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シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の病態と施術|エコー評価と組織修復戦略|岡山市・じゅん整骨院

2026.05.22 | Category: アイシング,エコー,シンスプリント,ストレッチ,テーピング,ビタミンC,ビタミンC,ビタミンC,プロテイン,マラソン,レントゲン,岡山マラソン,微弱電流,整形外科,栄養,機能改善,湿布,物理療法,画像検査,疲労骨折,病態把握,痛み,痛みの原因,筋損傷,筋肉,組織修復,蛋白質,解剖,超音波画像検査,鑑別,間違った常識,骨折

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シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の病態と施術|エコー評価と組織修復戦略

ランニングやジャンプ動作を繰り返すスポーツにおいて、下腿内側の痛みを訴える選手は非常に多く存在します。その代表的な症状の一つが「シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)」です。

シンスプリント

一般的には「使いすぎによる炎症」と説明されることが多い症状ですが、実際の臨床では単純な炎症だけでは説明できないケースも少なくありません。

なぜ運動量を減らしても再発するのか。
なぜ画像検査では異常が乏しいにも関わらず痛みが強いのか。
なぜストレッチやマッサージを続けても改善しない症例が存在するのか。

これらを考える上で重要になるのが、「骨膜」「筋膜」「神経」「滑走障害」「組織修復」という視点です。

岡山市南区のじゅん整骨院では、超音波画像検査(エコー)を用いて病態を詳細に観察し、単なる対症的アプローチではなく、組織学的背景や力学的ストレスまで考慮した施術を行っています。

テニス肘 有痛性外脛骨

シンスプリントは、単純に「走りすぎ」で発症するわけではありません。実際には、接地衝撃の分散不良、足部アライメント異常、下腿筋群の牽引ストレス、神経滑走不全など、複数の要素が重なった結果として発症します。

特に長距離ランナーやジャンプ競技選手では、脛骨内側へ繰り返し牽引ストレスが加わることで、局所組織に微細な損傷が蓄積していきます。

また、痛みの原因が必ずしも骨膜だけではないという点は非常に重要です。実際の臨床では、筋膜の滑走不全や伏在神経内側下腿皮枝の刺激が関与しているケースも少なくありません。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは?

バスケ

シンスプリントは、脛骨内側縁に沿って疼痛が出現するスポーツ障害であり、正式には「脛骨過労性骨膜炎」と呼ばれています。

特に以下のような競技で発症しやすい傾向があります。

  • 陸上競技(長距離・中距離)
  • サッカー
  • バスケットボール
  • バレーボール
  • ダンス競技
  • 急激に運動量が増加したケース

初期段階では「運動開始時だけ痛い」「ウォーミングアップ後に軽減する」といった特徴がありますが、進行すると運動中や日常生活でも痛みが持続するようになります。

なぜシンスプリントは繰り返すのか

シンスプリント

シンスプリントが慢性化・再発しやすい理由の一つは、「炎症」だけに着目してしまうことです。

局所のアイシングや安静のみでは、一時的に症状が軽減することはあります。しかし、実際には組織間の滑走障害や負荷分散不良が残存しているケースが多く、運動復帰後に再び同じストレスが加わってしまいます。

特に重要なのが以下の要素です。

  • 後脛骨筋・ヒラメ筋の牽引ストレス
  • 深筋膜の滑走不全
  • 足部過回内
  • Knee in Toe out動作
  • 下腿内側への局所ストレス集中
  • 伏在神経内側下腿皮枝の刺激

つまり、「どこが炎症を起こしているか」だけではなく、「なぜそこに負荷が集中しているのか」を分析しなければ、本質的な改善にはつながりません。

エコーで何を観察するべきか

当院では、超音波画像検査(エコー)を用いて病態を詳細に評価しています。

シンスプリントにおいて重要なのは、単に骨表面を見ることではありません。筋膜、皮下組織、神経、滑走状態まで含めて評価する必要があります。

超音波画像検査 エコー

超音波画像検査では、脛骨内側縁周囲の軟部組織をリアルタイムに観察することが可能です。特に重要となるのが、後脛骨筋やヒラメ筋起始部周囲の筋膜状態です。

正常な組織では、筋膜や皮下組織は滑らかに滑走します。しかし、慢性的なストレスが加わった組織では、筋膜同士の滑走性が低下し、組織間の癒着や可動性低下がみられることがあります。

また、伏在神経内側下腿皮枝周囲の組織硬化や滑走不全が存在すると、運動時の神経ストレスによって疼痛が誘発されるケースもあります。

さらに、疲労骨折との鑑別も極めて重要です。
局所的な限局圧痛、骨皮質不整、骨膜反応などを総合的に評価し、単なるシンスプリントとの違いを慎重に判断していきます。

物理療法と組織リモデリング戦略

当院では、病態に応じて複数の物理療法を組み合わせながら、組織修復環境の最適化を図ります。

微弱電流療法(マイクロカレント)

微弱電流は、生体電流に近いレベルの刺激を組織へ与えることで、細胞活動環境をサポートする目的で使用します。

特に慢性化した組織では、局所循環低下や組織代謝低下が起きているケースがあります。
微弱電流を用いることで、過剰刺激を避けながら組織修復環境の改善を図ります。

立体動態波・ハイボルテージ

立体動体波

疼痛抑制や筋緊張調整を目的として、立体動態波やハイボルテージを使用することがあります。

特に下腿深層筋群は、単純な表層刺激では十分なアプローチが難しいケースがあります。
立体的な電流刺激を利用することで、深部組織へのアプローチを行います。

拡散型圧力波(ショックマスター)

拡散型圧力波

慢性的な組織硬化や滑走不全が強いケースでは、拡散型圧力波を選択することがあります。

圧力波刺激によって局所循環環境へアプローチし、組織リモデリングを促すことを目的とします。
ただし、急性炎症期や疲労骨折疑い症例では適応を慎重に判断する必要があります。

低出力超音波(LIPUS)

LIPUS

疲労骨折との鑑別が必要な症例や骨ストレス反応が疑われるケースでは、低出力超音波(LIPUS)を使用する場合があります。

LIPUSは骨修復環境をサポートする目的で医療分野でも広く使用されており、骨代謝環境へのアプローチとして重要な選択肢となります。

シンスプリントでは、「炎症を抑えること」だけでは十分ではありません。重要なのは、損傷した組織が適切にリモデリングされる環境を整えることです。

そのため当院では、疼痛軽減だけでなく、組織滑走性、循環環境、荷重ストレス分散、運動連鎖まで含めた評価と介入を重視しています。

分子栄養学から考える組織修復

分子栄養療法

組織修復を考える上で、栄養状態は極めて重要です。

特にスポーツ選手では、エネルギー不足やたんぱく質不足が背景に存在するケースも少なくありません。

  • たんぱく質不足
  • 鉄不足
  • マグネシウム不足
  • ビタミンC不足
  • ビタミンD不足

これらはコラーゲン合成や組織修復効率に関与する重要な栄養素です。

例えば、コラーゲン合成にはビタミンCが必要不可欠です。また、マグネシウムは筋収縮調整やエネルギー代謝に関与しており、不足すると筋緊張異常や疲労蓄積に影響する可能性があります。

さらに、エネルギー不足状態が続くと、骨ストレス障害リスクが高まることも知られています。

そのため当院では、必要に応じて食事内容や栄養状態についても確認し、組織修復環境を総合的にサポートしています。

シンスプリントで本当に必要なこと

シンスプリントでは、「とりあえずストレッチ」「とりあえず筋トレ」といった画一的対応が行われることがあります。

しかし実際には、柔軟性不足だけが問題とは限りません。
むしろ過剰なストレッチによって組織ストレスが増加しているケースも存在します。

重要なのは、

  • どの組織に負荷が集中しているのか
  • どの組織の滑走性が低下しているのか
  • 神経ストレスが存在するのか
  • 骨ストレス反応が起きていないか
  • なぜ再発しているのか

これらを論理的に分析することです。

症状名だけで判断するのではなく、病態を可視化し、組織学的背景まで踏み込んで評価することが、競技復帰や再発予防において重要になります。

おわりに

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、単なる「使いすぎ」では説明できない複雑な病態を含むケースがあります。

だからこそ、局所だけを見るのではなく、

  • 組織滑走
  • 神経ストレス
  • 骨ストレス反応
  • 荷重メカニクス
  • 栄養状態

まで含めて総合的に評価することが重要です。

岡山市南区のじゅん整骨院では、超音波画像検査(エコー)による詳細な観察をもとに、病態把握を徹底し、物理療法・徒手療法・運動指導・分子栄養学を組み合わせながら、組織修復環境の最適化を目指しています。

下腿内側の痛みが続く方、繰り返すシンスプリントに悩まれている方は、お早めにご相談ください。

📍 岡山市南区・備前西市駅 徒歩1分

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超音波画像検査 × 病態把握徹底 × 的確な施術 × 物理療法 × 分子栄養療法

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腰痛症における構造的破綻と機能的破綻の相関:運動制御理論に基づく再発防止戦略|岡山市・じゅん整骨院

2026.05.13 | Category: ぎっくり腰,ぎっくり腰とは,ぎっくり腰原因,ぎっくり腰治療,アイシング,エコー,ストレッチ,レントゲン,仙腸関節,保険適応,原因不明,寝違え原因,整形外科,機能改善,物理療法,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,痺れ,神経痛,筋肉,組織修復,腰痛,腰痛原因,腰痛症状,蛋白質,解剖,超音波画像検査,鑑別,間違った常識

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腰痛症における構造的破綻と機能的破綻の相関:運動制御理論に基づく再発防止戦略

水分不足 姿勢 腰痛 上臀皮神経 ぎっくり腰

腰痛は、日本国内でも非常に多くみられる症状の一つです。しかし、画像検査で「異常なし」と説明されたにもかかわらず、痛みを繰り返している方は少なくありません。

また、
「ストレッチを続けているのに改善しない」
「マッサージを受けると一時的には楽だが再発する」
「筋トレをしているのに不安定感が消えない」
というケースも多くみられます。

ストレッチ 柔軟性

当院では、腰痛を単純な筋肉疲労としてではなく、

  • 骨・関節・靭帯・筋などの損傷による『構造的破綻』
  • 脳・神経系による運動制御異常である『機能的破綻』

という二層構造で捉えています。

つまり、単に痛みを抑えるだけではなく、
「なぜその部位に負荷が集中したのか」
「なぜ再発するのか」
という背景まで評価する必要があると考えています。


腰痛に対する従来アプローチの問題点

腹筋 梨状筋症候群

腰痛に対しては、一般的に以下のような介入が行われることがあります。

  • ストレッチ
  • 腹筋・背筋トレーニング
  • マッサージ
  • 電気治療
  • 骨盤矯正

しかし、これらは病態を十分に評価せずに行われると、かえって不安定性を助長する可能性があります。

静的ストレッチによる安定性低下の可能性

ストレッチ

スタティックストレッチ(静的ストレッチ)は柔軟性改善を目的として広く行われています。
一方で、実施条件によっては筋出力低下や関節安定性低下を招く可能性が報告されています。

特に、既に関節不安定性が存在する症例では、支持性低下につながる可能性があるため、病態評価なしに一律で行うべきではないと考えています。

筋力強化だけでは改善しない理由

腰痛

腰痛患者では、単純な筋力不足ではなく、

  • 筋出力タイミングの異常
  • 筋収縮順序の乱れ
  • 過活動筋による代償
  • 抑制筋の機能低下

が関与しているケースがあります。

つまり、「鍛えれば改善する」という単純な問題ではなく、運動制御(モーターコントロール)の問題として捉える必要があります。

マッサージによる一時的改善と再発

 

腰のマッサージ過緊張部位へのマッサージによって、一時的に症状が軽減することはあります。
しかし、筋出力低下や支持機能低下が存在する症例では、防御的緊張が再度出現するケースもあります。

そのため当院では、「硬いから緩める」という単純な発想ではなく、なぜその筋が過活動になっているのかを評価することを重視しています。


構造的破綻とは何か

レントゲン

構造的破綻とは、骨・関節・靭帯・筋・筋膜などの組織が物理的に損傷している状態を指します。

急性腰痛(いわゆるぎっくり腰)では、以下のような組織へのストレスが関与している可能性があります。

  • 胸腰筋膜
  • 脊柱起立筋
  • 多裂筋
  • 椎間関節周囲
  • 仙腸関節周囲靭帯
  • 腰背筋膜

ただし、実際には複数組織が同時に関与しているケースも少なくありません。

重要なのは「どこが痛いか」ではなく「なぜそこに負荷が集中したか」

保険適応

例えば、
「掃除機をかけていて痛くなった」
「物を持った瞬間に痛めた」
という情報だけでは、病態評価としては不十分です。

当院では、

  • どの関節角度で
  • どの方向に
  • どのようなベクトルの力が加わったのか
  • どの筋が代償していたのか

を分析します。

つまり、単なる「動作」ではなく、バイオメカニクスとして評価しています。

起床時腰痛と脱水・固定姿勢

寝違え 疲れ

起床時に発症する腰痛では、

  • 睡眠中の体液変化
  • 寝返り頻度低下
  • 同一姿勢保持
  • 寝具による局所圧迫

なども考慮します。

特に長時間同一姿勢が続くと、局所組織へのストレス集中が起こる可能性があります。


超音波画像検査(エコー)による評価

超音波画像検査(エコー) 下前腸骨棘裂離骨折

当院では、必要に応じて超音波画像検査(エコー)を用いて軟部組織の状態を評価しています。

エコーでは、レントゲンでは描出できない軟部組織の状態をリアルタイムで確認できます。

評価対象の一例

  • 多裂筋の左右差
  • 筋収縮時の変化
  • 筋膜滑走性
  • 血腫様所見
  • 皮下組織変化
  • 仙腸関節周囲組織
  • 靭帯肥厚の有無

また、静止画像だけでなく、動作時変化を観察できる点も特徴です。

ただし、エコーのみで全ての判断が確定するわけではありません。
必要に応じて整形外科への対診や画像検査を推奨する場合もあります。


レッドフラッグ評価の重要性

腰椎分離症 Far out syndrome 梨状筋症候群 腰痛 ”腰椎椎間板ヘルニア”

腰痛の中には、単なる筋・関節由来ではなく、医科的精査が必要なケースも存在します。

当院では初期評価時に、以下のようなレッドフラッグ所見を確認しています。

  • 発熱
  • 安静時痛
  • 夜間痛
  • 著明な神経症状
  • 膀胱直腸障害
  • 外傷歴
  • 悪性腫瘍既往
  • 感染症リスク

これらが疑われる場合には、医療機関への受診を優先します。


機能的破綻とは何か

有痛性外脛骨

腰痛では、組織損傷が改善しても症状が長期化するケースがあります。

その背景の一つとして考えられるのが、運動制御異常(モーターコントロール異常)です。

これは単なる筋力低下ではなく、脳・神経系による制御異常の概念です。

筋出力抑制

疼痛や損傷後には、脳が防御反応として筋出力を抑制する場合があります。

その結果、本来働くべき筋が活動できず、代償動作が増加します。

筋収縮順序の乱れ

本来、体幹安定化には適切なタイミングでの筋活動が必要です。

しかし腰痛症例では、

  • 局所安定化筋の活動遅延
  • 過活動筋による代償
  • タイミング異常

がみられるケースがあります。

反応性低下

予測不能な外乱に対する筋反応が低下すると、関節支持性が低下する可能性があります。

その結果、「繰り返し痛める」という状態につながる場合があります。


理学検査をどのように考えるか

超音波画像検査(エコー)

当院では、各種理学検査を単独で判断するのではなく、問診・動作分析・エコー所見などと統合して評価しています。

SLR(Straight Leg Raise)

坐骨神経系へのストレス評価として用いられます。
ただし、ハムストリングス緊張や骨盤運動など複数要素の影響を受けるため、単独では判断しません。

FNST(Femoral Nerve Stretch Test)

大腿神経系ストレス評価として用いられます。
腰椎前面ストレスや股関節要素も考慮する必要があります。

仙腸関節関連テスト

疼痛誘発だけではなく、左右差や運動連鎖も確認します。

つまり、当院では「テスト陽性=原因」と単純化せず、病態全体の中で位置づけています。


施術の考え方

構造修復フェーズ

急性期では、まず組織修復環境を整えることを重視します。

  • 固定
  • 物理療法
  • 局所安静
  • 負荷管理
  • 生活動作指導

などを状態に応じて組み合わせます。

機能改善フェーズ

組織修復後には、再発予防を目的として運動制御改善を進めます。

  • 筋出力改善
  • 収縮順序修正
  • 過活動筋抑制
  • 感覚入力改善
  • 動作再学習

などを行います。

ここで重要なのは、「鍛える」ことではなく、「適切に使える状態へ戻す」ことです。


分子栄養学的視点

 

分子栄養療法組織修復には材料供給も重要です。

当院では、必要に応じて栄養状態やタンパク質摂取状況なども確認します。

特に修復過程では、タンパク質摂取不足が回復に影響する可能性があります。

ただし、サプリメントのみで症状が改善するわけではなく、あくまで修復環境の一要素として考えています。


腰痛が「癖」になるのではなく、機能改善が完了していない可能性

寝起きの腰痛

腰痛では、痛みが軽減した段階で施術終了となるケースも少なくありません。

しかし、

  • 運動制御異常
  • 代償動作
  • 支持機能低下
  • 感覚入力異常

などが残存している場合、再発につながる可能性があります。

そのため当院では、「痛みが減ったか」だけではなく、

  • 動作
  • 安定性
  • 反応性
  • 支持性

なども含めて評価しています。


まとめ

腰痛は単純な筋疲労ではなく、

  • 構造的問題
  • 機能的問題
  • 運動制御異常
  • 負荷管理
  • 生活環境

など、多くの要素が関与しています。

そのため当院では、

  • 問診
  • 動作分析
  • 超音波画像検査(エコー)
  • 理学検査
  • バイオメカニクス評価

を統合し、病態を多角的に評価しています。

「その場だけ楽になる」ではなく、なぜ繰り返すのかまで分析し、再発予防まで含めた施術を重視しています。

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寝違えに対するエコー評価と組織リモデリング|頚部痛を専門的に読み解く|岡山市 じゅん整骨院

2026.05.10 | Category: アイシング,エコー,ビタミンC,ビタミンC,プロテイン,マッサージダメ,レントゲン,保険適応,寝違え原因,微弱電流,捻挫,整形外科,栄養,機能改善,物理療法,画像検査,疲労,病態把握,痛み,痛みの原因,筋肉,筋肉痛,組織修復,蛋白質,解剖,超音波画像検査,間違った常識,頸部痛,首寝違え

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朝起きたら首が動かない…その“寝違え”は本当に単純な筋肉痛なのか?

「朝起きた瞬間から首が動かない」「後ろを振り向こうとすると鋭い痛みが走る」――いわゆる“寝違え”として来院されるケースは非常に多くみられます。

一般的には「変な姿勢で寝たから筋肉が固まった」と認識されることが多い症状ですが、実際の臨床では、それほど単純ではありません。

寝違え

寝違えは正式な傷病名ではなく、急性疼痛性頚部拘縮(acute torticollis)や筋・筋膜性頚部痛として扱われることがあります。しかし実際には、筋肉だけではなく、筋膜、椎間関節、関節包、靭帯、神経周囲組織など、多層的な組織ストレスが背景に存在しているケースも少なくありません。

特に重要なのは、「なぜその部位に負担が集中したのか」という視点です。

単に首の筋肉が硬いから痛い、という話ではなく、長時間のデスクワーク、猫背姿勢、呼吸機能低下、水分摂取不足、睡眠環境、過度な精神的ストレスなどが複合的に重なり、頚部周囲組織の滑走性低下や局所循環不全を引き起こしているケースもあります。

肩こり 寝違え

急性頚部痛は、睡眠中の不良姿勢だけではなく、日常生活で蓄積された組織ストレスが限界を超えた結果として発生することがあります。 単純な筋緊張だけではなく、関節包や神経周囲組織まで含めた評価が重要になります。

寝違えで負担を受けやすい解剖学的組織とは?

寝違えで特に問題となりやすいのが、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、斜角筋群、頭板状筋、頚半棘筋などの頚部支持筋群です。

これらの筋群は、頭部重量を支える役割を持つため、長時間の前傾姿勢やスマートフォン操作によって持続的な伸張ストレスを受けやすい特徴があります。

さらに近年は、胸郭可動性低下や呼吸機能低下との関連も重要視されています。

呼吸が浅くなると、斜角筋や胸鎖乳突筋などの呼吸補助筋への負荷が増加し、頚部の過緊張が慢性化しやすくなります。その状態で睡眠中の不自然な頚部回旋が加わることで、微細損傷や炎症反応が誘発されるケースがあります。

[所見] 頚部可動域制限と疼痛誘発方向の確認

臨床ではまず、どの方向で疼痛が誘発されるのかを確認します。

  • 回旋時痛
  • 側屈時痛
  • 伸展時痛
  • 肩甲帯運動時痛
  • 呼吸時痛

単純な筋損傷だけであれば、筋収縮や伸張で痛みが再現されることが多い一方、椎間関節性疼痛では関節圧縮方向で鋭い疼痛が出現することがあります。

また、神経組織が関与しているケースでは、上肢への放散痛やしびれ感、握力低下などがみられることもあり、頚椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群との鑑別が重要になります。

エコーで何を観察するのか?|“病態の可視化”という視点

超音波画像検査

じゅん整骨院では、必要に応じて超音波画像検査(エコー)を活用し、頚部周囲組織の状態を評価しています。

エコーの大きな利点は、筋・筋膜・腱・皮下組織などの軟部組織をリアルタイムに観察できる点にあります。

寝違えでは、単に「筋肉が硬い」という抽象的評価ではなく、どの層で滑走障害が発生しているのかを考えることが重要です。

超音波画像検査(エコー) 下前腸骨棘裂離骨折

エコー観察では、筋膜の重なり、筋線維の走行、左右差、組織間滑走性などを確認します。 特に肩甲挙筋周囲では、筋膜層の滑走低下や局所的な肥厚がみられるケースがあります。 また、頚部回旋時の動態観察を行うことで、どの組織が運動制限に関与しているかを推測する一助となります。

さらに、斜角筋周囲では神経・血管との位置関係も重要になります。 過緊張によって神経周囲組織への圧迫ストレスが増加しているケースでは、単純なマッサージ刺激によってかえって症状が悪化することもあるため注意が必要です。

[仮説] なぜ痛みが長引くのか?

寝違えが長引くケースでは、単なる炎症だけではなく、「組織滑走性低下」が残存している可能性があります。

筋膜同士が滑らなくなることで、正常な運動パターンが破綻し、代償運動が増加します。 その結果、一部組織へ負荷が集中し、疼痛が遷延化するという流れです。

特に急性期の過度な安静や、逆に強すぎるセルフマッサージは、滑走環境をさらに悪化させる可能性があります。

組織リモデリングを意識した物理療法戦略

寝違えの施術で重要なのは、「痛みを一時的に下げること」だけではありません。

本当に重要なのは、炎症によって乱れた組織環境をどのように再構築(リモデリング)していくかです。

[介入根拠] 急性期における微弱電流と炎症管理

エレサス(微弱電流)

急性期では、炎症反応による疼痛と防御性筋緊張が強く出現します。

この時期に過度な手技刺激を加えると、組織ストレスが増加する可能性があります。

そのため、当院では必要に応じて微弱電流(エレサス等)を使用し、組織環境の安定化を図ります。

微弱電流は、生体電流に近いレベルの刺激を利用し、疼痛緩和や組織修復環境のサポートを目的として使用されることがあります。

また、アイシングを併用しながら軽度運動を行う「クライオキネティクス」の考え方を用い、炎症管理と正常運動獲得の両立を目指します。

[介入根拠] 回復期における立体動態波・超音波療法

急性炎症が落ち着いた後は、筋膜滑走性や関節運動の再獲得が重要になります。

この段階では、立体動態波や超音波療法を組み合わせながら、組織深部へのアプローチを行うことがあります。

立体動態波では、広範囲かつ立体的な刺激を加えることで、深層筋や神経周囲組織への通電を図ります。

一方、超音波療法では、深部組織への機械的刺激を利用し、局所循環や組織柔軟性改善を目的とすることがあります。

また、可動域低下が強いケースでは、関節モビライゼーションや胸郭運動改善も重要になります。 頚部だけをみるのではなく、胸椎・肩甲帯・呼吸運動まで含めて評価することで、局所負担軽減を目指します。

立体動態波 テニス肘

頚部周囲は神経・血管が密集しているため、刺激量や通電方向の設定が重要になります。 単純に出力を上げるのではなく、どの組織へどの方向に刺激を届けるのかを考慮しながら施術を組み立てます。

分子栄養学的視点|組織修復を妨げる“内部環境”とは?

外傷や急性炎症では、局所だけでなく全身の栄養状態も重要になります。

特に組織修復には、十分なたんぱく質摂取が不可欠です。

たんぱく質不足では、筋・筋膜・靭帯などの修復材料が不足し、回復過程に影響を与える可能性があります。

さらに、コラーゲン合成にはビタミンCが関与し、筋収縮や神経伝達にはマグネシウムが重要になります。分子栄養療法

  • たんぱく質不足:組織修復効率低下
  • ビタミンC不足:コラーゲン合成低下
  • マグネシウム不足:筋緊張増加・神経興奮性増加
  • 水分不足:筋膜滑走性低下

特に慢性的な疲労感が強い方では、睡眠不足や栄養不足が背景に存在しているケースも少なくありません。

当院では必要に応じて、食事状況、水分摂取、生活習慣なども確認しながら、組織修復をサポートするためのアドバイスを行っています。

寝違えで注意したいセルフケア

痛みがあると、無理に首を伸ばしたり、強く揉んだりしたくなる方も少なくありません。

しかし急性期では、過度な刺激によって炎症が助長されるケースもあります。

  • 急性期は15〜20分程度のアイシングを行う
  • 強いマッサージは避ける
  • 痛みを我慢して動かしすぎない
  • 長時間のスマートフォン姿勢を避ける
  • 十分な水分摂取を心がける

また、症状が強い場合や、しびれ・筋力低下・頭痛・めまいなどを伴う場合は、自己判断せず早めに専門機関へ相談することが重要です。

まとめ|寝違えは“どの組織が問題なのか”を見極めることが重要

寝違えは単なる筋肉痛ではなく、筋・筋膜・椎間関節・神経周囲組織など、多層的な問題として発生しているケースがあります。

そのため、「痛い場所を揉む」という単純な発想ではなく、どの組織へ負荷が集中しているのか、なぜその状態になったのかを評価することが重要です。

じゅん整骨院では、問診・徒手検査・超音波画像検査(エコー)・物理療法・運動療法・分子栄養学的視点を組み合わせながら、状態把握を重視した施術を行っています。

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寝違えの一般的な原因や初期対応については、基礎的な内容をまとめた以下の記事も併せてご覧ください。

▶ 寝違えの原因と一般的な対処法についてはこちら

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姿勢改善で腰痛は治るか?バイオメカニクスから見る疼痛の真実

2026.05.01 | Category: ぎっくり腰原因,整骨院肩こり,機能改善,歪み,痛み,痛みの原因,肩こり,肩こり原因,肩の痛み,腰痛,腰痛原因,腰痛症状,間違った常識

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「姿勢の悪さ」は疼痛の原因か、あるいは結果か:バイオメカニクス的再考

ストレッチ

臨床現場において「姿勢の悪さが疼痛を招く」という説明が一般的ですが、これにはエビデンスに基づく慎重な吟味が必要です。

本稿では、姿勢と疼痛の因果関係における逆転現象、および組織代謝の観点から「良姿勢の静止保持」が抱えるリスクについて論じます。

1. 病態の理論的背景:回避性姿勢と組織修復

水分不足 姿勢 腰痛 上臀皮神経 ぎっくり腰

多くの場合、姿勢の崩れは原因ではなく「疼痛回避代償(Antalgic Posture)」という結果です。組織損傷や炎症が存在する場合、生体は患部へのメカニカルストレスを最小化するために、あえて解剖学的正位から逸脱した姿勢を選択します。

  • 炎症期: 組織内圧の上昇や患部への力学的ストレスを避けるための逃避姿勢。
  • 増殖・改変期: 損傷組織のリモデリングを阻害しないための機能的不安定性の補完。

この状態で無理に「正しい姿勢」を強要することは、修復過程にある組織に剪断力を加え、炎症を遷延させるリスクを孕んでいます。

2. 評価:エコー観察と臨床所見の相関

静的なアライメント以上に重視すべきは、軟部組織の動態と血流循環です。

チェックポイント エコー所見・臨床的意義
多裂筋の動態 動的観察にて滑走性を観察。
ファシア(膜組織)の滑走性 同一姿勢の継続による層間滑走障害や膜組織の重積を確認。
パワードプラ信号 局所的な神経血管増生(もやもや血管)の確認。

3. 処置と考察:静的保持から動的機能への転換

「良い姿勢」の定義を、「微小な重心移動の連続(マイクロムーブメント)」と再定義する必要があります。

捻挫や骨折などで行う固定を用いる場合も、完全拘束ではなく、患部に対して不利益な可動域のみを制限しつつ、生理的な運動を許容するバイオメカニクス的設計が求められます。

突き指

4. 予後と再発防止:固有受容覚のアップデート

「姿勢の癖」を修正するのではなく、メカノレセプター(固有受容器)を活性化させ、中枢神経系が状況に応じて最適なアライメントを瞬時に選択できる「適応能力」を養うことがゴールです。特定の型に嵌めるトレーニングではなく、不安定な環境下での抗重力活動を段階的に導入します。

5. 臨床的結論

プロテイン

見た目上のアライメント修正は、必ずしも症状の緩解を望めません。真の機能回復とは、どのような姿勢においても局所の組織虚血を起こさず、動的に負荷を分散できる身体能力の獲得に他ならないと考えられます。

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【”バンカートリジョン”とは?】肩関節脱臼で起こる“見逃せない損傷”を解説|岡山市

2026.03.19 | Category: MRI,エコー,原因不明,捻挫,整形外科,栄養,機能改善,物理療法,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,組織修復,肩関節,脱臼,解剖,超音波画像検査,軟骨,鑑別,骨折・脱臼

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”バンカートリジョン”とは?肩の脱臼後に起こる“見逃せない病態”を徹底解説

肩関節脱臼を経験したあと、「また外れそう」「肩が不安定」「動かすと怖い」と感じる方は少なくありません。この背景にある代表的な損傷が「”バンカートリジョン”(Bankart lesion)」です。

ここではその構造や発生メカニズムを理解し、どんなときに注意すべきか・どんな対応が有効かを臨床的な視点から解説します。

肩関節脱臼 上腕骨外科頚骨折 検査関節脱臼 肩関節周囲炎 石灰沈着性腱板炎

”バンカートリジョン”とは?

肩関節(肩甲上腕関節)は、球状の上腕骨頭と、受け皿のような肩甲骨関節窩によって構成されています。その安定性を支えるのが関節唇(labrum)という軟骨様組織です。

”バンカートリジョン”とは、肩関節脱臼によって関節唇の前下方が剥がれてしまう損傷のことを指します。関節唇が剥がれると、骨頭が前方にずれやすくなり、再脱臼や慢性的な不安定感につながります。

▶ ”バンカートリジョン”の特徴

  • 初回脱臼時に発生することが多い
  • 肩の前方に違和感や“抜ける感覚”が残る
  • 肩の可動範囲はあるが、安定感が低下する
  • 投球動作や腕を開いた姿勢で痛み・恐怖感が出る

なぜ”バンカートリジョン”が起こるのか?

肩関節脱臼の多くは、腕を外側に開いて後ろへ引かれる動作(外転・外旋)の際に発生します。このとき、上腕骨頭が前方に滑り出し、関節唇を内側から押し破るように剥離します。

一度剥離が起こると、関節唇が「吸盤」のように骨頭を保持する機能を失い、わずかな動作でも骨頭が動きやすくなります。
その結果、「クセになる脱臼」や「繰り返す不安定感」が生じます。

肩の不安定感=神経・筋バランスにも影響

”バンカートリジョン”がある場合、肩を安定させる筋肉(回旋筋腱板)や関節包、神経反射のバランスにも影響します。

特に肩前面の感覚過敏や、動作中の防御反応は、神経的な再教育(リハビリ)を要することがあります。

つまり、損傷の有無だけでなく、筋・神経・運動制御の全体的な連携を整えることが重要です。

エコーでの観察と臨床的アプローチ

バンカートリジョンはMRIでの確認が一般的ですが、超音波画像検査(エコー)でも関節包や周辺組織の状態をリアルタイムで観察できます。

エコーの利点は、動かしながら確認できること。関節の動きに伴うズレや緊張の変化を可視化できます。

じゅん整骨院では、超音波画像検査(エコー)による病態の把握を重視し、損傷の程度や周囲組織の反応を丁寧に評価します。

その上で、必要な物理療法・運動指導・栄養指導を行い、再発を防ぐ方向性を一人ひとりに合わせて検討します。

肩関節脱臼

こんな症状がある方はご相談ください

  • 肩を動かすと「抜けそうな感じ」がする
  • 脱臼後から肩前面に違和感や引っかかりが残る
  • 投球・腕上げ時に不安感がある
  • 力が入りにくく、パフォーマンスが低下した

まとめ:肩の不安定性を放置しないことが大切

”バンカートリジョン”は、脱臼直後の痛みが落ち着いた後も「不安定感」として残ることがあります。放置すると再脱臼を繰り返すリスクが高まり、肩の機能低下や慢性疼痛へつながることもあります。

早期に正確な状態を把握し、安定性を取り戻すためのステップを明確にすることが大切です。

肩の不安定感や脱臼後の違和感でお悩みの方は、一度ご相談ください。

📍 岡山市南区・備前西市駅 徒歩1分
じゅん整骨院
超音波画像検査 × 病態把握徹底 × 的確な施術 × 物理療法 × 分子栄養療法
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【肩の脱臼がクセになる前に】“ヒルサックスリジョン”とは何か?見逃されがちな損傷と整骨院での評価対応|岡山市の整骨院

2026.02.17 | Category: エコー,レントゲン,原因不明,整形外科,機能改善,物理療法,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,組織修復,肩の痛み,肩関節,脱臼,超音波画像検査,軟骨,鑑別,骨折・脱臼

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【肩の脱臼がクセになる前に】“ヒルサックスリジョン”とは何か?見逃されがちな損傷と整骨院での評価対応|岡山市の整骨院

繰り返す肩の脱臼には“ヒルサックスリジョン”(Hill Sachs Lesion)という損傷が関係していることがあります。

「最近、肩がよく外れるようになった」「脱臼癖がついたかもしれない…」そんなお悩みをお持ちの方はいませんか?

上腕骨外科頚骨折 検査関節脱臼 肩関節周囲炎 石灰沈着性腱板炎 ヒルサックスリジョン

聞き慣れない言葉かもしれませんが、この損傷は見逃されやすく、再脱臼や肩関節不安定症の原因にもなりうるものです。

この記事では、“ヒルサックスリジョン”の特徴・原因・症状・整骨院での対応について、岡山市南区の「じゅん整骨院」が詳しく解説します。

”ヒルサックスリジョン”とは?

”ヒルサックスリジョン”(Hill Sachs Lesion)は、肩関節が脱臼した際に、上腕骨頭が肩甲骨の関節窩(かんせつか)にぶつかってできる骨の欠損です。

この損傷により、関節が不安定になり、脱臼の再発リスクが高まります。

特に、スポーツ中や転倒などで肩関節の前方脱臼を起こした後は、注意が必要です。

”ヒルサックスリジョン”の原因とリスク要因保険適応 ヒルサックスリジョン 肩関節脱臼

  • 肩の前方脱臼を経験したことがある
  • 繰り返し肩が外れる
  • コンタクトスポーツ(ラグビー・サッカー・柔道など)をしている
  • 20代〜30代の男性に多くみられる

これらの方は、”ヒルサックスリジョン”が潜在している可能性があり、放置すると習慣性肩関節脱臼に移行するケースも少なくありません。

”ヒルサックスリジョン”の主な症状

ヒルサックスリジョンは、骨の損傷のため初期には明確な痛みがないこともあります。しかし、以下のような症状が見られたら注意が必要です。

  • 肩がすぐ外れそうな感覚(不安定感)
  • 肩を一定の角度に動かすと痛む
  • 脱臼後、肩の動きに違和感が残っている
  • スポーツ中に腕を挙げるのが怖い

これらの症状がある場合は、整形外科だけでなく、整骨院でもしっかりとした評価・ケアを受けることが大切です。

整骨院でできる”ヒルサックスリジョン”への対応超音波画像検査(エコー) ヒルサックスリジョン

じゅん整骨院(岡山市)では、”ヒルサックスリジョン”を含む肩関節脱臼の評価・対応に力を入れています。

肩関節脱臼からその後の施術について解説します。

超音波画像検査による状態把握・整復

当院では超音波画像検査(エコー)を用いて筋肉・靭帯・腱の損傷や炎症の有無を観察。視覚的に確認しながら、脱臼の状態をより正確に把握します。

詳細な病態把握を行った後に、脱臼の整復を行います。できるだけ痛みの少ない、そして安全な整復を行います。

② 安静固定・整復後のコンディショニング

脱臼後は肩関節を安定させるための固定や生活指導が重要です。必要に応じてサポーターの使用や日常動作の注意点もご案内します。

また、損傷組織の回復を促進するために、トップアスリートも使用している物理療法を行います。

さらに当院では、分子栄養療法によるアドバイスもおこなっております。

③ 関節周囲の筋機能を再教育する手技と運動療法

”ヒルサックスリジョン”を抱えた肩では、肩甲骨やインナーマッスルの動きの調整がカギになります。手技療法や軽い運動療法で、再発予防を目的とした調整を行います。

④ スポーツ復帰へのアドバイス

復帰時期を焦ると、再脱臼のリスクが高まります。競技特性やポジションを考慮した動作確認や、セルフケアの方法なども丁寧にアドバイスいたします。

”ヒルサックスリジョン”への理解と対応が、「再脱臼を防ぐための第一歩」になります。

”ヒルサックスリジョン”かも?と思ったら突き指 膝蓋骨骨折

肩の違和感や不安定感を放っておくと、脱臼癖が定着しやすくなります。早期に状態を評価し、正しく対処することが再発防止への近道です。

「これってヒルサックスリジョンかも?」と思った方は、整骨院での評価・施術も選択肢の一つとしてご検討ください。

📍 岡山市で肩の脱臼後ケアをご希望の方へ

じゅん整骨院(岡山市南区・備前西市駅から徒歩1分)では、肩関節の評価と施術に豊富な経験があります。

超音波検査 × 評価重視 × 状態に合わせた施術で、脱臼後の不安定感・再発予防にしっかり対応。

少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

📍 岡山市南区・備前西市駅 徒歩1分
じゅん整骨院
超音波画像検査 × 病態評価 × 状態に合わせた施術 × スポーツ外傷対応
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”ぎっくり腰”の原因と対処法:じゅん整骨院が解説する予防と早期回復のポイント

2025.05.09 | Category: ぎっくり腰,ぎっくり腰とは,ぎっくり腰原因,ぎっくり腰治療,アイシング,エコー,仙腸関節,整形外科,機能改善,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,腰痛,腰痛原因,腰痛症状,超音波画像検査,間違った常識

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”ぎっくり腰”とは?

”ぎっくり腰”(急性腰痛症)は、突然腰に激しい痛みが腰に走り、動けなくなることもある症状です。重い物を持ち上げた際や、体をひねった瞬間など、日常の些細な動作が引き金となることがあります。

ぎっくり腰、腰痛

主な原因

  • 筋肉や靭帯の損傷:無理な動作や過度な負荷により、腰部の筋肉や靭帯が損傷することがあります。
  • 椎間関節の炎症:背骨の関節部分の炎症や滑膜ひだが嵌頓して、痛みを引き起こす場合があります。
  • 仙腸関節の問題:仙腸関節にストレスがかかり痛みを引き起こすことがあります
  • 椎間板の問題:椎間板で炎症を起こし、激しい痛みを伴うことがあります。
  • 神経の問題:椎間板や筋肉に向かう神経の障害で痛みを引き起こすことがあります

”ぎっくり腰”の症状

主な症状には以下のようなものがあります:

  • 突然の鋭い腰の痛み
  • 腰を動かすと痛みが増す
  • 立ち上がる、歩くなどの日常動作が困難になる
  • 腰部に筋肉のこわばりや痙攣を感じる

ぎっくり腰

じゅん整骨院での処置・施術方法

当院では、以下のような施術を行っています。痛みで動くのもやっとかもしれませんが、早期改善のためにも早めに受療いただき、処置・施術を受けてください。

  • 超音波画像検査(エコー):患部の状態を詳細に把握し、適切な施術方針を決定します。
  • 検査:エコーだけでなく、徒手検査や運動検査を行い、病態の詳細を特定します。
  • アイシング:急性期に限り、必要に応じてアイシングを行います。
  • 物理療法:物理療法を用いて、痛みの軽減と組織修復の回復を促進します。
    当院の物理療法はこちらから
  • 手技療法:筋肉の緊張を和らげ、関節の可動域を改善します。
  • テーピング:患部の可動性を高め、痛みの軽減と再発防止を図ります。

予防と再発防止のポイント

”ぎっくり腰”を予防し、再発を防ぐためには以下の点に注意が必要です:

  • 姿勢:長時間の同じ姿勢を避け、適度に(数分に一度)体勢を変えてましょう。
  • 安静はダメ!適度な運動を推奨:痛みの出ない範囲で、通常の日常生活を送りましょう。痛みがるからと言って横になるばかりしていると、なかなかよくなりません。
  • 重い物の持ち上げ方:痛みが強い時は重いものは持たないでください。また、軽いものでも、体に近づけて持ち上げるようにしましょう。
  • 機能改善プログラム:腰痛の再発率を低下させる施術を受けてみましょう。
    詳しくはこちらから

ぎっくり腰でお悩みの方へ

ぎっくり腰は早期の適切な対応が重要です。痛みを我慢せず、早めに専門家の診察を受けることで、回復も早まります。

じゅん整骨院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた施術を提供しております。お気軽にご相談ください。

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【”腰痛”でお悩みの方必見!】腰痛の考え方と具体的な施術方法

2018.03.15 | Category: ぎっくり腰,ぎっくり腰とは,ぎっくり腰原因,ぎっくり腰治療,機能改善,腰痛,腰痛原因,腰痛症状,間違った常識

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こちらは”腰痛”をお持ちの患者さん専用のページとなります。

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”腰痛”には、様々な原因があります。筋肉、関節、神経など本当に様々です。そして腰痛の施術にも、ストレッチ、体操、運動療法など様々な手法があります。しかし、その多くは的確な原因が特定されないまま、施術をされいる場合も少なくありません。

 

 

”腰痛”は正しく理解すれば、比較的早期に改善させることができます。
さらに、ぎっくり腰の再発率を低下させることも
できます。

 

この記事では、ぎっくり腰、非特異的腰痛を中心に、間違った腰痛の知識、腰痛施術のポイント、再発する原因について分かりやすく説明しています。

 

腰痛の85%は、画像検査は明らかな異常のみられない「非特異的腰痛」といわれています。そう、腰痛のほとんどは腰に原因がないということなんです。

そして、ぎっくり腰の再発率を研究した論文によると、12ヵ月以内での再発率は73%に上るといいます1)。

 

”腰痛”施術に現役で携わる柔道整復師の経験とデータを元に、具体的な腰痛施術の方法を説明します。

 

 

”腰痛”が治らない理由は…?実は”腰痛”に関する常識がそもそも間違っていた!!

腰痛患者は毎年伸び続けています。なぜこれだけ医療が進歩しているにもかかわらず、そしてこれだけ整形外科が増え、整骨院などの治療院も増え続けているのに腰痛の患者さんは減少しないのでしょうか?

 

さらにここ数年、治療院業界では各地で腰痛をはじめとする技術セミナーが毎週のように行われています。医療が進歩し、また私たち施術家の技術力も確実に向上しているはずなのに、一体なぜ腰痛の患者さんは減らないのでしょうか?

 

その理由は、いたってシンプルです。そう、腰痛に対する知識がそもそも間違っているからです。治るわけのない治療を続けても治ることはありません。これが答えです。

では、一体何が間違っているのでしょうか?そしてなぜ治らないのでしょうか?わかりやすく説明させていただきますね。

 

 

-なぜストレッチをしても”腰痛”は治らないのか? -腰痛と柔軟性の関係

多くの先生は「硬いから腰痛になるんだよ」と言います。だから、患者さんも「私硬いから…」と、こういうわけです。だから、施術でストレッチをはじめとする柔軟性を高める施術がよく行われます。

そこでよく行われるのがスタティックストレッチ(静的ストレッチ)ですね。スタティックストレッチというのは、20~30秒ほど持続するストレッチで、柔軟性の向上にとても有効とされています。

 

さて、本当に身体が硬いから腰痛になるのでしょうか?もちろん、最低限の柔軟性は必要ですが、ストレッチだけで本当に腰痛が治るでしょうか?答えは「ノー」です。

もちろん、ストレッチ等によって腰痛が改善するケースはあるかもしれません。でも、それは腰痛を根本的に改善したということではありません。

なぜなら、柔軟性を高めても腰痛にはなるからです。例えばバレリーナや新体操の選手は腰痛にならないでしょうか?ってことです。柔軟性を高めたところで、腰痛は治らないのです。

 

 

–ストレッチしてはいけない筋肉がある???

ストレッチには様々な効果があります。柔軟性の向上、筋の粘弾性の向上、血流量の増大など、他にも様々な効果が期待できます。しかし、ここで注意しておかなければならないことがあります。それは、「筋出力が低下する」ということです。

どういうことかというと、スタティックストレッチによって伸張された筋は、「抑制」といって力が入りにくくなってしまうのです。ということは、本来安定性に寄与している筋に対してスタティックストレッチを行えば、安定性を損なってしまうということになります。だから注意が必要なんです。

 

しかもその効果は、3時間ほど持続すると言われていますから、例えばスポーツの前にこのスタティックストレッチをすると、パフォーマンスが低下する可能性があるのです。

 

 

-筋力強化をしても”腰痛”が治らない理由とは? -腰痛と筋力低下の関係

筋力を強化すると、腰痛は治るのでしょうか?では逆に、筋力がない人は必ず腰痛になるでしょうか?ちょっとこう考えてみてください。ボディビルダーの方は腰痛にならないでしょうか?なりますよね。

そうなんです。いくら筋肉を強化しても腰痛になるとかならないとかには影響はないのです。

 

いまだに「腹筋をしなさい」とか「背筋をしなさい」とよく言われます。さらに「腹筋と背筋のバランスが…」なんてことを連呼ている方もおられます。しかし、そもそも腹筋や背筋運動は腰痛になるリスクがあります。

 

 

–腹筋や背筋をすると”腰痛”になる理由

理由は2つ。1つ目の理由は腹筋も背筋もその走行上、強化する際に脊柱に圧迫力が強くかかってしまうということ。2つ目の理由は、実は腹筋をするとインナーマッスルは抑制され、体幹機能は低下してしまいます。

体幹機能が低下してしまえば、脊柱の安定性は損なわれてしまい、結果的に腰痛発症リスクが高まってしまいます。このような理由から、腹筋や背筋はお勧めできません。

 

 

-運動しても”腰痛”は治りません! -腰痛と運動不足の関係

「運動不足」という言葉…、いつからよく聞くようになったでしょうか?運動しないのはよくない、運動したほうがいいに決まっている。そんな風潮がありますよね。

でも実際はどうでしょうか?残念ながら運動されている方の方がよっぽどケガや腰痛は発生しています。

 

とはいえ、適度な運動は有効であると思います。運動することによって全身の血流がよくなったり、自律神経系への影響から腰痛が楽になるケースは十分に想定できます。しかし、運動不足と腰痛に深い関係はありません。ただ注意すべき点は、運動をしていても腰痛になってしまうという点です。

 

 

-姿勢がよくなっても”腰痛”は治らない!? -腰痛と姿勢の関係

「姿勢をずっと正していたら、余計に腰が痛くなった!」そんな経験はないでしょうか?姿勢は、意識的にいくらでも変化させることができますよね。だから…

【 姿勢がいい = 腰痛にはならない 】

という図式は間違っています。姿勢が良くなったところで、腰は傷めてしまいます。なぜなら、姿勢が悪いこと自体が腰痛の原因になっているわけではないからです。ちなみに姿勢がいい人も腰痛にはなります。

 

 

–実は…姿勢の保持に問題が…

基本的に同じ姿勢をしていると、腰が痛くなります。これは正しい姿勢でも悪い姿勢でも同じです。同じ姿勢を保持していると、同じ部分にストレスがかかり続けます。だから、腰痛が発生するのです。

幼稚園児や保育園児を見てみてください。「じっと座ってなさい!」と先生が言っても、モゴモゴ動いてますよね。だから、身体は疲れても肩や腰が痛くなるということが少ないんですね。その点、大人は「忍耐」という神業を使えます。実はこれが腰痛を引き越しているのです。

 

 

-シップは冷えない、治らない! -”腰痛”と痛み止めの関係

シップ(湿布)とは、経皮的消炎鎮痛剤のこと。温感湿布とか冷感湿布と言って、温かく感じたり、冷たく感じたりします。でも実際にはほとんど組織の温度変化はありません。

ちなみにどちらのシップも皮膚の表面温度を1度だけ下げます。これは気化熱によるもので、たいした効果はありません。だから冷やすために…とか、温めるために…という目的で湿布を使っても、それほどの効果は望めません。

 

 

–痛み止めはいいの?悪いの?

結論から言いますと、施術期間中の服用はお勧めしません。しかし、痛みがあまりにもひどい場合、通院できない場合などこのようなときは、服用したり貼っていただいて構いません。

でも忘れないでください。痛み止めはあくまで「痛みを止めている」だけです。決して組織の修復が進むわけではありませんので、逸早く施術を受けていただくことが理想と考えます。

 

 

-”腰痛”が慢性化してしまう意外な理由とは? -腰痛とサポーターの関係

ぎっくり腰ほどの痛みではないけど、常に腰がだるい、もしくは重いという症状が3ヶ月以上続く場合、慢性化した状態と言えます。

腰痛が慢性化する原因は社会的要因、精神的要因、機能的要因など様々ですが、実はサポーターを肌身離さずつけている方は、慢性化のリスクは高くなってしまいます。

 

 

–サポーターをするとセンサーがバカになる!?

これからお話しするのは、腰に限ったことではありません。関節、関節包(関節を包んでいる膜)、筋肉などにはたくさんのセンサーが存在します。このセンサーは何をしているかというと、どれくらい関節が曲がっているか、どれくらい筋肉が伸びているか、どれくらい負荷がかかっているかなどの情報を脳へ送っています。そしてその後、その情報は脳で処理され、身体をコントロールしています。

 

しかし、サポーターをしていると、そのセンサーは、さほど機能しなくてもよくなるので、結果的に”バカ”になってしまうのです。このような経験はないでしょうか?サポーターを取ったら、なんか腰が不安定な感じがするとか、力が入りにくくなるとか…。これは、センサーが”バカ”なっている証拠です。

 

 

-筋肉は緩めたらダメ!? -”腰痛”と筋肉の硬さの関係

そもそも【硬い=痛い】は違います。筋が硬いから緩める。これだけではいけません。理由は簡単です。硬くなった原因はそのままだからです。だから筋はまた硬くなってしまいます。

 

ということは、筋が硬くなった原因自体にアプローチする必要があるのです。さらに、筋が硬くなった理由があるということは、筋を緩めることで、何か弊害が起こる可能性もあります。例えば、痛みを守るために硬くなっていたのであれば、筋を緩めることによってその痛みが増大してしまう可能性があるということです。

 

 

–筋肉を緩めるとこんなことも…

ちなみに、筋は緩めると同時にある他の効果をもたらします。それは「抑制(弱くなる)」です。そうです。筋は緩めると弱くなってしまうのです。この状態は、筋肉の出力自体が低下した状態ですから、安定させる筋肉を緩めてしまうと、体幹の安定性は損なわれてしまします。

 

 

-実は歪んでいるのは”正常”なんですよ! -”腰痛”と歪みの関係

人間という動物は、手の長さも足の長さも左右で違います。顔も左右で違いますよね。左右差はあって当たり前です。その左右差を補正するために、骨盤や背骨がうまく歪んでいるわけです。

これは異常でしょうか?では、その歪みを正すことで、果たして腰痛が治るでしょうか?様々な理論はあるでしょうが、これでは腰痛を根本的に改善することはできません。

 

さらに、もし歪みが全ての原因であるならば、その歪みさえ治すことができたら、腰痛は再発することはないでしょう。

 

 

-マッサージは筋肉を硬くする? -”腰痛”とマッサージの関係

マッサージはとても気持ちいいです。マッサージをすると筋肉が柔らかくなって…と、ちょっと待ってください!確かにマッサージの直後、筋肉は柔らかくなります。上手なら(笑)。

でも、その後数時間で筋肉は前の状態よりも硬くなってしまいます。だから、マッサージをすればするほど筋肉は硬くなってしまうんです。

 

 

–マッサージでも筋肉は抑制される!?

そう、実はマッサージでも筋肉は弱くなってしまいます。マッサージによって筋肉の緊張が取れてしまうため、筋肉の出力が低下してしまうんです。だから、むやみやたらにマッサージをするというのは全くお勧めできないのです。(腰痛を改善するという目的では)全身マッサージなんかはもってのほかです。

 

 

-”腰痛”の85%は非特異的腰痛…? -腰痛の原因は”腰”じゃない!?

画像検査では明らかな異常のみられない非特異的腰痛は、85%を占めると言われています。しかし、この数字をどうとらえるか、そこが重要なポイントになります。どういうことか説明します。

 

画像や所見で異常がないということは85%の腰痛は、腰という構造体には損傷がないということが証明されたわけです。そう腰は問題ないということです。ということは、画像所見では写らない何か、もしくは腰以外のところに腰痛の原因があるという証明になったわけです。

 

よって、ぎっくり腰のように腰自体に原因がある場合は、患部へのアプローチが必要となりますが、患部の組織修復が完了すれば、腰へのアプローチは全く意味がないということになります。

 

このようにストレッチ、筋力強化、歪みの改善、姿勢改善、筋肉を緩める…このような方法では腰痛を根本的に改善することはできません。

 

では、どうしたらいいのでしょうか? そもそもなんで腰痛になってしまうのでしょうか?

 

戦略的に”腰痛”を攻略する具体的な方法とは?

今までの常識、基本概念では結果的に腰痛の患者さんは減ることはありませんでした。むしろ増加傾向です。ということは、今までの考えは間違っているということです。

よって、今までの基本概念のもとではどんな施術を受けても腰痛は改善しないということです。その証拠たるものこそ、現状の腰痛患者数であり、あなたもご理解いただいていることかと思います。

 

 

-構造的破綻と機能的破綻

では一体、どのようにして腰痛を改善すればいいのでしょうか?その前にまずは、腰痛の本当の原因、いわば根本原因を知る必要があります。原因がわからなければ治すことはできませんから、その根本原因を見つけ出す必要があるわけです。

そこで重要な考え方となるのが【構造的破綻】【機能的破綻】という概念です。腰痛は、この2つの概念をもとに戦略的に攻略する必要があるのです。それでは、この2つをわかりやすく説明させていただきます。

 

 

構造的破綻とは?

ぎっくり腰をはじめとする原因が明らかな腰痛の多くは、「腰」という構造体自体が損傷した状態です。構造体とは、具体的に腰椎椎間関節、多裂筋や脊柱起立筋などの筋肉、仙腸関節、靭帯など「腰」を構成する組織を指します。これらの組織が損傷(破綻)したものを構造的破綻といいます。

 

 

-”腰痛”の原因(構造的破綻)を特定するための重要な3つのポイント

何がどうなって腰痛を引き起こしているのか?腰という構造体の損傷を的確に把握するためには、問診、評価、病態把握の3つの大切なポイントを押さえておかなければなりません。

 

 

–問診 -レッドフラッグを除外するために重要なこととは?

まずはじめに重要なのは、「重大な脊椎病変」であるレッドフラッグを除外すること。レッドフラッグには、悪性腫瘍、脊椎感染症、骨折などがあります。

この記事では、「非特異的腰痛」を中心に解説しているので、詳細は割愛しますが、レッドフラグを除外するためには、この問診が最も重要な項目になります。
それでは、実際に当院で行っている問診の具体的な内容をお伝えします。

 

 

—既往歴

過去にかかったことのある病気やケガ、手術歴などを聞き取ります。例えば、悪性腫瘍の既往がある場合は、再発、転移などを念頭に注意深く、問診や検査へと進めていきます。他にも膠原病や外傷歴も聴取します。

 

 

—受傷機転 -病態を推測するための重要なヒントが隠されている?

受傷機転が不明な場合は、レッドフラッグの可能性も視野に入れておく必要があります。明らかな受傷機転がある場合で、レッドフラッグを除外できる場合は、腰部の構造体自体に組織損傷を起こしていることが示唆されます。

 

また、どのような経緯で腰痛が発症したのか?腰痛が発症した具体的な状況を聞き取ります。 例えば…「自宅で掃除機をかけていた」ではなく、「自宅で、棚の下を掃除機をかけようとして、少し前かがみになった瞬間に痛みが出た」と、受傷時の情景が思い浮かべれるようなレベルで聞き取ります。

 

なぜそこまで聞き取る必要があるかというと、実はこの受傷機転からある程度の病態を推測することができるからです。

ぎっくり腰をはじめとする腰痛は、様々な原因で発症しうるのですが、ここでは一般的に多い原因について解説させていただきます。

 

 

—-起床時の腰痛

ここではレッドフラッグを除外してお伝えしますが、起床時に腰痛が発症する場合は、様々な原因が考えられます。多くの場合は、いわゆる”寝違え”の状態で、筋肉や関節に原因が存在することが多いです。

 

 

—–寝具の問題 -低反発マットレスよりも高反発マットレスをお勧めする理由

これは個人的見解です。私は高反発マットレス、スプリング系のマットレス、普通の布団をお勧めしています。理由は簡単です。寝返りをしやすいかどうか?という点です。

低反発系のマットレスは、身体が沈みますので、寝返りがしにくくなります。その結果、同一姿勢を長時間保持することになりますので、寝違えを起こす可能性が高くなってしまうんですね。

 

 

—–軽度の脱水

体重の約1%の水分が失われると、軽度の脱水です。一般的に汗をかいたときや、のどの渇きを感じたときはすでにこの状態です。日常生活の中では、入浴時、睡眠時、飲酒時に体内の水分量は低下します。入浴時や飲酒時は、水分を摂ろうと思うといつでも取ることは可能ですが、睡眠時はそうはいきません。

だから、寝る前までに効率的に水分を摂取しておく必要があります。脱水となれば、筋肉をはじめとする身体組織は正常の活動ができなくなってしまうので、寝違える可能性も高くなるのです。

 

 

—–睡眠時間

睡眠時間が長くなると、上記にも書きました脱水の可能性も高まります。そもそも寝ている時間が長くなるというとは、それだけの間、水分を摂取していないわけですから、脱水になりやすいと言えます。

また、睡眠時間が長くなると、身体リズムや長時間臥床による身体への影響等から、腰痛を引き起こす可能性があるのです。

 

 

—-中腰姿勢でモノを持った場合

腰痛の中でも、いわゆるぎっくり腰の発生原因として最も多いのが、中腰姿勢での負傷ではないでしょうか?中腰姿勢での腰痛発症は、筋肉が原因となっているもの、関節が原因になっているもの、そして両方が組み合わさったパターンがあります。

 

例えば、関節が原因となる場合の多くは、この中腰姿勢でのぎっくり腰では多く見られます。関節は、許容範囲を超えた動きが強いられると負傷します。しかし、多くの関節は連動したり、そもそも大きな可動域、遊びがあるので、容易に負傷することはないのですが、仙腸関節(背骨の一番下にある関節)の場合は考える余地があります。

仙腸関節は通常2~3㎜程度の動きがあるとされています。他の関節に比べて、その運動範囲はとても少ないです。その運動範囲ギリギリの状態で仙腸関節に負荷がかかった場合、許容範囲を超える動きが強いられることとなり、ぎっくり腰が発症してしまうのです。

 

筋肉が原因となる場合は、次項が参考になります。

 

 

—-インナーマッスルとアウターマッスル

中腰姿勢になるとき、筋肉はどのようなメカニズムで動作を行なっているのか?これがわかれば、中腰姿勢でのぎっくり腰の発生メカニズムを理解することができます。

通常、中腰姿勢を取ろうとしたとき、まずはインナーマッスルが収縮し体幹を安定させます。そして、体幹を安定させた状態でアウターマッスルが収縮し身体を動かします。このメカニズムが破綻すると、ぎっくり腰は発生してしまいます。

 

例えば、インナーマッスルが正しく収縮しないままアウターマッスルが収縮してしまうと、体幹の安定性が保証されていない状態で身体を動かすことになるので、アウターマッスルは過収縮してぎっくり腰が発症してしまいます。

これは、何も中腰姿勢に限ったことではありません。ふと手を伸ばした時や、くしゃみの時にも起こりうるのです。

 

 

—-筋の発火異常

筋肉を動かしているのは、「脳」です。脳はどの筋肉をどの順番で収縮させるか、ということをコントロールしています。様々な原因で、その順番や筋主力の調整がくるってしまうと、正しい運動を遂行できないためにぎっくり腰を発症させてしまうことがあります。

 

 

—症状

どのような動作で疼痛があるか、安静時痛の有無、熱はないか、夜間痛、痛みの性質などのほか、腰以外の部位に出現している症状についても聞き取ります。

動きによって痛みが変わらない、安静時にも同レベルの痛みが持続する、夜中痛みで目が覚めるなどの症状はレッドフラッグのことがあるので注意が必要です。

 

このように、問診では様々なことがわかります。適切な問診を行うことができれば、問診だけで8割の病態がわかります。手間や時間はかかりますが、問診はとても重要な部分です。

 

 

–評価 -さらに病態をあぶりだす適切な評価とは?

問診ではとらえきれない病態や、細かな病変を突き止めるために重要なのが評価です。評価で注意している点は、一切の先入観を排除するということです。

「これはおそらく○○が問題で○○が炎症を起こしているだろう」と、頭の中で病態<を確定させた状態で評価はしません。なぜかというと、先入観をもって評価をすれば、おのずとそのように寄せた評価になってしまうからです。

 

評価には、様々な評価法がありますが、その中でも重要な評価についてお伝えしておきます。

 

 

—神経学的所見

非特異的腰痛では、神経学的所見は見られませんが、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などではみられます。神経学的所見とは、神経系に何らかの異常があるとき、どの部位に障害があるのかを判定する際に用いる検査です。

神経学的所見では反射・知覚検査・筋力検査・理学的検査を行います。

 

これらの所見をとることによって、神経に何らかの異常があるのかどうかだけでなく、神経の障害レベルを判断することもできます。 ここで、腰椎椎間板ヘルニアなどの神経障害のある病態を除外します。

 

 

—運動時痛(動かした時の痛み)

ぎっくり腰をはじめとする腰痛の多くは、運動時痛を伴います。どの方向に動かしたときに、どこが痛いか。それによって病態は変化しますので、実際に動かしてみて評価します。

 

 

 

—可動域検査

ぎっくり腰患者では、痛みのためなかなか可動域検査を正常に行うことは難しい。その場合は、患者さんの姿勢(体幹前傾位、骨盤後傾位など)を詳細に記録し、最終的な病態把握につなげます。

 

 

 

—各種理学検査

腰痛の病態を明らかにするため、様々な理学検査が存在します。当院では、私が特に重要としているSLR、FNSTという2つの検査を行なっています。

 

 

–病態把握 -所見から腰痛の病態を把握する

実はこれが一番難しいです。所見から病態を把握するとき、まずは、所見をテーブルの上に並べます。そして所見の関連性を考えながら、答えを導いていく作業を進めます。進め方は、基本的に医師が行う「除外診断」の方法と同じです。

 

この所見と想定している病態は一致しているのか?想定した病態は、確実に除外できるのか?他の所見はその病態と一致するのか?これを繰り返して、最終的に1つの病態をあぶりだします。

最後に、最終的に想定した病態とすべて所見の整合性を確認します。このように、所見から病態を特定していきます。

 

 

機能的破綻とは?

「腰」という構造体自体が損傷した状態を構造的破綻といいますが、それに対し、構造体を損傷させる原因である身体の機能的な異常を機能的破綻といいます。

具体的には、筋出力の低下と亢進、筋の発火順の不整、筋の反応性の低下などのモーターコントロールの異常(機能低下)が構造的破綻を引き起こすのです。

 

 

-モーターコントロールとは?

モーターコントロールとは、運動の根幹的メカニズムを統制もしくは指揮する能力とされています。ちょっと難しいですね…。要は、脳が人間の身体をどうやって動かしているのかということです(運動制御)。

 

運動制御がひどくおかしくなると、関節、靭帯、腱、筋肉に負荷が加わり、微細損傷を起こす可能性があるのです。

 

 

–脳の役割とは?

脳の役割は、運動の状態を把握して、予測可能な変化に対する運動プランを作ることです。そして予測不能な変化に対して急速な対応を講じることです。さらに、末梢のセンサーやその他の感覚から、適切なタイミングと活動量で筋肉を働かせることです。

 

 

-なぜぎっくり腰は再発するのか? -ぎっくり腰は癖になるというのは間違っている!?

ぎっくり腰などの急性期では構造的破綻が起こっています。このような場合は、損傷した組織を修復させるための施術が必要となります。多くの治療院はここで施術が完了します。メンテナンスといいつつ、単にマッサージをしているだけ…というところも少なくありません。

 

しかし、腰痛の再発率を低下させるためには、病態が発生しうる身体の機能的破綻(機能低下)への施術が重要となることはあまり理解されていません。

 

 

–ぎっくり腰、”腰痛”の原因となる機能的破綻とは?

最初は、運動制御に異常がなくても力学的な負荷などにより腰痛(必ずしも腰痛ではない)が発生し、もしくは誤った使い方の繰り返しにより運動制御に異常が起きて「機能低下」を引き起こします。そしてその機能低下が原因となってまた腰痛になるのです。これを繰り返しているわけです。

 

よって腰痛の病態だけへの構造的なアプローチだけでは、その時の症状は改善しますが、その根本である機能的な問題は残っているので、また些細な原因で腰痛を発症させてしまうのです。

 

つまり、「ぎっくり腰が癖になる」のではなく、そもそもぎっくり腰が発生原因である機能的破綻(機能低下)への施術が行われないために、ぎっくり腰を引き起こしてしまっているのです。

 

 

–ぎっくり腰はどれくらいの確率で再発するのか? 

再発の累積リスクについて論文1)では、「患者の73%は12か月以内に少なくとも1回再発した」としています。さらに…3ヵ月以内の再発率は26%、3年後では84%の再発の累積リスクがあると報告されています。

・3ヵ月以内の再発率26%
・12ヵ月以内の再発率73%
・3年後の再発率84%

 

 

-”腰痛”の根本的な原因である機能的破綻を評価する具体的な方法とは?

動きを制御している「脳」の異常を様々な検査で見つけ出し、修正することで機能的破綻(機能低下)を改善し、腰痛の再発率を低下させることができます。機能的破綻(機能低下)を評価するためには、次の3つの視点が鍵となります。

 

 

–筋出力の低下(力が入りにくくなる状態)

筋力低下と考えられているものは、実は筋が抑制された(力が入りにくい)状態である可能性があります。筋出力の低下は、一見筋力低下と似ています。ここで筋出力と筋力について少し解説しておきます。

 

筋出力は、筋自体の能力というよりはむしろ、筋を動かしている「脳」がコントロールしています。筋力は筋断面積(太さ)に比例する筋自体が持っているパワーです。

 

 

–筋の発火順異常(どんなタイミングでどの筋肉を使うかということの異常)

素早い動きを行うときや、繰り返し動作を行うときには、その運動前に筋の収縮順が脳で定義されます。そして、運動を遂行する指令と同時に、そのプログラムされた筋肉の収縮が順に始まります。

基本的に動作中は、予測不能なことに関しては対応することはできません。しかし、これではすぐに障害が起こる可能性があるため、多くの場合、脳は身体の各所にあるセンサーからの情報をもとに制御も行っています。

 

 

—筋の発火順が腰痛に及ぼす影響

例えば、背筋は大きな力を持っています。よって背筋の早期もしくは過剰な収縮は脊柱に対して圧迫力を強め、腰痛の原因ともなります。

背筋の早い収縮、お尻の筋肉の収縮が遅れるなどの筋肉の収縮する順番のズレは、腰痛に大きな影響をもたらす可能性があります。

 

 

—発火順を評価する方法

とてもアナログです。例えば、対象となる筋肉に触れ、どちらが先に収縮するかを確認します。そして正しい順に収縮しているかどうかを確認します。

 

 

–筋の反応性低下

前述の「筋出力の低下」「筋の発火順」などと同様に神経-筋の協調性に異常が生じると、筋の反応性は低下します。筋の反応性とは、適切なタイミングで筋収縮が起こっているのかということです。

 

例えば、「力を入れて耐えてくださいね」と言われた時、筋肉の反応性が低下していると、いくら筋出力に問題がなくても耐えることができません。

 

 

—反応性低下を評価する方法

筋の反応性低下は、先ほどの例がわかりやすいと思います。「力を入れて耐えてくださいね」と言って、その後力を加えます。

筋の反応性が低下していると、いくら筋出力に問題がなくても耐えることはできません。また、筋肉の発火異常も筋の反応性低下を示唆する重要な所見です。

 

 

”腰痛”を施術する際の考え方とは? -構造的アプローチと機能的アプローチに分けて考える!

まずは構造的破綻、すなわち壊れた構造体を修復させることが最優先となります。これが病態に対する構造的アプローチです。そして、構造的破綻修復後は、壊れた原因となる機能的破綻を改善する必要があります。それが機能的アプローチです。

 

こうして、”腰痛”を攻略するためには、構造的破綻から機能的破綻へと施術を進める必要があるのです。そうすることによって、そもそも腰痛になる可能性を低下させることができるのです。

 

 

-構造的破綻は、検査所見を一つ一つ取り除いていくことが重要!

それでは、一体どのように施術を展開していくのか?ここではその具体的な方法をお伝えします。構造的破綻の場合、問診、評価、病態把握を進める中で、様々な所見をとりました。構造的破綻はその所見を一つ一つ改善していきます。

 

 

–たった3つの評価→たった3つのアプローチ

当院の場合、問診、評価、病態把握と進め、病態をあぶりだすことができたら、その中の「評価」で行った理学検査や運動痛をそれぞれ改善していきます。

 

 

-機能的破綻は、セルフエクササイズでは改善しない!?

多くの文献で、単に筋力を強化したり関節可動域を拡大したりするだけでは、習慣化した異常運動パターンの改善にはつながらないと結論付けられています。

また、単純なエクササイズや筋力トレーニングでは、抑制された筋は正常化せず、抑制されたままエクササイズを行うことになるため傷害が発生する可能性があります。

 

さらに、抑制され弱った筋に対して筋力エクササイズの目的で抵抗運動を行うと、その活動性は増大するというより、むしろ低下する傾向にあるとも言われています。

なお、機能低下した筋へ外的なアプローチを行うことによって運動制御に変化を与え、改善することができるとされています。

 

このような観点から総合的に考えて、機能改善を図る場合は、治療的介入が必須であることがわかります。

 

 

–促通と抑制で機能改善を図る!

評価で機能低下と判定した筋や運動に対して、これらのテクニックを用いて機能改善を図ります。

 

 

”腰痛”はどれくらいの期間で改善するのか?

-構造的破綻の改善期間

2003年、シドニー大学でのコホート研究。結果から言うと、急性腰痛(ぎっくり腰)は1ヶ月以内に疼痛、機能障害ともに58%の改善がみられた。さらにその改善は3ヶ月後までみられたとのこと。しかし、その後の改善はほぼ一定にとどまり、低レベルの疼痛および障害は3ヶ月から少なくとも12か月までは持続する。と報告されています。

・急性腰痛は1ヶ月以内に58%改善する
・改善は3ヶ月後までみられた
・3ヶ月以降はほぼ不変
・3~12ヶ月は低レベルの疼痛は持続する

 

 

-機能的破綻の改善期間

こちらは当院の実績となりますが、機能改善は最速で1ヶ月、最長でも3か月で改善することができます。通院頻度は週に1~2回です。個々の患者さんによって機能低下レベルに相違があるため改善にかかる期間は前後します。

 

 

–機能改善後の腰痛再発率は?

ぎっくり腰の再発率は4.8%、軽度の腰痛の改善率は49.1%、軽度の腰痛の発生率は全体的に低下。さらに、腰痛になった場合の施術期間について、過去に1ヶ月以上の施術期間を要していたのは34%。機能改善後は3.8%にまで低下している。

このように施術期間においても、大幅な施術期間の短縮を図ることができています。※2018年2月14日時点 当院機能改善患者への調査による

 

 

腰痛施術の考え方と具体的な施術方法のまとめ

いかがでしょうか?腰痛が治らない理由を理解することによって、どうやったら腰痛を改善することができるか?その具体的な内容をお話しさせていただきました。そして、今までの常識や考え方のままで腰痛を改善することはできないということがご理解いただけたのではないでしょうか?

 

”腰痛”を施術の考え方と具体的な施術方法をまとめると…

・まずは、なんで腰痛が治らないのかを理解する
・腰痛は構造的破綻と機能的破綻に分けて考える
・構造的破綻において原因を特定するためには問診、評価、病態把握が重要
・機能的破綻において原因を特定するためには筋出力、発火異常、反応性を評価する
・構造的破綻を改善してから機能的破綻を改善する
・機能的破綻を改善することで腰痛の再発率が低下する

 

結果の出なかった今までの常識や考え方から脱却し、そして新しい腰痛施術の考え方と具体的な施術方法を行ない、腰痛でお悩みの患者さんを一人一人救っていければと思っています。

 

 

当院の腰痛施術をご希望の方へ腰痛治療

初めて当院へご来院される初診の患者さんは、ご予約が必要となります。まずは、お電話にて現在の腰の状態をお聞かせください。そのうえで、あなたにどんな施術が適切なのか?ご提案させていただきます。その際に、何かご心配事がありましたらお聞かせください。

 

あなたの腰痛がよくなることを心より願っております。

何かございましたらいつでもお気軽にご相談ください。

 

じゅん整骨院 院長 黒川 純

この記事内で参考にした文献および関連文献

※以下文献の中で使用していない文献もございますが、私がお伝えしている構造的アプローチ、機能的アプローチでは以下全ての文献を参考に構成しております。

1)Acute low back pain: systematic review of its prognosis.BMJ. 2003 Aug 9;327(7410):323.
2)兵頭甲子太郎:股関節外転筋の等尺性収縮運動時における筋電図学的検討―負荷量と外転運動角度が筋活動に及ぼす影響についてー.理学療法学,2009,24(4):561-564.
3)三浦雄一郎:体幹筋機能の研究と慢性腰痛症の運動療法.関西理学,2001,1:7-13.
4)鶴見隆正,松本規男,上田哲士:大殿筋筋力増強肢位の筋活動について.臨床理学療法,7(2):(147)
5)Richardson C,hodges P,hides H:therapeutic exercise for lumbopelvic stabilization 2nd ed.Churchill Livingstone,Edinburgh,2004,pp158-199.
6)生方瞳 他:慢性腰痛症における多裂筋筋硬度の左右差について.理学療法科学,2014,29(1):101-104.
7)猪飼哲夫,辰濃尚,宮野佐年:歩行能力とバランス機能の関係.リハビリテーション医学,2006,43:828-833.
8)Walsh J,hall T:Classification of low back-related leg pain:do subgroups differ in disability and psychosocial factors?.J Man Manip ther,2009,17(2):118-123.
9)大槻佳右:病期別の非特異的腰痛症3症例に対する大腿筋膜張筋へのダイレクト・ストレッチングと中殿筋への筋力強化運動による即時的効果-シングルケースによる検討-.理学療法科学,2014,29(1):81-85
10)世古俊明 他:股関節肢位と運動の違いが大殿筋、中殿筋の筋活動に及ぼす影響.理学療法科学,2014,29(6):857-860.
11)山本宏茂 他:大腿筋膜張筋の筋活動-股関節肢位及び各種動作における検討-.理学療法学,1997,第24巻第5号:270-273.
12)松田 雅弘 他:股関節外転筋疲労が片脚立位姿勢の制御と筋活動に及ぼす影響.理学療法科学,2011,26(5):679-682.
13)Suehiro T,mizutani M,ishida H,et al.:individuals with chronic low back pain demonstrate delayed onset of the back muscle activity during prone hip extension.J Electromyography Kinesiology,2015,25(4):675-680.
14)末廣忠延 他:慢性腰痛者における腰部の臨床不安定性と股関節伸展運動時の背部筋群及び股関節伸展筋群の活動開始時間との関係.理学療法科学,2016,31(2):329-333.
15)Hodges PW,RichardsonCA:Inefficient muscle muscular stabilization of the lumbar spine associated with low back pain.A motor control evaluation of transverse abdominous.Spine,1996,21(22):2640-2650.
16)Janda V:Muscles and motor control in low back pain:assessment and management.In:Physical therapy of the low back,Twomey LT(ed.),Churchill Livingstone,New York,1987,pp253-278.
17)赤坂清和:マッスルインバランスに対する評価と理学療法.理学療法科学,2007,22(3):311-317.
18)Croft PR et al:Outcome of low back pain in general practice:a prospective study,1998,BMJ 316(7141):1356-1359
19)矢吹省司 他:日本における慢性疼痛保有者の実態調査-Pain in Japan2010より.臨床整形外科,2012,47(2):127-134.
20)隈元庸夫,国分貴徳:運動連鎖からみた非特異的腰痛症と理学療法.理学療法,2014,31(8):807-815.
21)伊藤俊一 他:腰椎・腰部のバイオメカニクス的特性.理学療法,2011,28,(5):680-687.
22)菊池臣一:機能からみた病態.腰痛,医学書院,2003:43-60.
23)紺野慎一:非特異的腰痛に対する運動療法の理論.非特異的腰痛のプライマリケア,三輪書店,2010:102-104.
24)石井慎一郎:運動器疾患の理学療法における運動制御・学習理論応用の考え方.理学療法,2009,26(7):803-814.
25)木藤伸宏 他:変形性膝関節症の理学療法における運動制御・学習理論の応用.理学療法,2009,26(7):849-862.
26)Friel K et al:Ipsilateral hip abductor weakness after inversion ankle sprain.J Athletic Training,2006,41(1):74-78.
27)河上敬介ほか:体幹筋の解剖学的理解のポイント.理学療法,2006,23(10):1351-1360.
28)赤坂清和:体幹の運動制御.理学療法,2006,23(10):1369-1376.
29)Hodges PW,Moseley GL:Pain and motor control of the lumbopelvic region:effect and possible mechanisms.J Electromyogr Kinesiol,2003,13:361-370.
30)Hodges PW,Richardson CA:Transversus abdominis and the superficial abdominal muscles are controlled independently in a postural task.Neurosci Lett,1996,265(2):91-94.
31)Kader DF et al:Correlation between the MRI changes in the lumbar multifidus muscles and leg pain.Clinical Radiology,2000,55:145-149.
32)小泉圭介:コアスタビリティートレーニングの意義と基本プログラム.理学療法,2009,26(10):1195-1202.
33)Sihvonen T et al:Local denervation atrophy of paraspinal muscles in postoperative failed back syndrome.Spine 18:575-581,1993.
34)伊藤俊一他:腰部脊柱安定化とコアスタビリティトレーニング.理学療法,2009,26(10):1211-1218.
35)小倉秀子:欧米におけるコアトレーニング.理学療法,2009,26(10):1234-1242.
36)荒木秀明:体幹機能評価-股関節・仙腸関節・腰椎を一つのユニットと捉える考え方による評価を中心に-.理学療法,2006,23(11):1455-1462.
37)Richardson C,hodges P,hides H:therapeutic exercise for lumbopelvic stabilization 2nd ed.Churchill Livingstone,Edinburgh,2004,pp17-19.
38)佐藤謙次:腰椎捻挫の理学療法.理学療法,2006,23(7):1020-1035.
39)室増男:筋力増強の代表的方法と効果.理学療法ジャーナル,2010,44(4):269-276.
40)片岡晶志:運動療法-自主訓練プログラムの進め方.CLINICAL REHABILITATION,2011,20(1):28-32.
41)ジョンウォーフィル:図説 筋の機能解剖 第4版.医学書院,2015:76-77.
42)中丸宏二 他:ムーブメント ファンクショナルムーブメントシステム 第1版.有限会社ナップ,2014.
43)小関博久 編:外来整形外科のための退行性変性疾患の理学療法 第1版.医歯薬出版株式会社,2010,198-201.
44)荒木秀明:非特異的腰痛の運動療法 症状にあわせた実践的アプローチ.株式会社医学書院,2014,75-76.
45)Bogduk N,Pearcy M,Hadfield G.Anatomy and biomechanics of psoas major.Clin Biomech 1992;7:109-119.
46)齋藤昭彦:腰椎・骨盤領域の臨床解剖学 原著第4版 腰痛の評価・治療の科学的根拠.エルゼビア・ジャパン株式会社,2008,100,188.
47)柳澤健:運動療法学.金原出版株式会社,2006,16-27,330-336.
48)渡邊裕之:スパイナル・コントロール 体幹機能と腰痛の最新科学.有限会社ナップ,2015.
49)Phil Page,Clere C.Frank,Robert Lardner:ヤンダアプローチ マッスルインバランスに対する評価と治療.三報社印刷 株式会社,2013.
50)齋藤昭彦:腰痛に対するモーターコントロールアプローチ 腰椎骨盤の安定性のための運動療法.株式会社医学書院,2009.
51)村上栄一:仙腸関節由来の腰痛.日本腰痛会誌,2007,13(1):40-47.
52)片田重彦:仙腸関節機能障害とAKA-博田法.脊椎脊髄ジャーナル,2016,29(3):201-207.
53)Anne Shumway-Cook,Marjorie H.Woollacott:モーターコントロール 研究室から臨床実践へ 原著第4版.医歯薬出版株式会社,2015.

54)Shirley Sahrmann and Associates 第1版.医歯薬出版株式会社,2013.
55)伊藤宏司:筋運動制御機構.計測と制御,1976,25(2)131-135.
56)後藤淳:筋緊張のコントロール.関西理学,2003,3:21-31. (さらに…)

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30代 男性 林様

2017.03.31 | Category: ぎっくり腰,ぎっくり腰原因,ぎっくり腰治療,整骨院口コミ,機能改善,腰痛,腰痛原因,腰痛症状,間違った常識

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腰痛と一生付き合うのかと思っていた。

腰痛になったときはとにかくつらかった。

仕事を休むことが多かった。

 

でも、施術を受けて普段の生活が本当に楽になった。

軽い腰痛にはなったが、3回で治って感動した。

 

通院して本当によかった。

 

 

林様が受けた施術はこれです。

http://jun-seikotsuin.com/kaizen_program

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96.9%の患者さんが最短1ヶ月で ぎっくり腰がなくなりました⁉

2017.03.22 | Category: ぎっくり腰,ぎっくり腰とは,ぎっくり腰ヘルニア,ぎっくり腰原因,ぎっくり腰治療,機能改善,腰痛,腰痛原因,腰痛症状,間違った常識,Q&A

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今まで10年以上腰痛で悩み、

どこに行っても根本的になおらず、

もうなかば諦めかけている方に最適な施術プログラムについて

今日はお話しします。

 

 

実は私も長年腰痛で悩んでいました。

 

私は小学生の時から柔道をしていたのですが、

高校1年生の時に重量級の選手と練習をしていて腰を傷めました。

そこからは毎日毎日いつも腰が痛いという状態でした。

 

柔道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がこの柔道整復師という資格を取得してからも腰痛は常にありました。

 

なぜ腰痛は治らないのだろうか?

修行を積む中でもなかなかその答えにはたどり着きませんでした。

 

そして開業してからも「どうしたら腰痛は治るのだろうか?」こればかりを考え、

毎日論文や書籍などをあさっていました。

 

と、ある日…

今まで勉強したり調べたところで何も出てこないということは、

そもそも今までの常識や概念では腰痛を治すことができないんじゃないかと思ったわけです。

 

そこで腰痛の患者数を調べたところ、

これだけ医療が発展し、治療院や整形外科さんの数が増えているにもかかわらず、

なぜか腰痛の患者さんは増え続けていたのです。

 

そこで確信したのです。

 

やっぱり今までの常識や概念は間違っている可能性がある!

そう思い、多方向からも腰痛との関係を洗い出し、

この機能改善プログラムを開発するに至ったのです。

 

機能改善プログラムは、

私が長年研究し続けようやくたどり着いた

いわば究極の施術です。

 

腰痛治療

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

96.9%の患者さんが

最短1ヶ月でぎっくり腰がなくなりました。

 

48.5%の患者さんが

軽度の腰痛もなくなりました。

 

腰痛になっても

39.4%の患者さんが数日中に改善するようになりました。

 

 

長文をここまで読み進めていただき、

ありがとうございます。

 

あなたも当院にご相談だけでもしてみませんか?

 

相談方法は簡単です。

当院に電話するだけです。

 

あくまで相談ですから、

電話したからといって当院に通院しなければならないということではありませんので、

お気軽にいまのお悩みを私に相談いただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

お電話の際には、

「腰痛のことで院長に相談したい」

とお伝えいただければ、

私がすぐに対応させていただきます。

 

では、あなたからのご連絡をお待ちしております。

 

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当院へのアクセス情報

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