所見をとりました。構造的破綻への施術はその所見を一つ一つ取り除いていきます。
多くの文献で、単に筋力を強化したり関節可動域を拡大したりするだけでは、習慣化した異常運動パターンの改善にはつながらないと結論付けられています。
また、単純なエクササイズや筋力トレーニングでは抑制された筋は正常化せず、むしろ抑制されたままエクササイズを行うことになるため、傷害が発生する可能性があるとされています。
さらに、抑制され弱った筋に対して筋力エクササイズの目的で抵抗運動を行うと、その活動性は増大するというより、むしろ低下する傾向にあるとも言われています。
一方で、機能低下した筋へ外的なアプローチを行うことによって運動制御に変化を与え、改善することができるとされています。
つまり、機能改善を図る場合は治療的介入が必須であることがわかります。
このような観点から総合的に考えて、じゅん整骨院では評価で機能低下と判定した筋や運動に対して、様々なテクニックを用いて機能改善を図っています。
2003年、シドニー大学でのコホート研究では、急性腰痛(ぎっくり腰)は1ヶ月以内に疼痛、機能障害ともに58%の改善がみられた。さらにその改善は3ヶ月後までみられたとのこと。
しかし、その後の改善はほぼ一定にとどまり、低レベルの疼痛および障害は3ヶ月から少なくとも12か月までは持続する。と報告されています。つまり、、、
・急性腰痛は1ヶ月以内に58%改善する
・改善は3ヶ月後までみられた
・3ヶ月以降はほぼ不変
・3~12ヶ月は低レベルの疼痛は持続する
こちらは当院の実績となりますが、通院頻度が週に1~2回で施術を行なった場合、最速で1ヶ月、最長でも3か月で改善しています。個々の患者さんによって機能低下レベルに相違があるため、改善にかかる期間は前後します。
こちらも当院での実績になりますが、ぎっくり腰の再発率は4.8%、軽度の腰痛の改善率は49.1%、軽度の腰痛の発生率は全体的に低下。
さらに、腰痛になった場合の施術期間について、過去に1ヶ月以上の施術期間を要していたのは34%に対して、機能改善後は3.8%にまで低下しています。
このように再発した際の施術期間においても、大幅な施術期間の短縮を図ることができています。
※2018年2月14日時点 当院機能改善患者への調査による
いかがでしょうか?腰痛が治らない理由を理解することによって、どうやったら腰痛を改善することができるか?その具体的な内容をお話しさせていただきました。
そして、今までの常識や考え方のままで腰痛を改善することはできないということがご理解いただけたのではないでしょうか?
じゅん整骨院では、結果の出なかった今までの常識や考え方から脱却し、そして新しい腰痛施術の考え方と具体的な施術方法を行ない、腰痛でお悩みの患者さんを一人一人救っていければと思っています。
初診の場合は、ご予約が必要となります。まずは、お電話にて現在の腰の状態をお聞かせください。そのうえで、あなたにどんな施術が適切なのか最善のご提案をさせていただきます。その際に、何かご心配事がありましたらお気軽にご相談ください。
あなたの腰痛がよくなることを心より願っております。
じゅん整骨院 院長 黒川 純
この記事内で参考にした文献および関連文献
※以下文献の中で使用していない文献もございますが、私が提供している構造的アプローチ、機能的アプローチでは以下全ての文献を参考に構成しております。
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