Blog記事一覧 > 間違った常識 | 岡山市・備前西市駅・南区西市 じゅん整骨院 - Part 2の記事一覧
先日、11月12日は”岡山マラソン”がありました。
当院の患者さんもたくさん走るので、都合の合う時は毎年沿道に出て応援しています。私一人で…。
というのも、家からマラソンコースまでの距離はすごく近いのでいつも息子や娘を誘うのですが、あまりマラソンに関心がないようでいつも私一人で沿道に出ているんです。
ま、でも患者さんの走る姿を少しでもみたいので、今年も朝9時ごろから沿道に出て応援しました。
私が沿道に立つ場所は、確かスタートから6〜7km地点なので、まだまだ団子状態でどこに患者さんがいるのか見つけるのはかなり難しい状態です。
でも、最終的に二人の患者さんと二人の知り合いを見つけました!直接「頑張れ!」って言えたのでよかったです。
それにしてもマラソンってすごいエネルギーを使うスポーツです。タンパク質、脂質、炭水化物などの三大栄養素も当然のこと、ミネラルなどの微量栄養素もどんどん使われますし、汗からもたくさん喪失します。
だから、マラソン選手の栄養管理ってすごく難しいと思います。
そうそう、だから途中の給水で何を摂取するのか?もタイムに大きな影響を及ぼすと思います。
そして、マラソンが終わってもその後の体の管理やケアも大変です。喪失した栄養素を単に摂取するだけでは、なかなか回復しないと思います。
身体が正常であればいいんですけど、マラソンの後は栄養がマイナスの状態ですから、たくさん摂取しないと回復しないのです。
栄養素としてはビタミンC、タンパク質、鉄は少なくとも必要と考えられます。もちろん、他にも摂取すべき栄養素はありますが、まずはこれらの栄養素に注意してみて下さい。
さらに、筋肉も大きなダメージを受けていますから、筋肉のケアも必要です。軽いストレッチの反復やラジオ体操的な運動も、全身血流量を高めて身体の回復を促すという意味で有効と考えられます。
ただ、マッサージはやめてくださいね。意外と知らない方が多いのですが、マッサージは筋肉にダメージを与えます。
つまり、マッサージはダメージのある筋肉にダメージを与える行為になりますから、その時は気持ちいいと感じるかもしれませんが、結果的に身体にはストレスをかけていることになりますのでご注意ください。
例えば当院の場合ですと、筋肉にストレスを与えないように配慮しつつ、組織修復促進や自律神経調整を図る特殊な物療機器を使用して、マラソンによって受けたダメージや様々な症状の早期回復を図っています。
あとは睡眠ですね。
睡眠することによる身体の回復は誰でも理解できると思いますが、これだけ疲労した身体を回復させるための睡眠となると、ちょっと工夫したほうがいいかもしれませんね。
例えば、アロマオイルを焚くのも良いと思いますし、自分の好きな音楽を小さな音で流すのもいいと思います。もちろん、両方するのもおすすめですね。こうして睡眠の質を上げる、リラックスするというのは身体の回復には非常に重要かと思います。
選手の皆さん、岡山マラソン、お疲れ様でした。
今日からは組織の回復に努めてください!
いわゆる”坐骨神経痛”とは、坐骨神経に沿って足に痛みやしびれなどの症状が出るもので、一般的に太ももの裏やふくらはぎに症状が出ます。
つまり、坐骨神経痛とは病名ではなく、”坐骨神経に沿って痛い”という症状を表している名称ということです。例えば、頭が痛いことを頭痛と言いますが、坐骨神経痛も同じことということになります。
そう考えると、坐骨神経痛は症状ということですから坐骨神経痛の原因をちゃんと見つけなければなりません。
坐骨神経に沿った痛み症状の原因には、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間関節炎、腰椎椎間板炎、梨状筋症候群など様々です。
まずは、自己診断せず、専門の医療機関である整形外科や脳神経外科、もしくは整骨院にて専門的な検査等を受けていただくことをお勧めします。
なぜなら、自己診断で誤った判断でストレッチや筋力トレーニング、エクササイズ、マッサージなどを行うと、病態や症状を憎悪させてしまう可能性があります。また、症状の改善が悪くなってしまう場合もあります。
坐骨神経痛を生じる病態は様々です。そしてのその判断には専門的な知識が必要です。
岡山市のじゅん整骨院にも、坐骨神経痛を訴える患者さんが多く来院されています。
当院では問診から触診、徒手検査、そして必要に応じてエコーにて画像検査も行なっており、必要に応じて整形外科や脳神経外科への紹介も行なっております。
坐骨神経に沿った痛みや痺れなどの症状でお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。
”踵の痛み”を訴えて来院された30代女性。
他院で足底筋膜炎(足底腱膜炎)と言われ施術を受けていたけど、なかなか改善しないため当院を受療されました。
触診にて圧痛部位を確認すると、足底筋膜炎で一般的に圧痛が認められる踵骨突起ではなく、その少し遠位部でやや内側よりに圧痛が認められました。
そこは、母趾外転筋という筋肉があるところ。つまり、この患者さんの”踵の痛み”の原因は足底筋膜ではなく、母趾外転筋が原因で発生したJogger’s. footだったんです。
そりゃ足底筋膜炎として施術してたら改善しません。病態把握、やっぱり大事です。
また、子供の成長期においても”かかとの痛み”や足底筋膜炎のような症状が発生することがあります。
そもそも足底筋膜炎は、足の裏にある足底筋膜が炎症を起こす状態で、起床時一歩目の痛みや歩行時の強い痛みを伴います。
足底筋膜炎の原因は様々ですが、足底筋膜に対する過度なストレスや成長に伴う身体変化、及び栄養不足などが考えられます。
ただ、子供の場合は年齢にもよりますが、足底筋膜炎ではなく踵骨骨端線離開も多く発生するため、詳細な鑑別が必要になります。
当院では、臨床所見とともにエコー(超音波画像検査)にて患部の詳細な病態把握に努めており、足底筋膜炎や踵骨骨端線離開、Jogger’s. footなど踵の痛みの原因を突き止めています。
なお、一般的に”踵の痛み”に対してテーピングやインソール、ストレッチが有効とされていますが、ほとんどの症例でこれらの方法では症状は改善しません。
なぜなら、例えばテーピングやインソールは痛みの軽減には有効かもしれませんが、痛みの原因に対してはアプローチできないからです。
またストレッチについては、足底筋膜の柔軟性が欠如していれば有効かもしれませんが、柔軟性の低下自体が足底筋膜炎の発生原因ではなく、また痛みの直接的な原因ではないのでこれもまた有効とは言えません。
まずは”踵の痛み”の原因を明確にして、適切な施術方法を考える必要がります。当院の場合、様々な”踵の痛み”に対するアプローチを選択することができます。
患部の血流量の改善やマクロファージの活性化、組織の粘弾性向上を目的とした超音波、痛みの抑制と組織修復促進を目的としたハイボルテージ(高電圧治療器)と微弱電流(エレサス)、あの大谷翔平選手や片山晋呉選手も使用している拡散型圧力波(ショックマスター)などの物療機器をはじめ、徒手では神経系モビライゼーション、筋間リリース、結合組織や関節に対するアプローチなど、様々な施術の中から患者さんの病態に合わせて選択し施術しています。
このように岡山市のじゅん整骨院では、問診をはじめ、理学所見、画像所見などから細かく病態を把握し施術しております。さらに、必要に応じて栄養状態も確認させていただき、適切な栄養指導もさせていただいております。
足の”踵の痛み”でお困りの方は、まずはお気軽に当院までご連絡ください。
”寝違え”によって起こる首の痛みは、ときに背中の筋肉や神経に影響を与えることがあり、激しい痛みや首が動けなくなることがあります。激痛で動けないぐらいほどの痛みが首にある場合は、日常生活においても非常に不自由であり、不安になります。
そもそも”寝違え”の発生原因は、寝姿勢や寝具の問題、疲労、脱水など様々です。また様々な原因が積み重なり発生することもあります。
そして、”寝違え”の病態も様々です。一般的には首の筋肉が筋違えたという表現をされることもあり、筋肉が痛まっているものという認識が強いかもしれませんが、寝違えは筋肉だけでなく関節や神経、膜組織など様々な組織が原因となります。
したがって、施術においては寝違えの病態を明確にして、負傷している組織にフォーカスしたアプローチを行う必要があります。だから、単に「寝違えだね」と安易に考え、マッサージだけを行うようなことはしません。
また、”寝違え”によるの首の痛みを和らげるために湿布を試す方もおられますが、湿布は痛みをある程度は軽減してくれますが、実は組織の修復を遅らせてしまう可能性があります。
さらに、ストレッチも効果的な方法の一つとして一般的にされることがありますが、痛めたばかりの首にストレッチを行うと痛みが増強する場合もありますので、寝違えた当日は控えてください。
岡山市にありますじゅん整骨院では、”寝違え”の病態を細かく把握し、早期改善のため様々な手法を用いて施術しております。ときには整形外科でも使用される機会が増えてきたエコー(超音波画像検査)などを用いて、関節や筋肉などの状態を細かく観察しています。
なお、”寝違え”の施術においては、正しい知識のもと正しい処置と施術が非常に重要となりますので、2、3日しても改善しないような寝違えをされた場合は、お早めにご連絡ください。
”突き指”は、スポーツや日常生活で頻繁に発生する怪我の一つです。 特に子供やスポーツ選手によく見られます。 この記事では、”突き指”の施術法や対処法について説明し、早期回復をサポートする方法を紹介します。
”突き指”は、指の付け根や関節に外力がかかり、骨や靭帯などの組織に損傷を与える怪我です。
症状には内出血、腫脹(腫れ)、痛みなどがみられ、指を曲げたり、使ったりする際に痛みが生じます。ときに曲げても痛くな場合もありますが、早期に適切な処置をしておくことが重要です。
”突き指”を早く改善するためには、負傷直後のアイシングが非常に重要です。 ナイロン袋に氷と水を入れ、患部に約20分間直接当てます。アイシングを行うことにより、内出血や腫れを軽減させます。
また、指を固定するためにテーピングを使用することも一般的ですが、テーピングはあくまで応急手当てであり、テーピングだけでは的確な固定ができません。
岡山市のじゅん整骨院では、”突き指”の施術を得意としていますが、当院では以下のような特殊な固定を行っています。
> https://jun-seikotsuin.com/cast
”突き指”と似た症状に、骨折や腱の断裂を伴ったマレットフィンガーにも注意が必要です。
また、子供の突き指の多くは骨折を伴っていることがある一方で、指の骨折は、急性期ではなかなかレントゲンには写らず、見逃されることも少なくありません。
当院では、骨折や腱の断裂を見逃さないためにもエコー(超音波画像検査)にて患部の詳細な病態把握に努めています。つまり、臨床所見とともに画像を参考にすることで、骨折の見逃しを最小限にとどめることができます。
特にバスケットボールやバレーボールをはじめ、野球ではキャッチャー、サッカーではキーパーなど、ボールを受け止めることの多いスポーツ選手は”突き指”のリスクが高い傾向にあります。
しかし、”突き指”を完全に予防することは難しいため、突き指をしたときにすぐにかかれる”かかりつけ整骨院”を見つけておくことがスポーツ選手にとっては非常に大切となります。
”突き指”は、子供から大人まで誰にでも起こる怪我です。整形外科ではあまり積極的には行われていませんが、適切な処置と応急処置を行うことで、日常生活やスポーツ活動への早期回復・復帰を期待できます。
昨今、岡山県内では多くの整骨院がありますが、このような適切な突き指の処置や施術ができる整骨院は数少ないのが現状です。
”突き指”をされた際には、まずはお気軽に岡山市にあるじゅん整骨院までご連絡ください。
足首の”捻挫”は、日常生活やスポーツ活動の中で頻繁に発生する怪我です。この記事では、足首の”捻挫”に関する基本情報と、効果的な治療方法について説明します。
足関節”捻挫”の85%は、足首を内側に捻って発生する外側靭帯(前距腓靭帯)損傷ですが、中には他の踵腓靭帯、前下脛腓骨靭帯、二分靭帯、後距腓靭帯、背側踵立方靭帯などの損傷やこれらが合併した重度の”捻挫”となる場合もあります。
また、特に小学生の足首の”捻挫”は注意が必要で、外くるぶしに骨折を伴うこともあるため正確な病態把握が重要となります。
足首の”捻挫”は、歩行やランニング中に踏み込んだときに誤って足首を内側にひねったり、スポーツ中の転倒などが原因となります。また、一般的には段差を踏み外したり、ふとした瞬間にいきなり足首を捻っていまうこともあります。
足首の”捻挫”の一般的な症状には、痛み、腫れ、内出血、荷重時痛および歩行時の痛みがみられます。このように歩行や足首を動かす際に痛みを感じることが一般的です。
しかし、痛いけど歩けるという場合も多いため、足首の”捻挫”が軽視されることもあります。歩けるけどくるぶしが痛い場合はできるだけ早期に適切な処置を受けていただくことをお勧めします。
捻挫を的確に判断するためには、足関節の詳細な解剖学的な知識と画僧検査が必要になります。画像検査といっても、整形外科などでよく行うレントゲンでは靭帯がうつらないため、的確な判断はできません。
当院ではエコー(超音波画像検査)にてどの靭帯がどの程度損傷しているのか?小さな骨片を伴う裂離(剥離)骨折を起こしてないかなど、患部を詳細に検査しています。
基本的には手術をしない保存療法が選択されることが多いです。
足首の”捻挫”の応急処置として患部のアイシングを行い、必要に応じて微弱電流などの物理療法を行います。
なお、病態、重症度に応じて患部を固定します。
固定にはギプス固定、シーネ固定、包帯固定、テーピング固定など様々な固定方法がありますが、病態や重症度によって適切な固定方法を選択しています。
なお、ギプス固定については、近年では長期間のギプス固定は避けるべきとされいて、受傷後早期から装具を着用して荷重とリハビリテーションを行うFanctional Treatmentの有用性がエビデンスレベルの高い論文で証明されています。
しかし、組織修復を開始させるためには最低限の安静期間が必要であり、他の文献では短期間のギプス固定はfunctional treatmentと同等か短期的にはより良い成績が報告されています。
また、ギプス固定を行う場合は、拘縮や筋萎縮など様々なリスクも懸念されます。
そこで当院では、硬化しても柔らかいちょっと不思議なギプス(ソフトキャスト)を使用しています。
固定についての詳細はこちらのページも参考にしてみてください。
> https://jun-seikotsuin.com/cast
ギプス固定の場合、当院では10日間の固定とし、外側靭帯群のみの損傷であれば、初日から全荷重および歩行を許可しています。
当院で使用しているソフトキャストは、ハードキャストに比べて適度な柔らかさがあるため、患部の安静を図りながらもある程度の関節の動きを許容でき、かつ足底部が柔らかいため、荷重しやすく歩きやすいという特徴があります。
捻挫の早期改善には、専門的知識を持って施術(リハビリ)を行う必要があります。関節可動域訓練や弱った筋肉の回復など患者さんの症状によって様々な施術を行なっていきます。
また、早期回復という観点では栄養学的視点が非常に重要です。当院では、靭帯損傷や骨折を伴っている場合は、特に栄養指導もさせていただいています。
”捻挫”の予防には、適切なウォーミングアップ、クールダウン、運動フォームの注意、および適切な靴の選択が重要と言われています。
しかし、最も重要なことは早期に適切な判断と応急処置を受けることです。足首の捻挫は一般的なスポーツ外傷ですが、適切な治療と予防策を実施することで、早期回復と再発のリスクを軽減できます。
足首の”捻挫”は痛みや腫れを伴い、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすことがあります。 初期段階で適切な治療を受け、再発を予防することが重要です。 足首を”捻挫”した際はお早めにご相談ください。
膝に痛みが出るとよく「”膝の軟骨”がすり減って痛いんだよ」と言われます。
確かに膝には軟骨があり、整形外科や病院でレントゲンを撮ると軟骨がすり減っていることがあり、痛み止めと湿布を処方されることがあります。しかし、軟骨には神経がないため、実は軟骨がすり減っても痛みは出ません。
ちなみに軟骨がすり減るとなると、関節の変形も生じますが、骨が変形するだけでは痛みは出ません。つまり、関節の変形も痛みにはそこまで関与していません。
なお、一般的に軟骨は再生能力に乏しく、すり減った軟骨はなかなか元には戻らないとされています。
では、なぜ膝が痛いのか?整形外科や病院ではレントゲン撮って変形してるとか、軟骨がすり減っていると言われたけど、それが原因ではないとしたら何が膝の痛みの原因なのか?
膝関節の痛みの原因は、骨や軟骨以外の神経、筋肉、疎性結合組織、脂肪組織などです。
これらの組織に原因があり、膝に痛みがでます。岡山市にあるじゅん整骨院では、これらの組織のうち、何が膝の痛みの原因になっているのか?ということを様々な徒手検査やエコー(超音波画像検査)などを用いて判断しています。
病態がわかれば、様々な施術方法を検討します。ただし、当院では単に痛みを止めるだけとか、サポーターを勧めたりという一般的な施術は行なっていません。
まずは、原因となっている組織がどのような状態になっているのかを把握し、その組織に対して直接的なアプローチを行なっています。例えば、原因となっている組織のみにストレッチを行なったり、物療機器を用いて動かしたり疼痛抑制を図るなどの施術です。
さらに当院では、膝の痛みが強い場合は、医療機関でしか購入できないサプリメントや当院も取り扱っていますので、
膝の関節に痛みがある、膝を曲げると痛みが出る、膝の内側が痛い。
このような症状でな悩みの方は、当院までご相談ください。
ランニング中やランニング後に感じるすねの内側の痛みは、”シンスプリント”の可能性があります。
”シンスプリント”は疲労骨折や骨膜炎をはじめ、後脛骨筋という筋肉が原因となっていることがあるとされています。
ランニングなど足の繰り返し動作による過度の負担や、ニーイントーアウト(膝が内側に入ってつま先が外に出ている状態)、踵のオーバープロネーション(踵の過度の回内)が”シンスプリント”の主な原因と言われ、フォームの改善やインソールを作成される場合もあります。
症状が出た場合は、休養が最も効果的な治し方の一つとされ、整形外科や病院では運動を休んで疲労を取り、骨や筋肉に回復の時間を与えましょう‥と指導されることが多いです。
また、適切なランニングフォームや靴の選択も重要で、疲労骨折や骨膜炎の予防に役立つとされています。
と、ここまでが一般的な”シンスプリント”の病態と施術内容です。
しかし、一向に治らない!インソールも買って、フォームも改善した。休養もとったのによくならない。そうお悩みではないでしょうか?
それもそのはず。実は、この一般的なシンスプリントの解釈は間違っているからです。
発生原因はほぼ一緒です。ニーイントーアウトやオーバープロネーションは、シンスプリントの発生原因の一因となっていると思います。加えて、走るときで言うと、蹴るときにつま先が外に向いていることも原因となります。
また、栄養面での問題もあります。小学生、中学生、高校生がシンスプリントになるのは蛋白質、ビタミンC、鉄などが足りていない可能性があります。
これらの年代は、The成長期!成長期には、蛋白質、ビタミンC、鉄などが大量に必要です。しかし、部活やクラブチームなどの練習はとてもハードです。そうでなくてもこれらの栄養素が大量に必要なのに、これだけハードな練習を毎日するとなると当然栄養不足になります。
つまり、シンスプリントのもう一つの原因は蛋白質、ビタミンC、鉄などの栄養不足ということです。栄養不足により細胞の回復が追いつかず、痛みを生ずるようになるのです。
次に病態についてですが、一般的には疲労骨折や骨膜炎、筋肉の問題と指摘されています。
確かに疲労骨折については画像検査で明確です。当院でも超音波画像検査(エコー)で患部を描出して疲労骨折がないか確認しています。なので、これについては異論はありません。
しかし、骨膜炎とか筋肉の問題というのは、実は画像ではあまり明確に捉えることはできません。つまり、本当に痛みが出ている部分で骨膜炎や筋肉が原因であることを証明することは難しいということです。
ただ、痛みの出方や部位などの詳細を確認していくと、多くの場合はすねの内側の骨(脛骨)の縁に沿って線状に痛みがあります。この線状の痛みというのは特徴的です。
通常、足首の捻挫やぎっくり腰になったときには、線状に痛みを訴えることは少ないです。通常は点もしくは円状に痛みを訴えられます。
つまり、局所で組織の損傷があれば、点もしくは円状に痛みが生じるはずです。しかし、シンスプリントの場合は線状に痛みが生じることが多いです。
実は、この線状に痛みが生じているときは神経が原因となっていることがあります。そう、神経が原因で痛みが生じるときは線状に疼痛が生じるという特徴があるのです。
さらに、一般的に”シンスプリント”になると運動を制限されます。運動を制限すれば、患部にストレスがかからないので症状は緩和するかもしれません。また、早くよくするためにと思い、運動を制限するのだと思います。
でも、運動したいからどうにかしたくて整形外科や病院、整骨院にかかったのに、運動制限されては受診したことを後悔してしまします。
当院では、基本的に運動をやめなさいとか、中止を宣告することはほとんどありません。もちろん、病態によっては制限することもありますが本当に少ないです。
当院の考え方としては、運動したいから…という患者さんの気持ちを念頭に、運動できるように徹底的にサポートするという考え方です。
もちろん、痛みが出る動作は避けていただきますが、痛くなければ何をしてもいいというスタンスです。
また、フォームを改善するのであれば、痛みがある中で行うことはとても効率的です。というのも、フォームを改善する際のポイントは、痛みが出ないフォームを探すことです。
これは痛みがあるときにしか確認できません。痛みがなくなってしまうと、どのフォーム、動きで痛みを引き起こすかがわからなくなってしまうからです。痛みの出ないフォームを探し出すことによって、同じ痛みが再発することも少なくなります。
このように当院では、かなり細かく痛みの原因を探っていきます。必要に応じてエコーも使用します。そして、患者さんのスポーツや運動をしっかりとバックアップしております。
”シンスプリント”でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
”腱鞘炎”とは、その名の通り腱鞘という組織で炎症を起こしたもの。
先日、肘の外側が痛いと訴える患者さんが来られたのですが、当院に来るまでに整形外科や整体、整骨院にも行ったそうです。
そしてどこで言われたかは覚えてないとのことでしたが、”腱鞘炎”と言われたそうです。しかし、なかなか症状が改善しないため、ネットで色々探して当院にたどりついたとのこと。
ただ、”腱鞘炎”は腱鞘という組織で炎症を起こす病態ですが、肘の外側には腱鞘がないため”腱鞘炎”にはなりません。このように何でもかんでも”腱鞘炎”と判断されているケースが多々あります。
この患者さんの場合は、短橈側手根伸筋という筋肉の部分断裂でした。
やはり病態把握が正しく行えないと、適切な施術ができないため症状は改善しません。
当院では超音波画像検査(エコー)にて、患部の詳細な病態把握に努めています。この患者さんの場合も肘の外側にエコーを当てると、筋肉が損傷している像が観察されました。
なかなか症状が良くならない、原因がわからないとお悩みの方は、まずはお気軽に岡山市のじゅん整骨院までご相談ください。
「先生、”柔軟性”がないからですか?」
このように、患者さんから”柔軟性”についてよく質問されます。
一般的に”柔軟性”がないと腰が痛くなるとか、”柔軟性”がないと怪我しやすいとか、スポーツのために”柔軟性”を高めるなどと言われます。
逆の言い方として、身体が硬いから腰を痛めやすいとか、身体が硬いから怪我をするとか、そんな感じで、あたかも身体が硬いから何でもだめ!みたいに言われます。
しかし、それは全くの嘘です。
そもそも身体が硬くても腰痛になったことがない人はたくさんいますし、身体が硬くても怪我をしにくい人もいます。そして身体が硬くても結果を出しているスポーツ選手もたくさんいます。
ちなみに、私は関節という関節がすごく硬いです。前屈は手が床につきませんし、よく皆さんがやる背中で手を組むどころか指が触れ合うことすらできません。開脚は80度でめっちゃ痛いです。
こんな硬い私ですが、ずっと柔道をしていました。もちろん、高校時代もこの硬さでしたが、なんとこの硬さで県で優勝したり、国体にもいきました。大学時代には関西で5位までいきました。
あまり自慢できるレベルではないですが、こんなに身体が硬い私でもこれだけの生成期を残すことができたということです。
よく考えてみてください。いくら開脚が180度まで開いても柔道が強いということにはつながりませんし、100m走が速く走れるということではありません。
ただ、新体操の選手やフィギュアスケート、バレエの選手には”柔軟性”が必要です。点数に直接結びつきますから。でも、ほとんどの競技では、”柔軟性”は評価されません。
つまり、”柔軟性”なんてどうでもいいのです。
当然ながら、腰痛や肩こり、膝の痛みなども”柔軟性”とは全く関係がありません。だからいくらストレッチをしてもこれらの症状は改善しませんし、予防することはできません。
大事なのは柔軟性ではなく、その症状を引き越している本当の原因です。岡山市のじゅん整骨院では、この本当の原因を突き詰めた病態把握、そして施術を行っています。
とはいえ、ストレッチ自体は健康の維持増進には効果的との論文もありますので、全てに意味がないということではありません。
”柔軟性”を高めるという考え方ではなく、全身のストレッチによって健康の維持増進を図るという意味で行っていただくことを推奨します。