Blog記事一覧 > シンスプリント | 岡山市・備前西市駅・南区西市 じゅん整骨院の記事一覧
”シンスプリント”は、ランニングなどですねの内側(下腿部)が痛くなる症状が主体で、主な原因は、疲労やストレッチ不足、フォームの乱れなどが関連していると言われています。
その病態は骨膜炎、疲労骨折、筋膜、ふくらはぎの筋肉の問題など様々で、的確な病態把握が必要となります。
しかし、一般的にすねの内側が痛いと言うと、すぐに「それは”シンスプリント”だね!」と決めつけ、原因や痛みの詳細な部位を確認せずに施術している整骨院も少なくありません。
また、患者さん本人も「あ、これは”シンスプリント”だな」と思い込み、ほっとけば治ると思い、湿布だけ貼って放置されていることがあります。
もしくは、ネットで検索してご自身でストレッチやテーピングをされている場合もあります。
ただし、先に言ったように”シンスプリント”の病態は様々であり、的確な病態把握を行わなければ症状はよくなりません。
正直、どんな病態であってもストレッチだけではよくなりませんし、マッサージやテーピングでも回復は難しいと思われます。
というのも、当院にはこれまで多くの”シンスプリント”の患者さんが来院されましたが、疲労骨折は2件、骨膜炎やふくらはぎの筋肉の問題も数件程度でした。つまり、シンスプリントで一般的に言われている病態というのは非常に少ないのです!
そもそも疲労骨折や骨膜炎、筋膜などが原因となり発生しているのであれば、そこに施術すれば良くなるはずです。でも、おそらくほとんどの患者さんは、なかなかよくならないと悩んでいるのではないでしょうか?
もちろん、当院であれば1回でよくなるということはありませんが、まずはその痛みの原因はなんなのかということをエコー(超音波画像検査)も駆使して徹底的に突き止め、的確な施術を行なっています。
では、何が原因ですねの内側がそれほどの痛みを発しているのか?ということですが、実は、”シンスプリント”の原因はすねの内側を走行している神経や、ふくらはぎの筋肉ではなく膝の筋肉が関連しています。
また、その病態を引き起こす「動き」も原因の一つとなります。例えば、胸椎や腰椎、股関節、膝関節、足関節など”シンスプリント”を引き起こす原因もまた様々です。
さらに、成長期の子供であればたんぱく質や鉄不足などの栄養状態も痛みを引き起こす原因となることがあります。
このように、”シンスプリント”と一言に言ってもその原因は様々です。
だからストレッチやテーピング、あとインソールなんかでも一時的には症状は緩和するかもしれませんが、またすぐに症状が出てきたり、いつまで経ってもなかなか症状が回復しないのです。
もし、”シンスプリント”でお悩みでしたら、いつでもご相談くださいね。
ランニング中やランニング後に感じるすねの内側の痛みは、”シンスプリント”の可能性があります。
”シンスプリント”は疲労骨折や骨膜炎をはじめ、後脛骨筋という筋肉が原因となっていることがあるとされています。
ランニングなど足の繰り返し動作による過度の負担や、ニーイントーアウト(膝が内側に入ってつま先が外に出ている状態)、踵のオーバープロネーション(踵の過度の回内)が”シンスプリント”の主な原因と言われ、フォームの改善やインソールを作成される場合もあります。
症状が出た場合は、休養が最も効果的な治し方の一つとされ、整形外科や病院では運動を休んで疲労を取り、骨や筋肉に回復の時間を与えましょう‥と指導されることが多いです。
また、適切なランニングフォームや靴の選択も重要で、疲労骨折や骨膜炎の予防に役立つとされています。
と、ここまでが一般的な”シンスプリント”の病態と施術内容です。
しかし、一向に治らない!インソールも買って、フォームも改善した。休養もとったのによくならない。そうお悩みではないでしょうか?
それもそのはず。実は、この一般的なシンスプリントの解釈は間違っているからです。
発生原因はほぼ一緒です。ニーイントーアウトやオーバープロネーションは、シンスプリントの発生原因の一因となっていると思います。加えて、走るときで言うと、蹴るときにつま先が外に向いていることも原因となります。
また、栄養面での問題もあります。小学生、中学生、高校生がシンスプリントになるのは蛋白質、ビタミンC、鉄などが足りていない可能性があります。
これらの年代は、The成長期!成長期には、蛋白質、ビタミンC、鉄などが大量に必要です。しかし、部活やクラブチームなどの練習はとてもハードです。そうでなくてもこれらの栄養素が大量に必要なのに、これだけハードな練習を毎日するとなると当然栄養不足になります。
つまり、シンスプリントのもう一つの原因は蛋白質、ビタミンC、鉄などの栄養不足ということです。栄養不足により細胞の回復が追いつかず、痛みを生ずるようになるのです。
次に病態についてですが、一般的には疲労骨折や骨膜炎、筋肉の問題と指摘されています。
確かに疲労骨折については画像検査で明確です。当院でも超音波画像検査(エコー)で患部を描出して疲労骨折がないか確認しています。なので、これについては異論はありません。
しかし、骨膜炎とか筋肉の問題というのは、実は画像ではあまり明確に捉えることはできません。つまり、本当に痛みが出ている部分で骨膜炎や筋肉が原因であることを証明することは難しいということです。
ただ、痛みの出方や部位などの詳細を確認していくと、多くの場合はすねの内側の骨(脛骨)の縁に沿って線状に痛みがあります。この線状の痛みというのは特徴的です。
通常、足首の捻挫やぎっくり腰になったときには、線状に痛みを訴えることは少ないです。通常は点もしくは円状に痛みを訴えられます。
つまり、局所で組織の損傷があれば、点もしくは円状に痛みが生じるはずです。しかし、シンスプリントの場合は線状に痛みが生じることが多いです。
実は、この線状に痛みが生じているときは神経が原因となっていることがあります。そう、神経が原因で痛みが生じるときは線状に疼痛が生じるという特徴があるのです。
さらに、一般的に”シンスプリント”になると運動を制限されます。運動を制限すれば、患部にストレスがかからないので症状は緩和するかもしれません。また、早くよくするためにと思い、運動を制限するのだと思います。
でも、運動したいからどうにかしたくて整形外科や病院、整骨院にかかったのに、運動制限されては受診したことを後悔してしまします。
当院では、基本的に運動をやめなさいとか、中止を宣告することはほとんどありません。もちろん、病態によっては制限することもありますが本当に少ないです。
当院の考え方としては、運動したいから…という患者さんの気持ちを念頭に、運動できるように徹底的にサポートするという考え方です。
もちろん、痛みが出る動作は避けていただきますが、痛くなければ何をしてもいいというスタンスです。
また、フォームを改善するのであれば、痛みがある中で行うことはとても効率的です。というのも、フォームを改善する際のポイントは、痛みが出ないフォームを探すことです。
これは痛みがあるときにしか確認できません。痛みがなくなってしまうと、どのフォーム、動きで痛みを引き起こすかがわからなくなってしまうからです。痛みの出ないフォームを探し出すことによって、同じ痛みが再発することも少なくなります。
このように当院では、かなり細かく痛みの原因を探っていきます。必要に応じてエコーも使用します。そして、患者さんのスポーツや運動をしっかりとバックアップしております。
”シンスプリント”でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。