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”シンスプリント”の正体とは?

2023.10.22 | Category: エコー,シンスプリント,ビタミンC,ビタミンC,整形外科,栄養,画像検査,蛋白質,超音波画像検査,間違った常識,骨折,骨折・脱臼

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ランニング中やランニング後に感じるすねの内側の痛みは、”シンスプリント”の可能性があります。

”シンスプリント”は疲労骨折や骨膜炎をはじめ、後脛骨筋という筋肉が原因となっていることがあるとされています。

ランニングなど足の繰り返し動作による過度の負担や、ニーイントーアウト(膝が内側に入ってつま先が外に出ている状態)、踵のオーバープロネーション(踵の過度の回内)が”シンスプリント”の主な原因と言われ、フォームの改善やインソールを作成される場合もあります。

症状が出た場合は、休養が最も効果的な治し方の一つとされ、整形外科や病院では運動を休んで疲労を取り、骨や筋肉に回復の時間を与えましょう‥と指導されることが多いです。

また、適切なランニングフォームや靴の選択も重要で、疲労骨折や骨膜炎の予防に役立つとされています。

と、ここまでが一般的な”シンスプリント”の病態と施術内容です。

 

しかし、一向に治らない!インソールも買って、フォームも改善した。休養もとったのによくならない。そうお悩みではないでしょうか?

それもそのはず。実は、この一般的なシンスプリントの解釈は間違っているからです。

発生原因はほぼ一緒です。ニーイントーアウトやオーバープロネーションは、シンスプリントの発生原因の一因となっていると思います。加えて、走るときで言うと、蹴るときにつま先が外に向いていることも原因となります。

また、栄養面での問題もあります。小学生、中学生、高校生がシンスプリントになるのは蛋白質、ビタミンC、鉄などが足りていない可能性があります。

これらの年代は、The成長期!成長期には、蛋白質、ビタミンC、鉄などが大量に必要です。しかし、部活やクラブチームなどの練習はとてもハードです。そうでなくてもこれらの栄養素が大量に必要なのに、これだけハードな練習を毎日するとなると当然栄養不足になります。

つまり、シンスプリントのもう一つの原因は蛋白質、ビタミンC、鉄などの栄養不足ということです。栄養不足により細胞の回復が追いつかず、痛みを生ずるようになるのです。

 

次に病態についてですが、一般的には疲労骨折や骨膜炎、筋肉の問題と指摘されています。

確かに疲労骨折については画像検査で明確です。当院でも超音波画像検査(エコー)で患部を描出して疲労骨折がないか確認しています。なので、これについては異論はありません。

しかし、骨膜炎とか筋肉の問題というのは、実は画像ではあまり明確に捉えることはできません。つまり、本当に痛みが出ている部分で骨膜炎や筋肉が原因であることを証明することは難しいということです。

ただ、痛みの出方や部位などの詳細を確認していくと、多くの場合はすねの内側の骨(脛骨)の縁に沿って線状に痛みがあります。この線状の痛みというのは特徴的です。

通常、足首の捻挫やぎっくり腰になったときには、線状に痛みを訴えることは少ないです。通常は点もしくは円状に痛みを訴えられます。

つまり、局所で組織の損傷があれば、点もしくは円状に痛みが生じるはずです。しかし、シンスプリントの場合は線状に痛みが生じることが多いです。

実は、この線状に痛みが生じているときは神経が原因となっていることがあります。そう、神経が原因で痛みが生じるときは線状に疼痛が生じるという特徴があるのです。

 

さらに、一般的に”シンスプリント”になると運動を制限されます。運動を制限すれば、患部にストレスがかからないので症状は緩和するかもしれません。また、早くよくするためにと思い、運動を制限するのだと思います。

でも、運動したいからどうにかしたくて整形外科や病院、整骨院にかかったのに、運動制限されては受診したことを後悔してしまします。

当院では、基本的に運動をやめなさいとか、中止を宣告することはほとんどありません。もちろん、病態によっては制限することもありますが本当に少ないです。

当院の考え方としては、運動したいから…という患者さんの気持ちを念頭に、運動できるように徹底的にサポートするという考え方です。

もちろん、痛みが出る動作は避けていただきますが、痛くなければ何をしてもいいというスタンスです。

また、フォームを改善するのであれば、痛みがある中で行うことはとても効率的です。というのも、フォームを改善する際のポイントは、痛みが出ないフォームを探すことです。

これは痛みがあるときにしか確認できません。痛みがなくなってしまうと、どのフォーム、動きで痛みを引き起こすかがわからなくなってしまうからです。痛みの出ないフォームを探し出すことによって、同じ痛みが再発することも少なくなります。

 

このように当院では、かなり細かく痛みの原因を探っていきます。必要に応じてエコーも使用します。そして、患者さんのスポーツや運動をしっかりとバックアップしております。

”シンスプリント”でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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”捻挫”の症状と処置について解説

2023.10.18 | Category: エコー,捻挫,捻挫テーピング,整形外科,最先端,栄養,画像検査,超音波画像検査,足首捻挫

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子供が部活中に足首を”捻挫”したからみてほしい!

”捻挫”とは、関節の許容範囲を超えてを捻った際に靭帯損傷や骨折を伴う(剥離骨折)ことをいい、多くは足首の内側の痛みをはじめ、腫脹(腫れ)、熱感、皮下出血斑、荷重できないなどの症状を呈します。

中には、歩けるけど痛いと言う場合もあり、歩ける場合でも剥離骨折を伴っていることがあるため、自宅で湿布とテーピングのみで済まされている方もおられますが、”捻挫”の再発予防のためにも早急に病院や整形外科、整骨院にかかることをお勧めします。

なお、”捻挫”の急性期の応急処置として患部のアイシングが有効ですが、その後はアイシングを繰り返しする必要はありません。詳細は以下の記事でご確認ください。
https://jun-seikotsuin.com/blog/post-2256

岡山市にあるじゅん整骨院では、まず患部の状態を評価したうえで、エコーにて画像検査も行い、骨折の有無や靭帯損傷の程度を確認しています。

損傷の程度にもよりますが、足関節捻挫の固定はテーピングやサポーターでは的確な固定ができず、施術期間が長期化したり後遺症が残存する可能性があるため的確な固定が必要となります。

そこで当院では、”捻挫”に対して必要最小限の運動制限を行うため、以下のような特殊な固定を行っております。
https://jun-seikotsuin.com/cast

また当院では、いち早く”捻挫”から回復するための栄養摂取指導や運動指導など、早期改善のために必要なことはトータルでサポートしています。

足首を”捻挫”された際には、お早めにじゅん整骨院までご連絡ださい。

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何でもかんでも腱鞘炎って

2023.10.17 | Category: エコー,画像検査,腱鞘炎,超音波画像検査,間違った常識

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”腱鞘炎”とは、その名の通り腱鞘という組織で炎症を起こしたもの。

先日、肘の外側が痛いと訴える患者さんが来られたのですが、当院に来るまでに整形外科や整体、整骨院にも行ったそうです。

そしてどこで言われたかは覚えてないとのことでしたが、”腱鞘炎”と言われたそうです。しかし、なかなか症状が改善しないため、ネットで色々探して当院にたどりついたとのこと。

ただ、”腱鞘炎”は腱鞘という組織で炎症を起こす病態ですが、肘の外側には腱鞘がないため”腱鞘炎”にはなりません。このように何でもかんでも”腱鞘炎”と判断されているケースが多々あります。

この患者さんの場合は、短橈側手根伸筋という筋肉の部分断裂でした。

やはり病態把握が正しく行えないと、適切な施術ができないため症状は改善しません。

当院では超音波画像検査(エコー)にて、患部の詳細な病態把握に努めています。この患者さんの場合も肘の外側にエコーを当てると、筋肉が損傷している像が観察されました。

なかなか症状が良くならない、原因がわからないとお悩みの方は、まずはお気軽に岡山市のじゅん整骨院までご相談ください。

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手首の痛みは”TFCC”

2023.10.14 | Category: TFCC,エコー,手首,捻挫,整形外科,超音波画像検査,間違った常識

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”TFCC”

テニスやゴルフをされている方は、よく手首の小指側が痛いと言って来院されます。

ネットで”手首の痛み”と調べると、いろんな病名が出てきてびっくりします。そこで”手首の痛み”小指側”で調べると”TFCC”という単語がたくさん出てきます。

TFCCとは三角線維軟骨複合体のことで、簡単にいうと膝の半月板みたいなもので、手首の小指側の痛みは、このTFCCやその周辺組織で損傷や炎症を起こしたものです。

ただ、中には同じ箇所の痛みにもかかわらず、全く原因組織が異なることもあります。例えば神経です。

手首の小指側の痛みに関連するのは尺骨神経で、尺骨神経が走行しているどこかで圧迫や滑走障害が起こり痛みが生じます。

手首の痛みはTFCCだけではありません。

小指側では”TFCC”損傷、尺側手根伸筋腱腱鞘炎、尺側即副靭帯損傷、ギヨン管症候群などで、親指側では舟状骨骨折、ド・ケルバン病、母指CM関節症などです。他にも様々な原因で痛みは生じます。

岡山市にあるじゅん整骨院では最初から原因を決めつけず、問診から検査そして施術までを一貫して行っています。

また、詳細な病態把握のために超音波画像検査(エコー)で患部を確認することも積極的に行っています。

整形外科や病院、整体、どこに行っても原因がよくわからないとか、なかなかよくならないとお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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“レントゲン”で異常なし

2023.10.12 | Category: ぎっくり腰,エコー,レントゲン,患者さんとの会話,整形外科,画像検査,突き指,筋肉,肉離れ,腰痛,腰痛原因,超音波画像検査,足首捻挫,間違った常識,頸部痛,首寝違え,骨折・脱臼

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ぎっくり腰や捻挫、突き指など身体のどこかを痛めたとき、整形外科などの病院へ行くと必ずと言っていいほど”レントゲン”を撮ります。

“レントゲン”では、癌などの重篤な病態が存在しないか(レッドフラッグ)?骨折はないか?などを確認しています。

そして、癌や骨折などが”レントゲン”で写っていない場合は、「明らかな異常なし」と判断され、湿布と痛み止めを処方されます。

しかし、湿布や痛み止めはある程度の痛みや炎症を抑制する効果はありますが、組織の修復を促進するものではありません。むしろ組織の修復を遅らせることがわかっています。

また、”レントゲン”では筋肉や靭帯の損傷は判断できません。ただし、捻挫や突き指の場合は裂離骨折を起こしていることもあるので、レントゲンも必要なことがあります。

とはいえ、”レントゲン”では小さな骨折やヒビはうつらないこともあります。そこで当院では、詳細な所見をとったうえで必要に応じて超音波画像検査(エコー)を行っています。

エコーでは、骨、筋肉、靭帯、神経、血管など様々な組織を描出することができます。さらに、エコーでは患部を動かしながら画像を描出することができるため、損傷組織の状態を細かく把握することができます。

つまり、”レントゲン”で異常なしと言われても、痛みの原因は骨以外にあることの方が多いため、エコーによる検査も非常に重要です。

当院は整骨院です。整骨院では柔道整復師という国家資格をもった先生が施術しています。

柔道整復師は骨折や脱臼をはじめ、突き指、捻挫、肉離れなどの外傷を中心に、日常生活で生じることの多い寝違えやぎっくり腰など骨・関節・筋肉の専門家です。

“レントゲン”では異常なしと言われたけど、痛みがなかなか引かない、原因がわからない、骨折しているかもしれないと不安、このような方はお気軽に当院までご相談ください。

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筋肉が硬いから緩めるは正しい?

2023.10.10 | Category: エコー,患者さんとの会話,筋肉,超音波画像検査,間違った常識

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”筋肉”が硬いから緩める。これ、本当に正しいのでしょうか?

筋肉は柔らかい方がいいとよく巷では言われていますが、筋肉が柔らかい状態にあるということは、力を発揮しにくい状態にあるということです。

逆に筋肉が硬いということは、力を発揮する準備ができているということ。でも硬すぎると、すでに力を発揮している状態なので、それはそれでよくありません。

なんでもいい塩梅が良いのです。つまり、筋肉はある程度張りがある方が良いということです。

よく患者さんから「ここの筋肉が硬いから痛いんよ」なんて言われます。ま、患者さんからであればいいんですが、身体のプロフェッショナルですら同じようなことを言っています。

挙げ句の果てには「ここの筋肉が硬いから緩めます」だって。一般の人と言ってることが同じという…。

これも、さっきの話と同じです。

筋肉が硬いと痛みが出るのか?という疑問。筋肉が硬いということはどういう状態かというと、筋肉が収縮しているということ。

であれば、力こぶを作ると上腕二頭筋に痛みが出ますか?ってことになる。出るわけがありませんよね。

つまり、硬い筋肉を緩めても痛みは取れないということ。もちろん、多少は楽になるかもしれないけど、それはあくまでその場しのぎの対症療法。

当院では、筋肉だけでなく、神経、膜、骨、靭帯、疎性結合組織など、痛みの原因はたくさんあります。問診から始まり、いろいろな検査の末、痛みの原因をとことん探ります。時にはエコーを使って画像検査もします。

どこに行ってもよくならない、いつも揉んでもらうだけで全然よくならないとお悩みの方は、じゅん整骨院までお気軽にご相談ください。

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単なる突き指は大丈夫?

2023.10.09 | Category: エコー,レントゲン,整形外科,突き指,超音波画像検査,間違った常識,骨折・脱臼

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昔は”突き指”して病院に行くと、監督や先輩から「お前、突き指くらいで病院いったん?」ってよく言われた。だから突き指くらいで病院に行くのって恥ずかしい…なんて思っている人も少なくない。

そのせいか、いまだに”突き指”してもすぐに整骨院や病院に行かない人がいます。親御さんも「突き指だからほっとけばそのうち治るよ」と言って、子供が突き指してもそのまま‥。

でも、”突き指”って結構こわいんですよね。特に小学生の突き指。結構な確率で骨折しています。

 

”突き指”というのは発症形態を表しているだけで、病態を表しているわけではありません。”突き指”は、靭帯や軟骨の損傷、そして骨折をともなっていることもあります。

ちなみに、整形外科とかだとすぐにレントゲンを撮ってくれます。レントゲンでは骨折の有無を確認できるんですが、実は突き指したときの骨折って、レントゲンでは映らないことが多いんですよね。だって指の骨って小さいですからね。

 

その小さい骨が完全に折れてたらレントゲンでも分かりやすいんですけど、突き指で骨折するときは裂離骨折と言って、靭帯の付着部がめくれるように折れるので、すごく小さい骨片なのでなかなかレントゲンでは映らないんです。

だから”突き指”したときは、レントゲンよりエコー(超音波画像検査)で患部を確認する方が骨折を判断しやすくなります。

当院でもエコーを導入していますので、突き指の患者さんが来院されたら、エコーの設定を浅めに設定して表層の組織を綺麗に描出するようにしています。

そうすることで、100%ではないですが靭帯の損傷や裂離骨折、さらにはヒビが入っている場合も見つけることができます。

こうして”突き指”の病態を詳細に把握することで、適切な固定、適切な固定期間を判断しています。

 

なお、一般的に突き指の固定は、テーピングやスポンジに鉄の板がついたようなあるフェンスという固定具を使いますが、これらの固定具では患部を的確に固定することはできず、靭帯が緩んだり、骨のくっつきが悪くなる原因にもなります。

このように、”突き指”の固定は非常に重要で、固定がおろそかだと治療期間や後遺症に影響を与えることとなります。

 

当院では、お湯につけると柔らかくなる特殊な材料を使って、患者さんの指にジャストフィットする完全にオーダーメイドの固定具を作成して、患部を的確に固定しています。

固定については以下のページを参考にしてみてください。

骨折・捻挫、突き指の最新固定

単なる”突き指”と安堵せず、突き指した際にはお早めにご連絡くださいね。

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骨折したら整形外科?整骨院?

2023.10.06 | Category: エコー,レントゲン,患者さんとの会話,整形外科,画像検査,超音波画像検査,間違った常識,骨折・脱臼

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“骨折”かも?って思ったら、ほとんどの方が真っ先に整形外科を受診します。

ただ、多くの方が知らないこと。
それは、”骨折”したときは整形外科以外にも整骨院で施術を受けれるということ。

これを患者さんに説明すると、「え?でも整形外科でレントゲン撮らなくてわかるの?」なんて言われます。確かに当院ではとても詳細に所見を取りますので、画像を撮らなくてもある程度は分かりますが、画像を撮るともっとよく分かります。

ちなみに当院の場合は、整形外科や病院のようにレントゲンやMRI撮ることはできません。でも、当院には超音波画像検査(エコー)がありますので、このエコーを用いて骨折した患部を確認します。

エコーはレントゲンよりも精度が高いので、レントゲンではわからないヒビや小さな骨折も見つけることができる優れものです。

そうはいっても、骨折したときに整骨院にかかるのはちょっと不安…。そう思われるのも仕方ありません。最近、整骨院はたくさんありますが、当院のように骨折や脱臼などをちゃんと判断してみれる整骨院は少ないからです。

もちろん、学校では骨折や脱臼の整復や施術について習いますが、修行先で骨折などの外傷患者さんがこられないことが多く、臨床経験を充分に積むことができていないからです。

当院では、骨折や脱臼をはじめ、突き指や足首の捻挫などに対する知識・技術向上を常に図っており、実際に外傷患者さんが多く来院されていますのでぜひ安心してご来院ください。

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湿布はダメよ!やるならアイシング!

2023.10.04 | Category: ぎっくり腰,ぎっくり腰治療,エコー,健康管理,突き指,肉離れ,超音波画像検査,足首捻挫,間違った常識,首寝違え,骨折・脱臼,Q&A

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”湿布”か?”アイシング”か?

何でもかんでも、すぐに”湿布”を貼る方がおられます。

でも、どこかが痛くなった時にすぐに”湿布”を貼ってはいけません。

痛みが発生した直後は、炎症反応が起こります。この炎症反応は組織を修復する上で非常に重要な生体反応です。

ですから、その炎症を強制的に停止させることは組織の修復のことを考えると好ましくありません。

また、消炎鎮痛薬( 湿布 、塗り薬、飲み薬を含む)などの痛み止めは、基本的に組織の修復を遅らせることがわかっています。つまり、使用すれば使用した分だけ修復は遅くなります。

とはいえ、痛みはどうにかしたいもの。そんな時は、”アイシング”を行なってください。

数年前に”アイシング”はダメだ!という論文が出て、業界は「え?」ってなりましたが、そもそも原著を読むと、そりゃそうだよって感じで…。

”アイシング”は適切に行わなければ逆効果になってしまいます。

一般的にこの”アイシング”は、数時間後おきに行うと良いとされていますが、これは間違いです。アイシングは最初に1回行なったあとは不要です。アイシングもやりすぎると治りが悪くなります。実はアイシングがダメだ!と言っていた論文は、アイシングを何度も繰り返していたんです。

ちなみにですが、アイシングの材料も重要です。氷嚢や保冷剤はダメです。これは物理学的な話になりますが、簡単にいうと熱量の問題で、これらでは患部を効率的に冷却することはできません。

ということで、アイシングの作り方と方法を解説しておきます。

まずは、ナイロン袋を用意していただき、そのナイロン袋に同量の氷と水を入れ口を縛ります。これでいわゆるアイスパックの完成です。

このアイスパックを患部に直接当て、包帯やタオルなどで圧迫固定します。アイシングの時間は20分間です。最初の5分は患部がもげるくらい痛いかもしれませんが、5分経つと何も感じなくなります。

凍傷にならないの?と不安になるかもしれませんが、氷と水の混合物なので、このアイスパック内の温度は0度を下回ることはありません。つまり凍傷になるリスクはほぼありません。

 

常識とか、一般論とか、論文もそうですが、何が正解か?なんて一般の方にはなかなかわかりません。プロでさえ、間違ったことを言っているくらいです。

痛みの原因は様々です。そして病態によってその対処方法は全くと言っていいほど違います。痛みでお悩みの方は岡山市にあるじゅん整骨院までお気軽にご相談ください。

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整骨院→整形外科→大学病院→整体‥ヘルニア?

2023.10.02 | Category: MRI,ぎっくり腰,ぎっくり腰ヘルニア,ぎっくり腰原因,ヘルニア,レントゲン,患者さんとの会話,画像検査,腰痛,腰痛原因,腰痛症状,間違った常識

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左足の痛み

先日、左足の痛みを訴える患者さんが来院されました。最初は整骨院にかかり、”ヘルニア”の可能性があるとのことで整形外科を紹介された。

その整形外科を受診するとレントゲンを撮り「レントゲンでは異常ありません」と言われ、湿布と痛み止めを処方されたそうです。

そして、1週間ほど様子を見てよくならなければMRIを撮りましょうと言われ、そのときは帰宅。

1週間後…、手術?

痛みは全く変わらなかったため整形外科を再受診したところ、MRIを撮ることになり予約していただいた。

後日、MRIの結果を持って整形外科を受診すると、「やはりヘルニアがありますね」とのこと。

手術するかどうかと言われ、その患者さんは「少し考えさせてください…」と言い、整形外科を後にしたそうです。

手術…は、怖い、、、

自宅に帰り、ゆっくり考えてみたけどやっぱり手術は怖い。だから自分で色々ネットで検索して大学病院にかかってみることに。しかし、そこでも診断は同じ。やはり手術を勧められた。

それでも起きらめきれず、ネットで検索しているとヘルニア専門と謳う整体院があり、藁をも縋る思いでその整体院を予約。

一生懸命に施術をしてくれ、そのときは少し症状は楽になるけど、数日経つと元に戻る。これを何週間か繰り返していた。

そんな時に友人から当院を紹介され、「もうここで最後にしよ…」と腹を括り、当院に来院された。

”ヘルニア”じゃなかった?

色々と所見をとってみると、神経が強く圧迫されている所見はなく、私の判断ではヘルニアではなく、梨状筋症候群でした。もちろん、医師が指摘されたヘルニアも存在したと思う。

でも、症状や所見からは、ヘルニアを疑う余地はなかったのです。

ヘルニアは、症状がない人でもある場合があります。つまり、ヘルニアがあったとしても症状が出ない人がたくさんいるのです。

しかし、画像でヘルニアがあれば、整形外科や病院では当然ヘルニアと診断されます。それは間違っていません。

でも、それは状態であって、病態ではないこともしばしばあります。

徹底的に病態を探る!

当院では、患者さんの訴える症状や経過から様々な検査を行い、病態を突きとめていきます。なので、もしかしたらちょっとめんどくさいと思われるかもしれません。

でも、それもこれも症状を引き越している原因をちゃんと見つけるためです。この原因をちゃんと見つけなければ、何がどうなっているかわからない状態ですから、どうやって改善すればいいかもわかりません。だから徹底的に原因究明します。

そして病態が明確になれば、自ずと施術方法や施術計画も立てることができます。

”ヘルニア”じゃなくて梨状筋症候群?

この患者さんの原因は、梨状筋という筋肉が原因で起こった梨状筋症候群でした。

その後、1ヶ月ほどかかりましたが、徐々に症状は軽減し、今ではほとんど痛みは消失しました。

どこに行っても原因がわからない、なかなか良くならない、とお悩みの方は、岡山市にあるじゅん整骨院にご相談ください。

腰の痛みでお悩みの方はこちらのブログも参考にしてみてください。
https://wp.me/p64E08-nT

じゅん整骨院へのご予約はこちらからもできます。

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当院へのアクセス情報

所在地〒700-0953 岡山県岡山市南区西市476 セビアン西市駅前1F
予約初診時のみ予約優先
電話番号086-250-3711
駐車場10台
休診日日祝祭日