例えば、腰を痛めたら股関節や臀部も一緒に痛めることがあります。そのため、”詳しい病態”を考える必要があります。
他にも…
突き指したら指を伸ばす筋肉や手首を支える筋肉を痛めることがあります。
足首を捻挫したら、捻挫しない等に足首を制御している長・短腓骨筋という筋肉を痛めたり、場合によっては膝の関節や股関節、腰を痛めてしまう場合もあります。
そして膝を痛めたときには、足首や股関節、臀部、腰を痛めることがあります。
このように負傷原因から運動連鎖的に考えると、主症状部位以外を損傷していることがあります。
患者さんは、主に症状がある部位に強く痛みなどを自覚するため、他に損傷があっても気づいていないことがあります。
しかし、この主病巣以外の病態がときに痛みを長期化させます。
そのため当院では、こうした見逃しを回避するにも負傷原因の詳細な聞き取りをはじめ、さまざまな検査を行っています。