Blog記事一覧 > 肉離れ | 岡山市・備前西市駅・南区西市 じゅん整骨院 - Part 2の記事一覧
”湿布”か?”アイシング”か?
何でもかんでも、すぐに”湿布”を貼る方がおられます。
でも、どこかが痛くなった時にすぐに”湿布”を貼ってはいけません。
痛みが発生した直後は、炎症反応が起こります。この炎症反応は組織を修復する上で非常に重要な生体反応です。
ですから、その炎症を強制的に停止させることは組織の修復のことを考えると好ましくありません。
また、消炎鎮痛薬( 湿布 、塗り薬、飲み薬を含む)などの痛み止めは、基本的に組織の修復を遅らせることがわかっています。つまり、使用すれば使用した分だけ修復は遅くなります。
とはいえ、痛みはどうにかしたいもの。そんな時は、”アイシング”を行なってください。
数年前に”アイシング”はダメだ!という論文が出て、業界は「え?」ってなりましたが、そもそも原著を読むと、そりゃそうだよって感じで…。
”アイシング”は適切に行わなければ逆効果になってしまいます。
一般的にこの”アイシング”は、数時間後おきに行うと良いとされていますが、これは間違いです。アイシングは最初に1回行なったあとは不要です。アイシングもやりすぎると治りが悪くなります。実はアイシングがダメだ!と言っていた論文は、アイシングを何度も繰り返していたんです。
ちなみにですが、アイシングの材料も重要です。氷嚢や保冷剤はダメです。これは物理学的な話になりますが、簡単にいうと熱量の問題で、これらでは患部を効率的に冷却することはできません。
ということで、アイシングの作り方と方法を解説しておきます。
まずは、ナイロン袋を用意していただき、そのナイロン袋に同量の氷と水を入れ口を縛ります。これでいわゆるアイスパックの完成です。
このアイスパックを患部に直接当て、包帯やタオルなどで圧迫固定します。アイシングの時間は20分間です。最初の5分は患部がもげるくらい痛いかもしれませんが、5分経つと何も感じなくなります。
凍傷にならないの?と不安になるかもしれませんが、氷と水の混合物なので、このアイスパック内の温度は0度を下回ることはありません。つまり凍傷になるリスクはほぼありません。
常識とか、一般論とか、論文もそうですが、何が正解か?なんて一般の方にはなかなかわかりません。プロでさえ、間違ったことを言っているくらいです。
痛みの原因は様々です。そして病態によってその対処方法は全くと言っていいほど違います。痛みでお悩みの方は岡山市にあるじゅん整骨院までお気軽にご相談ください。
院長の黒川です。
4回目の「整骨院のお仕事」の投稿です。
1回目は・・・
整骨院では骨折の応急処置を受けることができ、当院(じゅん整骨院)では、エコー検査、様々な固定材料、知識など
骨折された患者さんの対応ができる体制を整えているということをお伝えさせていただきました。
そして2回目は・・・
特に1歳から5歳くらいのお子さんでは、手をひっぱるだけでも簡単に抜けてしまう肘内障(チュウナイショウ)が多く、
大人では肩や肘、指の脱臼が多い。
そして脱臼した際の整復、処置、そして必要に応じて専門医の紹介もさせていただいていることをお話ししました。
さらに3回目では、寝違えやぎっくり腰、突き指、そして交通事故でよくみられるむち打ちも捻挫。
できるだけ早く適切な処置を行わないと、治療期間が長引いたりすることも少なくありません。
そして、その処置の一つであるアイシングの方法について解説しました。
さて、4回目は打撲と肉離れです。
打撲はついつい軽視されがちなケガですが、なかなか治らない場合は注意が必要です。
打撲は、何かが身体にぶつかったり、逆に何かに身体をぶつけたときに発生します。
打撲すると内出血が起こり、熱をもちます。
軽度のものであれば、先日お話ししたアイシングを行うと治りは早くなります。
しかし、1週間以上痛みが続くものは少し注意が必要です。
打撲の中でも重症な「挫滅」、もしくは骨で起こる「骨挫傷」という状態になっている可能性があるからです。
このような病態であれば、治療に数か月かかることもあります。
ですから、「軽い打撲だから大丈夫」と軽視するのではなく、
痛みや腫れが続いたりした場合は、早めに整骨院もしくは最寄りの整形外科等を受診してください。
そして肉離れの場合も同様なことが言えます。
軽いものでも早めに施術受けたり、相談することで最悪の事態は回避できます。
肉離れ?つっただけ?筋肉痛?
一般の方にはこの違い、そして判断はなかなかできません。
このような症状がございましたら、いつでもご相談ください。
~あとがき~
わたしの口癖…
「3日たって治らなかったら治らない。
我慢してもいいのは3日まで。
それ以上我慢しても治らない。
だから3日我慢して治らなかったらすぐに施術を受けるように。」