Blog記事一覧 > 超音波画像検査 | 岡山市・備前西市駅・南区西市 じゅん整骨院 - Part 4の記事一覧
“骨折”かも?って思ったら、ほとんどの方が真っ先に整形外科を受診します。
ただ、多くの方が知らないこと。
それは、”骨折”したときは整形外科以外にも整骨院で施術を受けれるということ。
これを患者さんに説明すると、「え?でも整形外科でレントゲン撮らなくてわかるの?」なんて言われます。確かに当院ではとても詳細に所見を取りますので、画像を撮らなくてもある程度は分かりますが、画像を撮るともっとよく分かります。
ちなみに当院の場合は、整形外科や病院のようにレントゲンやMRI撮ることはできません。でも、当院には超音波画像検査(エコー)がありますので、このエコーを用いて骨折した患部を確認します。
エコーはレントゲンよりも精度が高いので、レントゲンではわからないヒビや小さな骨折も見つけることができる優れものです。
そうはいっても、骨折したときに整骨院にかかるのはちょっと不安…。そう思われるのも仕方ありません。最近、整骨院はたくさんありますが、当院のように骨折や脱臼などをちゃんと判断してみれる整骨院は少ないからです。
もちろん、学校では骨折や脱臼の整復や施術について習いますが、修行先で骨折などの外傷患者さんがこられないことが多く、臨床経験を充分に積むことができていないからです。
当院では、骨折や脱臼をはじめ、突き指や足首の捻挫などに対する知識・技術向上を常に図っており、実際に外傷患者さんが多く来院されていますのでぜひ安心してご来院ください。
”湿布”か?”アイシング”か?
何でもかんでも、すぐに”湿布”を貼る方がおられます。
でも、どこかが痛くなった時にすぐに”湿布”を貼ってはいけません。
痛みが発生した直後は、炎症反応が起こります。この炎症反応は組織を修復する上で非常に重要な生体反応です。
ですから、その炎症を強制的に停止させることは組織の修復のことを考えると好ましくありません。
また、消炎鎮痛薬( 湿布 、塗り薬、飲み薬を含む)などの痛み止めは、基本的に組織の修復を遅らせることがわかっています。つまり、使用すれば使用した分だけ修復は遅くなります。
とはいえ、痛みはどうにかしたいもの。そんな時は、”アイシング”を行なってください。
数年前に”アイシング”はダメだ!という論文が出て、業界は「え?」ってなりましたが、そもそも原著を読むと、そりゃそうだよって感じで…。
”アイシング”は適切に行わなければ逆効果になってしまいます。
一般的にこの”アイシング”は、数時間後おきに行うと良いとされていますが、これは間違いです。アイシングは最初に1回行なったあとは不要です。アイシングもやりすぎると治りが悪くなります。実はアイシングがダメだ!と言っていた論文は、アイシングを何度も繰り返していたんです。
ちなみにですが、アイシングの材料も重要です。氷嚢や保冷剤はダメです。これは物理学的な話になりますが、簡単にいうと熱量の問題で、これらでは患部を効率的に冷却することはできません。
ということで、アイシングの作り方と方法を解説しておきます。
まずは、ナイロン袋を用意していただき、そのナイロン袋に同量の氷と水を入れ口を縛ります。これでいわゆるアイスパックの完成です。
このアイスパックを患部に直接当て、包帯やタオルなどで圧迫固定します。アイシングの時間は20分間です。最初の5分は患部がもげるくらい痛いかもしれませんが、5分経つと何も感じなくなります。
凍傷にならないの?と不安になるかもしれませんが、氷と水の混合物なので、このアイスパック内の温度は0度を下回ることはありません。つまり凍傷になるリスクはほぼありません。
常識とか、一般論とか、論文もそうですが、何が正解か?なんて一般の方にはなかなかわかりません。プロでさえ、間違ったことを言っているくらいです。
痛みの原因は様々です。そして病態によってその対処方法は全くと言っていいほど違います。痛みでお悩みの方は岡山市にあるじゅん整骨院までお気軽にご相談ください。