Blog記事一覧 > 膝痛い | 岡山市・備前西市駅・南区西市 じゅん整骨院 - Part 2の記事一覧
”中学生の膝の痛み”といえばオスグッド・シュラッター病です。
オスグッド・シュラッター病とは、成長期にお皿の下にある骨(脛骨粗面)が飛び出た部分で痛みが生じるもので、成長軟骨部分の炎症が主な病態とされています。
しかし、この部分の痛みは全てオスグッド・シュラッター病ではありません。
先日、陸上部(高跳び選手)の女の子が来院されました。
話を聞くと2週間前に高跳びの練習をしていて、踏み込んだ際に左膝前面に痛みが発生。整形外科にかかると、レントゲンを取った後、エコーにて患部を観察して軽度のオスグッド・シュラッター病との診断されたそうです。
部活の先生に伝えたところ、部活の顧問がたまたま当院に以前来院したことがあったため当院を紹介してくれたとのこと。
お母さん、お姉ちゃん、妹で来院。患者はお姉ちゃん。
痛みのある部位を口頭で聞くと、自分の左膝を指差し、オスグッド・シュラッター病で痛みが出る辺り(脛骨粗面)が痛いとのこと。
膝関節の運動痛はなく、脛骨粗面の膨隆、腫脹、熱感、圧痛はない。膝蓋腱にも圧痛はなし。この時点でちょっと「?」と思ったので、患者さんに痛みを再現してもらうように言うと…
ふと立ち上がり、片足立ちをして「先生、こうすると痛いです」と。さらにケンケンをして「ケンケンするともっと痛いです」と教えてくれました。
さらに、もう一度詳しく痛みが出ている部分を確認したのですが、やはり痛みが出ている部分に変わりはありませんでした。
そこで、当院でもエコー検査と同時に、私が押したら痛い部分(圧痛)があるかどうかなどを詳細に確認していったところ、患者さんが訴えた部分に圧痛はなく、その2cmくらい下に強い圧痛があったんです。
「なるほど!」私はわかったんです。追加で痛みが増強する違う動きや検査で痛みを確認させていただくと、痛みを再現することができましたので病態を的確に判断することができました。
患者さんには、「オスグッド・シュラッター病もあるかもしれないけど違う病態もあって、そっちの病態の方がいまの痛みには強く関与しています」と説明しました。
そして施術を行うと、ものの数分で片足立だけでなくケンケンでの痛みも消失しました。
病態把握は重要です。病態把握を見誤ると結果はでません。今回は、まさにそんな症例でした。
ちなみに、中学生や高校生でスポーツをしているとどうしても蛋白質や鉄が不足しがちです。不足すると怪我からの回復も遅くなりますし、他の様々な症状が出る可能性があります。
当院では、そのような理由から栄養指導もさせていただいております。
膝の痛み、放置されてないでしょうか?いつかよくなる…。そのうち痛みが少なくなる…。そう思って様子を見ていても一向に良くならない。そしてマッサージやストレッチ、湿布をしてもよくならない。
そんな方はたくさんおられますが、私はよくこう言います。
「3日たって良くならなければ、それは自己回復能力を超えた組織損傷があるのですぐに施術を受けて下さい」と。
痛み初めて3日以上たっても、まだ痛みが続いているのであればお早めにご連絡ださいね。
膝に痛みが出るとよく「”膝の軟骨”がすり減って痛いんだよ」と言われます。
確かに膝には軟骨があり、整形外科や病院でレントゲンを撮ると軟骨がすり減っていることがあり、痛み止めと湿布を処方されることがあります。しかし、軟骨には神経がないため、実は軟骨がすり減っても痛みは出ません。
ちなみに軟骨がすり減るとなると、関節の変形も生じますが、骨が変形するだけでは痛みは出ません。つまり、関節の変形も痛みにはそこまで関与していません。
なお、一般的に軟骨は再生能力に乏しく、すり減った軟骨はなかなか元には戻らないとされています。
では、なぜ膝が痛いのか?整形外科や病院ではレントゲン撮って変形してるとか、軟骨がすり減っていると言われたけど、それが原因ではないとしたら何が膝の痛みの原因なのか?
膝関節の痛みの原因は、骨や軟骨以外の神経、筋肉、疎性結合組織、脂肪組織などです。
これらの組織に原因があり、膝に痛みがでます。岡山市にあるじゅん整骨院では、これらの組織のうち、何が膝の痛みの原因になっているのか?ということを様々な徒手検査やエコー(超音波画像検査)などを用いて判断しています。
病態がわかれば、様々な施術方法を検討します。ただし、当院では単に痛みを止めるだけとか、サポーターを勧めたりという一般的な施術は行なっていません。
まずは、原因となっている組織がどのような状態になっているのかを把握し、その組織に対して直接的なアプローチを行なっています。例えば、原因となっている組織のみにストレッチを行なったり、物療機器を用いて動かしたり疼痛抑制を図るなどの施術です。
さらに当院では、膝の痛みが強い場合は、医療機関でしか購入できないサプリメントや当院も取り扱っていますので、
膝の関節に痛みがある、膝を曲げると痛みが出る、膝の内側が痛い。
このような症状でな悩みの方は、当院までご相談ください。
膝の痛みは多くの病態、原因があります。
病態としては、
オスグット病
膝蓋下脂肪体炎
前十字靭帯損傷
後十字靭帯損傷
内側側副靭帯損傷
外側側副靭帯損傷
ジャンパー膝
ばね膝
変形性膝関節症
半月板損傷
円盤状半月
鵞足炎
などなど
聞いたこともない病名もあるかと思います。
さらに、原因は
knee in toe out
スポーツによる外傷
交通事故
などこれも挙げるときりがありません。
一概に膝が痛いといっても
これだけたくさんの病態と原因があるのです。
これを見つけ出すのが私たち柔道整復師の仕事です。
膝の痛みは日常生活まで不快にするものです。
また、長期化する病態も多いため、
膝に痛みが出たら、
まずはご相談くださいね。
最近多い患者さん
足首の捻挫、寝違え、指の骨折、ぎっくり腰、交通事故(むち打ち)、ひざの痛み
腰痛。
膝の痛み。
一見あまり関連のなさそうな症状ですが、
関連がある場合があります。
もちろん、全く関連がない場合もあります。
今日来られた患者さんは、
腰が痛い。これが主。
両方の膝も痛いけど、
歩くぶんには問題なし。痛みも出ない。
この患者さんは、
腰が痛くて背中が丸くなり、
さらに骨盤が後傾していました。
そして重心は後ろにかかっています。
背中からお尻までが丸くなったような状態です。
こうなると膝は曲がります。
ちょっと同じような姿勢をしてみてください。
たぶん膝が曲がります。
こんな状態で歩いたり、何か作業をしていると
膝にはものすごく負担がかかります。
特にお皿の裏に!
お皿は膝の関節の前についてますが、
膝を曲げると、
お皿には膝の関節に押し付けられるような力がかかります。
こんな状態で歩けば、
お皿の裏は、膝の関節ですりつぶすような感じになり、
痛みが出ます。
この患者さんはまさにそんな感じです。
まずはこの腰を正常に戻さなければなりません。
今日のじゅん整骨院の患者さん
突き指、ぎっくり腰、寝違え、むち打ち(交通事故)、膝の打撲、ふくらはぎの肉離れ、肩こり
岡山市南区西市にあるじゅん整骨院