Blog記事一覧 > しびれ,エコー,マッサージダメ,放散痛,整形外科,栄養,物理療法,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,痺れ,神経痛,超音波画像検査,鑑別 > 【足の指のしびれ・痛み】“モートン病”の原因と正しい対応法とは?|岡山市のじゅん整骨院が徹底解説
”モートン病”(Morton’s neuroma)は、足の指の付け根付近で足底神経(趾神経)が圧迫・刺激を受けて炎症を起こし、しびれや灼熱感、痛みを生じる疾患です。
特に第3・第4趾間(中指と薬指の間)で発症することが多く、歩行や靴の圧迫で症状が増悪します。
原因としては、足趾の繰り返しの圧迫・摩擦・過伸展が挙げられます。特に、ヒールの高い靴や幅の狭い靴を履くことで足趾の間の神経が圧迫されやすくなります。また、扁平足や開張足など、足部アライメントの崩れもリスク因子です。
神経は「滑走性(gliding)」を持っており、この滑走が阻害されると、神経の内部で微小な牽引や炎症が起こりやすくなります。モートン病では、この滑走障害が強く関与していると考えられています。
特徴的なのは、「小石の上を歩いているような違和感」と表現される感覚です。
”モートン病”の判断は臨床的評価が中心ですが、超音波画像検査(エコー)を用いることで、神経肥厚や滑走障害、隣接する筋・腱膜構造との関連を視覚的に把握することが可能です。
これにより、痛みの発生源が単なる神経炎症か、もしくは足底筋膜や中足骨頭下の滑膜組織の炎症かを明確に区別できます。
当院では、神経モビライゼーションを中心とした施術を行い、神経滑走の改善と周囲組織との癒着解消を目的としています。
さらに、分子栄養療法的アプローチとして、神経修復に関与するビタミンB群(特にB1・B6・B12)、脂質膜の再構築に必要なオメガ3脂肪酸、抗酸化物質(ビタミンE・αリポ酸)の補給を推奨しています。これにより、神経の再生・鎮静・抗炎症環境をサポートします。
モートン病は単なる「足の神経痛」ではなく、神経滑走障害・足部アライメント・分子レベルでの炎症反応が複合的に関与しています。痛みを根本的に改善するためには、構造・機能・代謝の3方向からアプローチすることが重要です。
足のしびれや違和感を感じたら、早期に専門的評価を受けることをおすすめします。