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日本人の多くが悩まされる「肩こり」ですが、多くのケースで改善に至らないのは、その病態が医学的に正しく理解されていないためです。
一般的に行われるマッサージやストレッチは、一時的な筋緊張の緩和や血流改善には寄与しますが、肩こりの「真の原因」には到達していません。むしろ、過度なマッサージは筋肉を防御的に硬化させ、症状を慢性化させる要因となります。
じゅん整骨院では、肩こりを単なる「肩の筋肉の問題」とは捉えていません。事実、当院を訪れる患者様の約90%以上において、生理的な緊張を超えた異常な筋肉の硬さは認められません。
肩こりの本態は、筋肉の物理的な「こり」ではなく、別の部位から発生している信号による「放散痛(異常感覚)」です。当院では、最新の臨床知見と機能解剖学に基づき、肩こりを再定義します。
肩が凝ると「揉んでほしい」という欲求が生じますが、マッサージは一時的な対症療法に過ぎません。外部からの過度な圧迫は筋線維を微細に損傷させ、修復過程でさらに組織が硬化する「防御的収縮」を招くことが分かっています。
揉めば揉むほど筋肉が硬くなり、より強い刺激を求める負のスパイラルに陥ります。
当院の臨床データでは、肩こりを訴える患者の約90%以上において、僧帽筋等の筋緊張は生理的範囲内に留まっています。座った状態で肩が硬く感じるのは、重い腕を支えるための正常な「支持緊張」であり、病的な凝りではありません。つまり、組織の硬さと自覚症状(凝り感)は必ずしも一致しません。
ストレートネック(頚椎前弯の消失)を指摘されるケースが多いですが、これ自体が直接的な痛みを生むわけではありません。ストレートネックであっても無症状の層は多数存在します。
姿勢や運動不足は要因の一つにはなり得ますが、それらは「なぜその部位に、そのタイミングで痛みが出るのか」という具体的な病態を説明するものではありません。
当院では、安易な一般論に依拠せず、機能解剖学的な視点から症状の真の原因を特定します。
臨床現場での徹底した検証の結果、肩こりの多くは肩の筋肉自体ではなく、頚椎(首の骨)の椎間関節に起因する「放散痛(ほうさんつう)」であると推察されます。
日常生活における微細な頚椎への負荷が、神経系を介して肩や背中に違和感や凝り感として出現します。当院では以下の3つの組織を重要視しています。
当院では、一時的な慰安ではなく、病態を科学的に分析し、以下のプロセスで介入を行います。
必要に応じて頚椎周辺の組織や神経の動態をリアルタイムで観察し、組織の滑走不全や微細な炎症の有無を確認します。
肩の筋肉を揉むのではなく、こり感や痛みの原因である頚椎椎間関節の可動性を改善し、神経周囲の軟部組織に対して徒手療法を行います。頚椎を急激に操作する(ボキボキさせる)スラスト法は一切行わず、解剖学的に安全な手技を選択します。
慢性的な疼痛や倦怠感は、細胞レベルの代謝異常が関与している場合があります。マグネシウム不足や鉄欠乏、タンパク質代謝の不全が関与している場合があります。
細胞レベルでの代謝改善を図り、痛みを感じにくい身体環境を構築するため、必要に応じて身体の内側から治癒系を最適化する栄養面のアドバイスを行います。
肩こりに付随する「緊張型頭痛」「眼精疲労」「全身倦怠感」といった不調も、頚椎および神経系への適切なアプローチによって改善が期待できます。
肩こり施術は、原因疾患が明確でない慢性的な症状のため、保険適応外の自由診療となります。詳細は料金表をご参照ください。
肩こりは「体質」として諦めるものではありません。根拠のない習慣や固定概念を排し、事実に基づいた当院の病態鑑別をご検討ください。