Blog記事一覧 > 保険適応 | 岡山市・備前西市駅・南区西市 じゅん整骨院 - Part 2の記事一覧
”突き指”って昔から軽視されがちなんですが、前にも書いたように子供の突き指は高確率で骨折を伴っています。
しかもレントゲンでは写らないような小さな骨折なので、「整形外科に行ってレントゲン撮ってもらったから大丈夫!」ではないんですね。
そのぶん、エコー(超音波画像検査)であれば細かな骨折も観察することができますので、当院ではエコーで骨折がないか丁寧に観察しています。
さて、突き指の固定について今日は深掘りしようと思います。
一般的に突き指をしたときに行う固定方法には、テーピング、アルフェンス(白いスポンジのついた鉄の板)、自着包帯、サポーターなどです。
しかし、これらの固定方法は、突き指した患部を的確には固定できません。
テーピングは隣の指と一緒に固定するバディテープという方法で固定しますが、指の曲げ伸ばしはできます。
アルフェンスは、患部の関節だけを固定すことは難しく、手のひらや場合によっては手首まで固定されることもあります。また、側方動揺性への固定はあまりできません。
自着包帯やサポーターは全体的に患部を覆うことができて巻いた瞬間は安心感があるのですが、とても患部が動いてしまいます。
また、テーピングやアルフェンス、自着包帯、サポーターは、そのままお風呂につけることができないので、いちいち外さないといけません。
そこで当院では、とある特殊な材料を使用して、突き指をした患部だけをちゃんと固定しています。
つまり、固定範囲は最小限だけど、しっかりとした固定ができる。
そして何よりそのままお風呂に浸けてもOK!だし、もちろん洗い物をしてもOK!ということ。
また、固定具は薄くて小さいので邪魔にもなりません。でも、関節はちゃんと固定することができます。
そもそも突き指は、靭帯の損傷です。
靭帯の修復には、特に急性炎症期においては断裂部が離開しないようにすることと、急性炎症を速やかに沈静化させることが重要なため、少なくとも急性炎症期だけでもちゃんと固定をしておかなければなりません。
固定がおろそかだと、靭帯がゆるゆるになったり、腫れが残ってしまうこともあります。
ですから、突き指はちゃんとした固定が非常に重要となるのです。
突き指した際には、時間外でも構いませんからまずは当院までご連絡ください。
厚生労働省のホームページによると、「労災保険制度( 労災 )は、労働者の業務上の事由または通勤による労働者の傷病等に対して必要な保険給付を行い、あわせて被災労働者の社会復帰の促進等の事業を行う制度です。その費用は、原則として事業主の負担する保険料によってまかなわれています。」と記載されています。
つまり、仕事中(業務中)や通勤中に怪我や病気となった場合に適応となります。なお、このような原因で生じた怪我や病気は健康保険を使用することはできません。
なお、労働災害保険はどこの整骨院でも適応できるわけではなく、労働局の認定を受けなければなりません。
当院はこの”労災”の指定・指名機関であるため、以下のような労災の患者さんが多く来院されています。
”労災”と聞くと煩わしいイメージもあるかもしれませんが、怪我をされた場合は、まず上長に怪我の報告をしていただき、その後に当院へご連絡ください。
必要な書類は、様式第7号(3)という申請用紙になります。こちらの書類は後日会社から患者さんに渡されますので、様式をご確認のうえ当院にご提出ください。
仕事中や通勤中に怪我をされた場合は、まずはお気軽に当院までご連絡いただけますと詳しく説明させていただきますので、その旨をお伝えいただければと思います。