Blog記事一覧 > 痛みの原因 | 岡山市・備前西市駅・南区西市 じゅん整骨院 - Part 2の記事一覧
身体はたんぱく質を中心に様々な栄養素から構成されていますが、たんぱく質以外でも何かしらの栄養素が足りないと、”栄養不足”となり身体に異変が起こります。
頭痛やめまいなどをはじめ、トレーニングしても筋肉がつきにくいとか、捻挫をしても治りが悪いなど、何か一つでも栄養素が足りないと、それに関連した様々な症状が誘発されます。
また、どこの病院や整骨院に行ってもなかなかよくならないとか、原因がわからないという場合は栄養不足になっている可能性があります。
私の知っている医師は、血液検査の結果からその足りていない栄養素を分析し、最適な栄養素を処方されています。
当院では血液検査ができないため、患者さんの症状をより詳しく、かつ多角的に問診させていただき、その症状から足りない栄養素を特定していますが、必要に応じて医師を紹介させていただいております。
なお、当院で取り扱っている栄養素(サプリメント)は、市販のサプリメントと比べて栄養素の含有量、溶解率など様々な違いがあります。
また、サプリメントのケースに書いている摂取量はあまりにも少なく、症状の改善には至りません。栄養素はドーズレスポンスと言って、容量依存性に効果を発揮します。つまり、本当に必要な量を摂取しなければ、症状は改善しないのです。
ちなみに、骨折や靭帯損傷、ぎっくり腰、膝の痛み、指の痛みなども栄養素の補充によって早期改善が期待できます。
ですから、何かお困りの症状がある方や少しでも早く症状を改善されたい方は、一度当院までご相談ください。
”ヘルニア”や脊柱管狭窄症のほとんどは、手術せずによくなります。
そもそも、画像を撮ってヘルニアがあるからとか、脊柱管が狭窄しているからとかって単なる状態に過ぎないんですよね。
状態と病態は異なります。画像所見と臨床所見は合わないことは多々あります。当然です。
つまり、ヘルニアや脊柱管狭窄症は正常でもみられる身体の状態です。もちろん、それ自体が悪さをしていることもありますが、ただ、その可能性は決して高くありません。
そして実際には、全く違うところに全く違う病態が存在しているのです。
だからちゃんと所見をとって、病態を見極めることが非常に重要となります。
この前も、病院でMRIを撮ってL5ヘルニアと診断された患者さんが来院されました。でも、臨床所見としてL5ヘルニアの所見はあまりみられなかったんです。
下肢の反射は正常。下肢筋力正常。知覚異常なし。腰部、右臀部、右ハムにかけての痛み。ね、合わないですよね?
なので私は詳細に所見をとったわけです。
すると、どうも右仙腸関節、右梨状筋に異常がありました。そこでこれらの組織に施術をしたところ数回の施術で症状はほぼ消失。
その後、少し時間はかかりましたが、最終的には症状は全て消失しました。
病態把握、やはり非常に重要です。
当院ではこの病態把握を重要視しています。これまでどこに行っても原因がわからないとか、なかなか症状が良くならないとお悩みでしたら、まずはお気軽に当院までご相談ください。
”腱鞘炎”の原因は、ほとんどの場合が手の使いすぎと言われていますが、実は単に手を使いすぎても腱鞘炎になるとは言い切れません。
では、なぜ”腱鞘炎”になるのか?その原因は、手や指の使い方です。使い方といっても、何が悪いのか?これについいて解説させていただきます。
まず、指にはそれぞれ役割があり、それぞれの指の使い方にはルールがあります。
例えば、小指と薬指と中指の3本は力を使うときに使用します。そしてこの3本の指を使うときは、手のひらが横、もしくは上を向いているときに使わなければなりません。
そして、このルールを破ると傷めてしまう可能性があります。
つまり、重いものを持つときに手のひらが下(地面)に向いた状態で使うと傷めます。また、重いものを持つときに親指や人差し指を使い、他の3本の指を使わなければ、これもまた傷めてしまいます。
このように手・指にはその使い方にルールがありますので、このルールに反すると痛める可能性があるということです。
さて、ではこの”腱鞘炎”はやはり長くかかることが多い病態の一つです。もし、なかなかよくならないとお悩みの場合は、お気軽に当院までご相談ください。
”シンスプリント”は、ランニングなどですねの内側(下腿部)が痛くなる症状が主体で、主な原因は、疲労やストレッチ不足、フォームの乱れなどが関連していると言われています。
その病態は骨膜炎、疲労骨折、筋膜、ふくらはぎの筋肉の問題など様々で、的確な病態把握が必要となります。
しかし、一般的にすねの内側が痛いと言うと、すぐに「それは”シンスプリント”だね!」と決めつけ、原因や痛みの詳細な部位を確認せずに施術している整骨院も少なくありません。
また、患者さん本人も「あ、これは”シンスプリント”だな」と思い込み、ほっとけば治ると思い、湿布だけ貼って放置されていることがあります。
もしくは、ネットで検索してご自身でストレッチやテーピングをされている場合もあります。
ただし、先に言ったように”シンスプリント”の病態は様々であり、的確な病態把握を行わなければ症状はよくなりません。
正直、どんな病態であってもストレッチだけではよくなりませんし、マッサージやテーピングでも回復は難しいと思われます。
というのも、当院にはこれまで多くの”シンスプリント”の患者さんが来院されましたが、疲労骨折は2件、骨膜炎やふくらはぎの筋肉の問題も数件程度でした。つまり、シンスプリントで一般的に言われている病態というのは非常に少ないのです!
そもそも疲労骨折や骨膜炎、筋膜などが原因となり発生しているのであれば、そこに施術すれば良くなるはずです。でも、おそらくほとんどの患者さんは、なかなかよくならないと悩んでいるのではないでしょうか?
もちろん、当院であれば1回でよくなるということはありませんが、まずはその痛みの原因はなんなのかということをエコー(超音波画像検査)も駆使して徹底的に突き止め、的確な施術を行なっています。
では、何が原因ですねの内側がそれほどの痛みを発しているのか?ということですが、実は、”シンスプリント”の原因はすねの内側を走行している神経や、ふくらはぎの筋肉ではなく膝の筋肉が関連しています。
また、その病態を引き起こす「動き」も原因の一つとなります。例えば、胸椎や腰椎、股関節、膝関節、足関節など”シンスプリント”を引き起こす原因もまた様々です。
さらに、成長期の子供であればたんぱく質や鉄不足などの栄養状態も痛みを引き起こす原因となることがあります。
このように、”シンスプリント”と一言に言ってもその原因は様々です。
だからストレッチやテーピング、あとインソールなんかでも一時的には症状は緩和するかもしれませんが、またすぐに症状が出てきたり、いつまで経ってもなかなか症状が回復しないのです。
もし、”シンスプリント”でお悩みでしたら、いつでもご相談くださいね。
走っていたら”肉離れ”を起こしたという経験はないでしょうか?
と言っても、”肉離れ”の原因は様々です。走る、飛ぶ、着地するなど筋肉に強い収縮が強いられたときに肉離れは起きます。
ここではわかりやすく”肉離れ”と言いますが、肉離れという言葉は医学的ではありません。正式には筋損傷です。もっというと筋断裂です。そして、この筋断裂の中でもいろいろな分類があります。
さて、この”肉離れ”の症状は痛みが主体ですが、例えばふくらはぎの肉離れであれば、アキレス腱伸ばしができない、歩くといたいなどの症状があります。
ハムストリングの肉離れであれば、もも裏のストレッチで痛い、もしくは痛くてできない、歩けるけど痛みがあるなどです。
軽度の肉離れであれば、内出血は起こらないこともありますが、多くの場合は強い痛みと数日後に内出血が出てきます。ただ、肉離れを起こしていても内出血が出ないこともあるので、内出血だけで”肉離れ”を判断することはできません。
また、似ている症状に筋肉痛(遅発性筋痛)があります。筋肉痛は、筋肉が細胞レベルで損傷している状態で、肉離れに比べると症状は軽微で数日から1週間程度で症状は改善します。
筋肉痛は、一般的に翌日もしくは2日目以降に痛みが生じることが多いですが、中には運動直後から症状の出る筋肉痛もあるので、”肉離れ”と間違うこともあります。
ちなみに筋肉痛と”肉離れ”では、治療方法に大きな違いがあります。例えば、肉離れを起こしているのにストレッチをしてしまうと余計にその損傷をひどくしてしまいますし、温めてしまうと損傷部での出血量が多くなってしまうので、回復に時間を要してしまうことになります。
さらに、肉離れしているのに無理に運動をしてしまい損傷した筋肉に負荷をかけると、異所性骨化といって筋肉が骨化してしまうこともあります。こうなると保存療法(手術以外の治療法)だけでは、回復が難しくなるケースもあります。
ですから、筋肉痛と”肉離れ”を安易に判断してしまうことは危険なんです。
先日、筋肉痛と思っていたけどなかなか痛みが回復しないということから、発生から10日ほどたって当院を受療された方は、太ももの筋肉が断裂していました。
このように、筋肉痛と”肉離れ”の判断は意外と難しいのです。
当院では、エコー(超音波画像検査)にて損傷した筋肉を描出して、筋肉に損傷があるかどうかを判断していますので、このような症状でお悩みの際はまずはお気軽に当院までご相談ください。
”肘内障”は2~5才の小児に起こる肘関節の脱臼です。
原因は、子供の腕を引っ張った際に負傷することが多いですが、遊んでいるときに手をついて発生することもあります。
子供がいきなり泣き出して腕を動かさなくなったり、痛めた腕を全く使おうとしない、バンザイをしないなどの症状が見られた場合は、この”肘内障”が疑われます。
”肘内障”は、肘の関節を構成する骨のうち、橈骨という骨が靱帯から脱臼している状態です。
ですから、すぐに整復(元に戻す)する必要があります。
整復はほんの数秒で終わり、整復後はほとんどの場合で固定は必要なく、またその後のリハビリ・施術は必要ないことが多いです。
しかし、中には肩関節を脱臼していたり、橈骨という骨が曲がってしまっていることもあり(若木骨折)、早急に専門の医療機関を受診する必要があります。
「肘がはずれたかもしれない!」そう思った時は、すぐに当院までご連絡ください。急患の場合は、時間外でも受け付けておりますので、私が院内にいる場合はすぐに対応させていただきます。
「”膝の軟骨”がすり減ってるから膝が痛い‥」という患者さんがよくおられます。
レントゲンで関節の間が狭くなっていると、骨がすり減っている状態でみるからにそこが痛そうに思うかもしれません。
でも、軟骨には神経がないので軟骨がすり減ったとしても痛みは出ません。
さらにいうと、レントゲンで関節の間が狭くなって軟骨がなくなった人でも、痛みが出ていない人はたくさんいます。
じゃ、何が痛みの原因なのか?ということなんですが、その原因は様々です。
神経や筋肉、滑膜、脂肪組織といった組織が痛みの原因となっていることがあるのですが、レントゲンは骨しか写すことができないので、レントゲンだけでは痛みの原因を見つけることができないのです。
そんな時はエコー(超音波画像検査)が有用です。
先ほどの組織を観察できるだけでなく、動的撮影と言って患部を動かしながら撮影することができるので、実際に痛みが出る動きをしながら撮影することで痛みの原因を特定することができます。
もちろん、必ずすべての原因を特定できるわけではありませんが、それでもエコーから得られる情報は非常に多いため、原因をある程度特定することが可能です。
ちなみにエコーでは骨、軟骨、筋肉、腱、靭帯、神経、血管、膜組織、脂肪組織などを観察することができます。
そのため、先ほどの膝の痛みについても、レントゲンでは軟骨がすり減っていることくらいしかわかりませんが、エコーにて脂肪の動態や神経の滑走、筋肉の状態などを確認することで、痛みの原因を明確にできる可能性があります。
こうして痛みの原因がはっきりとわかれば、施術も自ずとやるべきことが明らかになります。
当然、当院ではエコーだけの所見に頼るわけではなく、基本的には臨床症状や徒手検査などで徹底的に病態を突き止めています。
しかし、中にはそれだけでは病態が不明瞭なこともあるため、そのような場合にはエコー検査を行なっております。
また、臨床症状や徒手検査だけではわからない、もしくはより詳細な病態を確認するという意味でエコー検査を行うこともあります。
どこに行っても原因がわからない、なかなか症状が改善しないとお悩みの方は、まずはお気軽に当院までご相談ください。
”中学生の膝の痛み”といえばオスグッド・シュラッター病です。
オスグッド・シュラッター病とは、成長期にお皿の下にある骨(脛骨粗面)が飛び出た部分で痛みが生じるもので、成長軟骨部分の炎症が主な病態とされています。
しかし、この部分の痛みは全てオスグッド・シュラッター病ではありません。
先日、陸上部(高跳び選手)の女の子が来院されました。
話を聞くと2週間前に高跳びの練習をしていて、踏み込んだ際に左膝前面に痛みが発生。整形外科にかかると、レントゲンを取った後、エコーにて患部を観察して軽度のオスグッド・シュラッター病との診断されたそうです。
部活の先生に伝えたところ、部活の顧問がたまたま当院に以前来院したことがあったため当院を紹介してくれたとのこと。
お母さん、お姉ちゃん、妹で来院。患者はお姉ちゃん。
痛みのある部位を口頭で聞くと、自分の左膝を指差し、オスグッド・シュラッター病で痛みが出る辺り(脛骨粗面)が痛いとのこと。
膝関節の運動痛はなく、脛骨粗面の膨隆、腫脹、熱感、圧痛はない。膝蓋腱にも圧痛はなし。この時点でちょっと「?」と思ったので、患者さんに痛みを再現してもらうように言うと…
ふと立ち上がり、片足立ちをして「先生、こうすると痛いです」と。さらにケンケンをして「ケンケンするともっと痛いです」と教えてくれました。
さらに、もう一度詳しく痛みが出ている部分を確認したのですが、やはり痛みが出ている部分に変わりはありませんでした。
そこで、当院でもエコー検査と同時に、私が押したら痛い部分(圧痛)があるかどうかなどを詳細に確認していったところ、患者さんが訴えた部分に圧痛はなく、その2cmくらい下に強い圧痛があったんです。
「なるほど!」私はわかったんです。追加で痛みが増強する違う動きや検査で痛みを確認させていただくと、痛みを再現することができましたので病態を的確に判断することができました。
患者さんには、「オスグッド・シュラッター病もあるかもしれないけど違う病態もあって、そっちの病態の方がいまの痛みには強く関与しています」と説明しました。
そして施術を行うと、ものの数分で片足立だけでなくケンケンでの痛みも消失しました。
病態把握は重要です。病態把握を見誤ると結果はでません。今回は、まさにそんな症例でした。
ちなみに、中学生や高校生でスポーツをしているとどうしても蛋白質や鉄が不足しがちです。不足すると怪我からの回復も遅くなりますし、他の様々な症状が出る可能性があります。
当院では、そのような理由から栄養指導もさせていただいております。
膝の痛み、放置されてないでしょうか?いつかよくなる…。そのうち痛みが少なくなる…。そう思って様子を見ていても一向に良くならない。そしてマッサージやストレッチ、湿布をしてもよくならない。
そんな方はたくさんおられますが、私はよくこう言います。
「3日たって良くならなければ、それは自己回復能力を超えた組織損傷があるのですぐに施術を受けて下さい」と。
痛み初めて3日以上たっても、まだ痛みが続いているのであればお早めにご連絡ださいね。
”足の長さが違う”という相談を患者さんから受けることがあります。
左右の足の長さの違いは、股関節や骨盤、そして腰の歪みの原因と言われたり、またその逆にこれらの歪みが足の長さの違いをもたらすと一般的には言われています。
そして左右の”足の長さの違い”により、腰痛や肩こりを引き起こし、中には足の長さが左右で違うと体のバランスが乱れ、内臓の症状や自律神経に影響を及ぼすとも言われています。
これらの原因は、日常生活での姿勢が悪いとか、足を組むことがダメだとか、寝方が悪いと言われます。
そのため、姿勢矯正とか骨盤矯正をはじめ、ストレッチやインソールが勧められることがあります。
いや〜、めちゃくちゃです。これらの考え方は全く理論的ではありません。
そもそも人間は左右対照的ではありません。
例えば、足の長さ、手の長さ、顔も左右腕違います。腎臓は左右で高さが違うし、肝臓は右にある。胃の形は左右対称的ではない。
つまり、左右対称的ではないのが正常です。だから、骨盤や背骨をうまく歪ませることによって左右のバランスをとっているのです。
これを「左右のバランスが悪い」とか「歪みを矯正して元に戻すとか」、全く理解できません。
こんなことをしていたら、症状はむしろ悪化します。
当院では、患者さんの症状からその症状を引き起こしている原因を突き止めるだけでなく、病態を明らかにして適切な施術を行なっています。
さらには、その組織にストレスをかけている原因も明確にして、そもそも症状がそれ以上に憎悪しないようにも施術しています。
もちろん、このような施術は決して早期に改善できるものばかりではありません。例えば、骨が折れていたら1回や2回くらいの施術では、どう考えても骨はくっつきませんよね。
中には即効的に症状が緩和する場合もありますが、時間がかかってしまう病態も多々あります。
なぜなら、私たちは単にその症状をとるだけの対症療法ではなく、組織の修復を促し、かつその組織にかかる様々な要因にもアプローチしているからです。
どこに行っても原因がわからない、なかなか症状がよくならない、このようにお悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。
先日、14歳の男の子が”突き指”のような症状で来院しました。
話しを聞くと、走っていた際に転倒して、右手をついたときに右母指の第2関節を負傷したとのこと。
右母指は全体的に腫れていて熱感もある。第2関節や第1関節には皮下出血斑が出ていました。
第1関節には動かしたときの痛みはなかったけど、第2関節は屈伸させると強い痛みがみられました。さらに、第2関節の小指側を押すと著明な圧痛がみられました。
患部をエコーで確認し、基節骨という骨の基部尺側(小指側)に折れているようなもの(骨片)を確認しました。そのため、骨折と判断して整復を試みましたが、整復後にエコーで確認しても明らかな変化はありませんでした。
すぐに整形外科を受診できるとのことだったので、患部は固定せず専門の医師にかかってもらいました。
同日にレントゲンを持って再来。骨折部は1.9mmの転位があり、手術も検討するようにと説明されたとのこと。
レントゲンにて骨折部の全体像を把握することができたので、なぜさっき整復できなかったのか?という原因がわかったため、再整復を試みました。
すると、今度は整復と同時に「クキッ」という整復音がしたため、これできれいに整復できたと確信し、すぐにエコーで確認すると、1.9mmもあった転位が0.9mmになっていました。
1mm以下に整復することができたこともあり、そのままアクアプラストという特殊な材料で患部を固定しました。
今回は中学生でしたが、小学生の突き指は8割が骨折を伴っているとも言われています。しかし、子供の骨折はレントゲンだけではなかなか見つけることが困難であり、近年ではエコーの有用性が指摘されています。
ただ、今回の患者さんはエコーとレントゲンの両方が有用であった貴重な症例でした。骨折の全体像がわかることで、受傷機転の詳細もわかり、整復方法もすぐに再考することができました。
骨折を見つけることはとても大事ですが、その後の整復や処置も重要です。
とはいえ、いまだ”突き指”は軽視されがちな外傷の一つです。突き指は、骨折を伴っている可能性もあるということをぜひこの機会に覚えておいて下さい。
そんなに痛みが強くなくても骨折をしていることもあります。突き指をしたら、できるだけ早めに当院までご連絡ください。