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それ、”坐骨神経痛”じゃない?

2023.11.11 | Category: エコー,ヘルニア,坐骨神経痛,放散痛,整形外科,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,神経痛,超音波画像検査,間違った常識

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いわゆる”坐骨神経痛”とは、坐骨神経に沿って足に痛みやしびれなどの症状が出るもので、一般的に太ももの裏やふくらはぎに症状が出ます。

つまり、坐骨神経痛とは病名ではなく、”坐骨神経に沿って痛い”という症状を表している名称ということです。例えば、頭が痛いことを頭痛と言いますが、坐骨神経痛も同じことということになります。

そう考えると、坐骨神経痛は症状ということですから坐骨神経痛の原因をちゃんと見つけなければなりません。

坐骨神経に沿った痛み症状の原因には、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間関節炎、腰椎椎間板炎、梨状筋症候群など様々です。

まずは、自己診断せず、専門の医療機関である整形外科や脳神経外科、もしくは整骨院にて専門的な検査等を受けていただくことをお勧めします。

なぜなら、自己診断で誤った判断でストレッチや筋力トレーニング、エクササイズ、マッサージなどを行うと、病態や症状を憎悪させてしまう可能性があります。また、症状の改善が悪くなってしまう場合もあります。

坐骨神経痛を生じる病態は様々です。そしてのその判断には専門的な知識が必要です。

岡山市のじゅん整骨院にも、坐骨神経痛を訴える患者さんが多く来院されています。

当院では問診から触診、徒手検査、そして必要に応じてエコーにて画像検査も行なっており、必要に応じて整形外科や脳神経外科への紹介も行なっております。

坐骨神経に沿った痛みや痺れなどの症状でお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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”肩の痛み”が原因で起こる腕の痛み

2023.11.09 | Category: MRI,レントゲン,放散痛,整形外科,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,肩の痛み,腕の痛み,鑑別

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”肩の痛み”を訴えて来院された40代の患者さん。

右肩の痛みにともない右腕の外側(前腕外側)にも疼くような痛みがあって、夜も眠れないことがあるとのこと。普段も右腕を上げると痛みが出ていて、寝るときは右腕を下にして寝ることができず困っていたそうです。

来院時、私は問診から触診、徒手検査などを何種類も行い病態を特定していきました。

最近は、最初にこのような問診や検査をはぶくため、的確な病態把握を怠っている院も少なくありません。しかし、岡山市のじゅん整骨院では、症状の回復にはこの病態把握が非常に重要であると考えています。

なぜなら、病態がわからなければ、どのような施術を行わないといけないのか?そして具体的にどう回復しているのかを適切に評価できないからです。

もちろん、回復には個人差があるため、なかなか良くならないケースもありますが、それもこれも的確な病態がわかっていればある程度予測できます。

ちなみにですが、この患者さんの右肩と右腕の痛みの原因は、いわゆる五十肩でした。

一般的に五十肩とか四十肩という病名は江戸時代から使われていて、今では肩関節周囲炎という病名が用いられています。

しかし、この肩関節周囲炎というのも総称であり、その中には棘上筋炎、インピンジメント症候群、肩峰下滑液包炎など様々な病態が含まれています。

 

また、この患者さんの場合は右腕の外側に痛みが放散していたわけですが、この放散痛の原因も検査によってあらわになりました。

右腕の外側自体に押した時の痛みや筋肉の異常な緊張はなく、ストレッチや筋肉を収縮させるような動きをしてもらっても全く痛みは再現されませんでした。つまり、右腕自体に問題はなかったのです。

そこで、右腕にいっている神経(外側前腕皮神経)が原因ではないかと仮説を立てました。

外側前腕皮神経の元は筋皮神経です。筋皮神経は烏口腕筋を貫いて末梢に至ります。つまり、筋皮神経が烏口腕筋を貫通する部分において締め付けられたり、滑走障害が起こると前腕外側に症状が出ます。

これを踏まえ、右肩を患者さんご自身で挙上してもらったり、腕を後ろへ引っ張るように肩の関節を伸展させたり、さらに内旋という動きを組み合わせたりして、烏口腕筋を意図的に緊張せてみました。

すると、右腕の外側に痛みが再現されました。

つまり、この患者さんが訴えられていた右腕外側の痛みの原因は、烏口腕筋という筋肉が問題となり、筋皮神経を刺激して発生したものだったんです。

このような痛みは、整形外科や病院で行うレントゲンには写りません。MRIでも病態を特定することはできません。重要なのは問診、触診、徒手検査です。これは当院が得意としている部分でもあります。

 

こうして当院では、患者さんの一つ一つの症状において、その原因を突き止めてから施術を行なっています。

少し面倒に感じるかもしれませんが、病態把握を怠ると症状は良くならないので、当院としては最も力を入れている部分であり、かつ非常に重要なプロセスと考えておりますので多少時間はかかりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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当院へのアクセス情報

所在地〒700-0953 岡山県岡山市南区西市476 セビアン西市駅前1F
予約初診時のみ予約優先
電話番号086-250-3711
駐車場10台
休診日日祝祭日