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Blog記事一覧 > 超音波画像検査 | 岡山市・備前西市駅・南区西市 じゅん整骨院 - Part 2の記事一覧

こけて手をついて発生する”手首の骨折”

2023.12.10 | Category: エコー,手首,整形外科,栄養,画像検査,病態把握,超音波画像検査,骨折,骨折・脱臼

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子供であっても大人であってもこけることはあります。ただ、こけたときに手をついてしまうと”手首の骨折”が生じることがあります。

「骨が強いから大丈夫」なんてことはありません。誰でも骨折してしまう可能性はあります。

 

さて、こけたときに手をついて発生する”手首の骨折”は、橈骨という骨の手首近くで生じるのですが、こけた時の手のつき方によっていろいろな型の骨折を呈し、コーレス骨折、スミス骨折、背側バートン骨折、掌側バートン骨折など、それぞれ人の名前がついています。

この中でも頻度が高いのがコーレス骨折です。当院でもこれまでに多くのコーレス骨折の患者さんが来院されました。

 

最初にどんなふうにこけて、手をどうついたのか?ということをお伺いしますが、覚えていない場合もよくあります。一瞬のことですので仕方ないと思います。

そしてエコー(超音波画像検査)にて、骨折した部分がどの方向にどのくらい転位していて、他に何か損傷していないかなどの詳細を確認します。

そのうえで、骨をまっすぐに整復して、最後に固定をします。

固定後は医師にみていただく必要がありますので、連携させていただいている整形外科専門医を紹介させていただいております。

 

また、当院では骨折した際には日常生活指導や栄養指導なども併せて行い、少しでも早く回復するようなアドバイスをさせていただいております。

なお、固定中も骨折の癒合率が約40%短縮できる低出力超音波療法(LIPUS)を行ったり、固定除去後のことも考え、患部外の運動療法や可動域訓練も必要に応じて行います。

 

こけて手をついてしまい、すごく腫れているととても不安になると思います。そんな時は受付時間外でも遠慮なく当院までご連絡ください。

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”シンスプリント”はストレッチじゃよくならない!

2023.12.03 | Category: エコー,シンスプリント,ストレッチ,テーピング,プロテイン,マッサージダメ,マラソン,栄養,湿布,画像検査,疲労,疲労骨折,痛み,痛みの原因,神経痛,筋肉,組織修復,蛋白質,超音波画像検査,鑑別,間違った常識

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”シンスプリント”は、ランニングなどですねの内側(下腿部)が痛くなる症状が主体で、主な原因は、疲労やストレッチ不足、フォームの乱れなどが関連していると言われています。

その病態は骨膜炎、疲労骨折、筋膜、ふくらはぎの筋肉の問題など様々で、的確な病態把握が必要となります。

 

しかし、一般的にすねの内側が痛いと言うと、すぐに「それは”シンスプリント”だね!」と決めつけ、原因や痛みの詳細な部位を確認せずに施術している整骨院も少なくありません。

また、患者さん本人も「あ、これは”シンスプリント”だな」と思い込み、ほっとけば治ると思い、湿布だけ貼って放置されていることがあります。

もしくは、ネットで検索してご自身でストレッチやテーピングをされている場合もあります。

 

ただし、先に言ったように”シンスプリント”の病態は様々であり、的確な病態把握を行わなければ症状はよくなりません。

正直、どんな病態であってもストレッチだけではよくなりませんし、マッサージやテーピングでも回復は難しいと思われます。

 

というのも、当院にはこれまで多くの”シンスプリント”の患者さんが来院されましたが、疲労骨折は2件、骨膜炎やふくらはぎの筋肉の問題も数件程度でした。つまり、シンスプリントで一般的に言われている病態というのは非常に少ないのです!

そもそも疲労骨折や骨膜炎、筋膜などが原因となり発生しているのであれば、そこに施術すれば良くなるはずです。でも、おそらくほとんどの患者さんは、なかなかよくならないと悩んでいるのではないでしょうか?

もちろん、当院であれば1回でよくなるということはありませんが、まずはその痛みの原因はなんなのかということをエコー(超音波画像検査)も駆使して徹底的に突き止め、的確な施術を行なっています。

 

では、何が原因ですねの内側がそれほどの痛みを発しているのか?ということですが、実は、”シンスプリント”の原因はすねの内側を走行している神経や、ふくらはぎの筋肉ではなく膝の筋肉が関連しています。

また、その病態を引き起こす「動き」も原因の一つとなります。例えば、胸椎や腰椎、股関節、膝関節、足関節など”シンスプリント”を引き起こす原因もまた様々です。

さらに、成長期の子供であればたんぱく質や鉄不足などの栄養状態も痛みを引き起こす原因となることがあります。

 

このように、”シンスプリント”と一言に言ってもその原因は様々です。

だからストレッチやテーピング、あとインソールなんかでも一時的には症状は緩和するかもしれませんが、またすぐに症状が出てきたり、いつまで経ってもなかなか症状が回復しないのです。

 

もし、”シンスプリント”でお悩みでしたら、いつでもご相談くださいね。

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筋肉痛じゃなくて”肉離れ”だった

2023.12.01 | Category: エコー,ストレッチ,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,筋損傷,筋肉,筋肉痛,組織修復,肉離れ,超音波画像検査

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走っていたら”肉離れ”を起こしたという経験はないでしょうか?

と言っても、”肉離れ”の原因は様々です。走る、飛ぶ、着地するなど筋肉に強い収縮が強いられたときに肉離れは起きます。

ここではわかりやすく”肉離れ”と言いますが、肉離れという言葉は医学的ではありません。正式には筋損傷です。もっというと筋断裂です。そして、この筋断裂の中でもいろいろな分類があります。

 

さて、この”肉離れ”の症状は痛みが主体ですが、例えばふくらはぎの肉離れであれば、アキレス腱伸ばしができない、歩くといたいなどの症状があります。

ハムストリングの肉離れであれば、もも裏のストレッチで痛い、もしくは痛くてできない、歩けるけど痛みがあるなどです。

軽度の肉離れであれば、内出血は起こらないこともありますが、多くの場合は強い痛みと数日後に内出血が出てきます。ただ、肉離れを起こしていても内出血が出ないこともあるので、内出血だけで”肉離れ”を判断することはできません。

 

また、似ている症状に筋肉痛(遅発性筋痛)があります。筋肉痛は、筋肉が細胞レベルで損傷している状態で、肉離れに比べると症状は軽微で数日から1週間程度で症状は改善します。

筋肉痛は、一般的に翌日もしくは2日目以降に痛みが生じることが多いですが、中には運動直後から症状の出る筋肉痛もあるので、”肉離れ”と間違うこともあります。

 

ちなみに筋肉痛と”肉離れ”では、治療方法に大きな違いがあります。例えば、肉離れを起こしているのにストレッチをしてしまうと余計にその損傷をひどくしてしまいますし、温めてしまうと損傷部での出血量が多くなってしまうので、回復に時間を要してしまうことになります。

さらに、肉離れしているのに無理に運動をしてしまい損傷した筋肉に負荷をかけると、異所性骨化といって筋肉が骨化してしまうこともあります。こうなると保存療法(手術以外の治療法)だけでは、回復が難しくなるケースもあります。

ですから、筋肉痛と”肉離れ”を安易に判断してしまうことは危険なんです。

 

先日、筋肉痛と思っていたけどなかなか痛みが回復しないということから、発生から10日ほどたって当院を受療された方は、太ももの筋肉が断裂していました。

このように、筋肉痛と”肉離れ”の判断は意外と難しいのです。

当院では、エコー(超音波画像検査)にて損傷した筋肉を描出して、筋肉に損傷があるかどうかを判断していますので、このような症状でお悩みの際はまずはお気軽に当院までご相談ください。

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”膝の軟骨”はすり減ると痛い?エコーで何がわかる?

2023.11.27 | Category: エコー,レントゲン,原因不明,患者さんとの会話,整形外科,画像検査,痛み,痛みの原因,筋肉,膝の痛み,膝痛い,超音波画像検査,軟骨,間違った常識

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「”膝の軟骨”がすり減ってるから膝が痛い‥」という患者さんがよくおられます。

レントゲンで関節の間が狭くなっていると、骨がすり減っている状態でみるからにそこが痛そうに思うかもしれません。

でも、軟骨には神経がないので軟骨がすり減ったとしても痛みは出ません。

さらにいうと、レントゲンで関節の間が狭くなって軟骨がなくなった人でも、痛みが出ていない人はたくさんいます。

じゃ、何が痛みの原因なのか?ということなんですが、その原因は様々です。

神経や筋肉、滑膜、脂肪組織といった組織が痛みの原因となっていることがあるのですが、レントゲンは骨しか写すことができないので、レントゲンだけでは痛みの原因を見つけることができないのです。

 

そんな時はエコー(超音波画像検査)が有用です。

先ほどの組織を観察できるだけでなく、動的撮影と言って患部を動かしながら撮影することができるので、実際に痛みが出る動きをしながら撮影することで痛みの原因を特定することができます。

もちろん、必ずすべての原因を特定できるわけではありませんが、それでもエコーから得られる情報は非常に多いため、原因をある程度特定することが可能です。

 

ちなみにエコーでは骨、軟骨、筋肉、腱、靭帯、神経、血管、膜組織、脂肪組織などを観察することができます。

そのため、先ほどの膝の痛みについても、レントゲンでは軟骨がすり減っていることくらいしかわかりませんが、エコーにて脂肪の動態や神経の滑走、筋肉の状態などを確認することで、痛みの原因を明確にできる可能性があります。

こうして痛みの原因がはっきりとわかれば、施術も自ずとやるべきことが明らかになります。

 

当然、当院ではエコーだけの所見に頼るわけではなく、基本的には臨床症状や徒手検査などで徹底的に病態を突き止めています。

しかし、中にはそれだけでは病態が不明瞭なこともあるため、そのような場合にはエコー検査を行なっております。

また、臨床症状や徒手検査だけではわからない、もしくはより詳細な病態を確認するという意味でエコー検査を行うこともあります。

 

どこに行っても原因がわからない、なかなか症状が改善しないとお悩みの方は、まずはお気軽に当院までご相談ください。

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中学生の膝の痛み

2023.11.25 | Category: エコー,プロテイン,レントゲン,患者さんとの会話,整形外科,栄養,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,組織修復,膝の痛み,膝痛い,蛋白質,超音波画像検査,鑑別

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”中学生の膝の痛み”といえばオスグッド・シュラッター病です。

オスグッド・シュラッター病とは、成長期にお皿の下にある骨(脛骨粗面)が飛び出た部分で痛みが生じるもので、成長軟骨部分の炎症が主な病態とされています。

しかし、この部分の痛みは全てオスグッド・シュラッター病ではありません。

 

先日、陸上部(高跳び選手)の女の子が来院されました。

話を聞くと2週間前に高跳びの練習をしていて、踏み込んだ際に左膝前面に痛みが発生。整形外科にかかると、レントゲンを取った後、エコーにて患部を観察して軽度のオスグッド・シュラッター病との診断されたそうです。

部活の先生に伝えたところ、部活の顧問がたまたま当院に以前来院したことがあったため当院を紹介してくれたとのこと。

お母さん、お姉ちゃん、妹で来院。患者はお姉ちゃん。

痛みのある部位を口頭で聞くと、自分の左膝を指差し、オスグッド・シュラッター病で痛みが出る辺り(脛骨粗面)が痛いとのこと。

膝関節の運動痛はなく、脛骨粗面の膨隆、腫脹、熱感、圧痛はない。膝蓋腱にも圧痛はなし。この時点でちょっと「?」と思ったので、患者さんに痛みを再現してもらうように言うと…

ふと立ち上がり、片足立ちをして「先生、こうすると痛いです」と。さらにケンケンをして「ケンケンするともっと痛いです」と教えてくれました。

さらに、もう一度詳しく痛みが出ている部分を確認したのですが、やはり痛みが出ている部分に変わりはありませんでした。

そこで、当院でもエコー検査と同時に、私が押したら痛い部分(圧痛)があるかどうかなどを詳細に確認していったところ、患者さんが訴えた部分に圧痛はなく、その2cmくらい下に強い圧痛があったんです。

「なるほど!」私はわかったんです。追加で痛みが増強する違う動きや検査で痛みを確認させていただくと、痛みを再現することができましたので病態を的確に判断することができました。

 

患者さんには、「オスグッド・シュラッター病もあるかもしれないけど違う病態もあって、そっちの病態の方がいまの痛みには強く関与しています」と説明しました。

そして施術を行うと、ものの数分で片足立だけでなくケンケンでの痛みも消失しました。

病態把握は重要です。病態把握を見誤ると結果はでません。今回は、まさにそんな症例でした。

 

ちなみに、中学生や高校生でスポーツをしているとどうしても蛋白質や鉄が不足しがちです。不足すると怪我からの回復も遅くなりますし、他の様々な症状が出る可能性があります。

当院では、そのような理由から栄養指導もさせていただいております。

 

膝の痛み、放置されてないでしょうか?いつかよくなる…。そのうち痛みが少なくなる…。そう思って様子を見ていても一向に良くならない。そしてマッサージやストレッチ、湿布をしてもよくならない。

そんな方はたくさんおられますが、私はよくこう言います。

「3日たって良くならなければ、それは自己回復能力を超えた組織損傷があるのですぐに施術を受けて下さい」と。

痛み初めて3日以上たっても、まだ痛みが続いているのであればお早めにご連絡ださいね。

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”足首の捻挫”は最初の処置と固定が大事

2023.11.23 | Category: アイシング,エコー,ソフトキャスト,ビタミンC,ビタミンC,ビタミンC,プロテイン,レントゲン,捻挫,整形外科,栄養,画像検査,痛み,組織修復,蛋白質,超音波画像検査,足首捻挫,骨折

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歩いても痛む”足首の捻挫”の多くは、靭帯損傷を伴っていることが多く、中には裂離骨折を起こしていることもあります。

しかし、レントゲンでは小さな骨折や靭帯損傷は判断できないので、病院や整形外科などでは病態の詳細を把握することは難しいかもしれません。

特に小学生の”足首の捻挫”は裂離骨折の発生が多いので、当院ではエコー(超音波画像検査)にて裂離骨折の有無や靭帯組織の損傷程度などを判断しています。

そして、”足首の捻挫”で非常に大切なのが急性期の処置と固定です。

当院では急性期の処置としてアイシングを行います。近年は賛否のあるアイシングですが、正しい知識のもと適切なアイシングを行うことで、腫脹の軽減、痛みの抑制、組織修復促進などを図ることができます。

アイシングに加え、生化学的な処置として微弱電流を用いて患部の化学反応を促進したり、関節のアライメントを確認し、足関節が正しく正しく機能するように調整します。

 

さらに、足関節の固定は足関節捻挫の回復を考えるうえで非常に重要なポイントとなります。

当院では、組織損傷の程度にもよりますが、靭帯の2度損傷(部分断裂レベル)程度であればキャスト固定(ギプス固定)を7〜10日間行います。

なお、当院のキャストは非常に珍しい素材を使っていますので、特徴を列挙しておきます。

・お風呂につけることができる
・ギプスなのに柔らかい
・白色以外になんと青色のギプスもある
・柔らかいので歩きやすい
・雨の日でも安心して外に出ることができる
・ハサミでカットすることができる
・靴にもよるが、紐履であればだいたい履ける

このような素材を当院では使用しているのですが、この素材は当院が独自のルートで入手しているもので、日本国内では全く流通していません。つまり、このギプスを扱っているのは国内では当院だけということになります。

 

また、当院では日常生活指導や栄養指導も積極的に行っています。

もちろん、当院に通っていただくことで”足首の捻挫”の回復は早くなる可能性はありますが、さらに日常生活の中でできること、そして栄養管理もしていただくことでより捻挫の回復を早めることができるからです。

例えば、たんぱく質、ビタミンC、鉄、亜鉛は靭帯の成分であるコラーゲンを修復する際に非常に重要です。

ただ、何をどれくらいの量を、どのようなタイミングで摂取すればいいかなど、栄養素としてサプリメントを摂取する場合は、ネット情報は誤った情報が多く、その中に埋もれている正しい情報を読み取ることはなかなか一般の方には判断が難しいです。

さらには、市販されているサプリメントの多くは含有量が少なかったり、摂取目安があまりにも少なかったり、吸収率の悪いものもあります。中には不要な添加物が大量に入っているものもあります。

 

足首を捻挫した際には、お早めにご連絡・ご相談ください。

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小学生の”突き指”は骨折をしていることもあります

2023.11.19 | Category: エコー,レントゲン,整形外科,画像検査,痛み,痛みの原因,突き指,超音波画像検査,鑑別,骨折

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先日、14歳の男の子が”突き指”のような症状で来院しました。

話しを聞くと、走っていた際に転倒して、右手をついたときに右母指の第2関節を負傷したとのこと。

右母指は全体的に腫れていて熱感もある。第2関節や第1関節には皮下出血斑が出ていました。

第1関節には動かしたときの痛みはなかったけど、第2関節は屈伸させると強い痛みがみられました。さらに、第2関節の小指側を押すと著明な圧痛がみられました。

患部をエコーで確認し、基節骨という骨の基部尺側(小指側)に折れているようなもの(骨片)を確認しました。そのため、骨折と判断して整復を試みましたが、整復後にエコーで確認しても明らかな変化はありませんでした。

すぐに整形外科を受診できるとのことだったので、患部は固定せず専門の医師にかかってもらいました。

 

同日にレントゲンを持って再来。骨折部は1.9mmの転位があり、手術も検討するようにと説明されたとのこと。

レントゲンにて骨折部の全体像を把握することができたので、なぜさっき整復できなかったのか?という原因がわかったため、再整復を試みました。

すると、今度は整復と同時に「クキッ」という整復音がしたため、これできれいに整復できたと確信し、すぐにエコーで確認すると、1.9mmもあった転位が0.9mmになっていました。

1mm以下に整復することができたこともあり、そのままアクアプラストという特殊な材料で患部を固定しました。

 

今回は中学生でしたが、小学生の突き指は8割が骨折を伴っているとも言われています。しかし、子供の骨折はレントゲンだけではなかなか見つけることが困難であり、近年ではエコーの有用性が指摘されています。

ただ、今回の患者さんはエコーとレントゲンの両方が有用であった貴重な症例でした。骨折の全体像がわかることで、受傷機転の詳細もわかり、整復方法もすぐに再考することができました。

骨折を見つけることはとても大事ですが、その後の整復や処置も重要です。

 

とはいえ、いまだ”突き指”は軽視されがちな外傷の一つです。突き指は、骨折を伴っている可能性もあるということをぜひこの機会に覚えておいて下さい。

そんなに痛みが強くなくても骨折をしていることもあります。突き指をしたら、できるだけ早めに当院までご連絡ください。

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それ、”坐骨神経痛”じゃない?

2023.11.11 | Category: エコー,ヘルニア,坐骨神経痛,放散痛,整形外科,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,神経痛,超音波画像検査,間違った常識

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いわゆる”坐骨神経痛”とは、坐骨神経に沿って足に痛みやしびれなどの症状が出るもので、一般的に太ももの裏やふくらはぎに症状が出ます。

つまり、坐骨神経痛とは病名ではなく、”坐骨神経に沿って痛い”という症状を表している名称ということです。例えば、頭が痛いことを頭痛と言いますが、坐骨神経痛も同じことということになります。

そう考えると、坐骨神経痛は症状ということですから坐骨神経痛の原因をちゃんと見つけなければなりません。

坐骨神経に沿った痛み症状の原因には、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間関節炎、腰椎椎間板炎、梨状筋症候群など様々です。

まずは、自己診断せず、専門の医療機関である整形外科や脳神経外科、もしくは整骨院にて専門的な検査等を受けていただくことをお勧めします。

なぜなら、自己診断で誤った判断でストレッチや筋力トレーニング、エクササイズ、マッサージなどを行うと、病態や症状を憎悪させてしまう可能性があります。また、症状の改善が悪くなってしまう場合もあります。

坐骨神経痛を生じる病態は様々です。そしてのその判断には専門的な知識が必要です。

岡山市のじゅん整骨院にも、坐骨神経痛を訴える患者さんが多く来院されています。

当院では問診から触診、徒手検査、そして必要に応じてエコーにて画像検査も行なっており、必要に応じて整形外科や脳神経外科への紹介も行なっております。

坐骨神経に沿った痛みや痺れなどの症状でお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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”股関節”の前側の痛み

2023.11.07 | Category: エコー,仙腸関節,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,股関節,解剖,超音波画像検査,鑑別

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”股関節”の前側が痛い。

このような症状を訴えてくる患者さんは少なくありません。もちろん、”股関節”の前側が痛いという情報だけでは、推測される病態は10も20もありますが…。この”股関節”の前面に痛みがある場合の原因となる組織についてお話ししたいと思います。

一般的に着目されがちなのが腸腰筋です。でも、その腸腰筋が”股関節”の痛みの原因ということを証明することは難しく、正しい所見を取ることのできる院は少ないと思います。

また、腸腰筋は腸骨筋と大腰筋、そして小腰筋に分けられますが、これらの筋肉を個別に評価できる先生はほとんどいません。特に腸骨筋と大腰筋は解剖学的にはとても興味深い構造、関係性をしています。

ちなみに腸骨筋は、腸骨の内面から付着し股関節の前面を走行しているため、”股関節”の屈曲に関与していますが、実は腸骨筋の起始部は仙腸関節の前面にも付着しています。

つまり、仙腸関節由来の痛みにも関係しているということです。そのため、仙腸関節の動きにも少なからず影響を及ぼしているため、腸骨筋は”股関節”の痛みだけでなく腰の痛みにも関係していることがあります。

また、大腰筋の起始は腰椎ですが、大腰筋も股関節の前面を走行しているので”股関節”の屈曲に関与しています。そして、腰にも付着しているので、腰の動きにも直接的に関与しています。

”股関節”の前側に痛みは、ここで記載した腸腰筋以外にも様々な原因があります。まずは、痛みの原因を明確にする必要があります。原因が明確にならなければ、どの組織にどのような施術を行わなければならないかがわからないからです。

岡山市のじゅん整骨院では痛みの原因を明らかにするため、問診や触診、徒手検査を始め、必要に応じてエコー(超音波画像検査)などによって細かな病態把握に努めています。

”股関節”の痛みでお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。

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踵の痛み

2023.11.05 | Category: エコー,ストレッチ,柔軟性,栄養,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,超音波画像検査,鑑別,間違った常識

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”踵の痛み”を訴えて来院された30代女性。

他院で足底筋膜炎(足底腱膜炎)と言われ施術を受けていたけど、なかなか改善しないため当院を受療されました。

触診にて圧痛部位を確認すると、足底筋膜炎で一般的に圧痛が認められる踵骨突起ではなく、その少し遠位部でやや内側よりに圧痛が認められました。

そこは、母趾外転筋という筋肉があるところ。つまり、この患者さんの”踵の痛み”の原因は足底筋膜ではなく、母趾外転筋が原因で発生したJogger’s. footだったんです。

そりゃ足底筋膜炎として施術してたら改善しません。病態把握、やっぱり大事です。

 

また、子供の成長期においても”かかとの痛み”や足底筋膜炎のような症状が発生することがあります。

そもそも足底筋膜炎は、足の裏にある足底筋膜が炎症を起こす状態で、起床時一歩目の痛みや歩行時の強い痛みを伴います。

足底筋膜炎の原因は様々ですが、足底筋膜に対する過度なストレスや成長に伴う身体変化、及び栄養不足などが考えられます。

ただ、子供の場合は年齢にもよりますが、足底筋膜炎ではなく踵骨骨端線離開も多く発生するため、詳細な鑑別が必要になります。

当院では、臨床所見とともにエコー(超音波画像検査)にて患部の詳細な病態把握に努めており、足底筋膜炎や踵骨骨端線離開、Jogger’s. footなど踵の痛みの原因を突き止めています。

 

なお、一般的に”踵の痛み”に対してテーピングやインソール、ストレッチが有効とされていますが、ほとんどの症例でこれらの方法では症状は改善しません。

なぜなら、例えばテーピングやインソールは痛みの軽減には有効かもしれませんが、痛みの原因に対してはアプローチできないからです。

またストレッチについては、足底筋膜の柔軟性が欠如していれば有効かもしれませんが、柔軟性の低下自体が足底筋膜炎の発生原因ではなく、また痛みの直接的な原因ではないのでこれもまた有効とは言えません。

まずは”踵の痛み”の原因を明確にして、適切な施術方法を考える必要がります。当院の場合、様々な”踵の痛み”に対するアプローチを選択することができます。

患部の血流量の改善やマクロファージの活性化、組織の粘弾性向上を目的とした超音波、痛みの抑制と組織修復促進を目的としたハイボルテージ(高電圧治療器)と微弱電流(エレサス)、あの大谷翔平選手や片山晋呉選手も使用している拡散型圧力波(ショックマスター)などの物療機器をはじめ、徒手では神経系モビライゼーション、筋間リリース、結合組織や関節に対するアプローチなど、様々な施術の中から患者さんの病態に合わせて選択し施術しています。

 

このように岡山市のじゅん整骨院では、問診をはじめ、理学所見、画像所見などから細かく病態を把握し施術しております。さらに、必要に応じて栄養状態も確認させていただき、適切な栄養指導もさせていただいております。

足の”踵の痛み”でお困りの方は、まずはお気軽に当院までご連絡ください。

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当院へのアクセス情報

所在地〒700-0953 岡山県岡山市南区西市476 セビアン西市駅前1F
予約初診時のみ予約優先
電話番号086-250-3711
駐車場10台
休診日日祝祭日