Blog記事一覧 > 手首 | 岡山市・備前西市駅・南区西市 じゅん整骨院の記事一覧
”手首の骨折”は、こけて手をついたときに橈骨という骨がよく骨折します。
これは、橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)と言われ、特に閉経後の中年以降の女性では、骨粗鬆症が生じていることが多く、その場合は簡単に折れてしまいます。
若年者でも高い所から転落して手をついたときや、交通事故などで強い外力が手首に加わると”手首の骨折”が起こります。また、子供の橈骨遠位部には成長軟骨があり、そこで骨折することが多いです。
橈骨遠位端骨折は、痛みや腫れを伴い、手首の少し手前の部分が骨折のため変形することもあります。腫れないことも想定されますが、基本的には手首の少し手前が健側と比べて腫れてきます。
当院では、整形外科などの病院でも使用されているエコー(超音波画像検査)にて患部を観察し、骨折の有無や他の組織の損傷を見極めています。
そして、骨折した橈骨をまっすぐ整復後に再度エコーにて確認し、その後固定します。固定期間は2〜3週ですが、骨折や損傷形態によって前後します。
固定中はLIPUS(低出力超音波療法:骨折治療機器)を患部にあて、骨癒合を促進するとともに手指やその他の関節を積極的に動かし、患部の拘縮予防や患部への血流促進などを図ります。
固定除去後は、手首のリハビリテーションが重要で、より積極的な可動域訓練やストレッチなどを行います。
骨折からの回復には、こうしたリハビリテーションだけでなく、食事管理も非常に重要です。
具体的には蛋白質、ビタミンC、鉄、カルシウム、マグネシウム、ビタミンDなどです。まずは食事でこうした栄養を中心に摂取していただき、足りない部分はサプリメントなどで栄養素を摂取していただくと良いと思います。
このように、当院では、骨折の判断から整復、そして施術(リハビリテーション)や栄養指導まで行っておりますので、こけて手をついて手首が痛くなった際には骨折している可能性もあるため、お早めに当院までご連絡ださい。
”TFCC”
テニスやゴルフをされている方は、よく手首の小指側が痛いと言って来院されます。
ネットで”手首の痛み”と調べると、いろんな病名が出てきてびっくりします。そこで”手首の痛み”小指側”で調べると”TFCC”という単語がたくさん出てきます。
TFCCとは三角線維軟骨複合体のことで、簡単にいうと膝の半月板みたいなもので、手首の小指側の痛みは、このTFCCやその周辺組織で損傷や炎症を起こしたものです。
ただ、中には同じ箇所の痛みにもかかわらず、全く原因組織が異なることもあります。例えば神経です。
手首の小指側の痛みに関連するのは尺骨神経で、尺骨神経が走行しているどこかで圧迫や滑走障害が起こり痛みが生じます。
手首の痛みはTFCCだけではありません。
小指側では”TFCC”損傷、尺側手根伸筋腱腱鞘炎、尺側即副靭帯損傷、ギヨン管症候群などで、親指側では舟状骨骨折、ド・ケルバン病、母指CM関節症などです。他にも様々な原因で痛みは生じます。
岡山市にあるじゅん整骨院では最初から原因を決めつけず、問診から検査そして施術までを一貫して行っています。
また、詳細な病態把握のために超音波画像検査(エコー)で患部を確認することも積極的に行っています。
整形外科や病院、整体、どこに行っても原因がよくわからないとか、なかなかよくならないとお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。