Blog記事一覧 > アイシング,テーピング,ビタミンC,ビタミンC,ビタミンC,プロテイン,保険適応,固定,微弱電流,栄養,物理療法,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,筋損傷,筋肉,筋肉痛,組織修復,肉離れ,蛋白質,超音波画像検査,間違った常識 > ふくらはぎ肉離れの病態評価とエコー所見別施術|岡山市・じゅん整骨院

”ふくらはぎの肉離れ”は、腓腹筋(内側頭・外側頭)またはヒラメ筋の筋線維に生じる損傷です。単なる「筋肉痛」との違いは、筋腱移行部(muscle-tendon junction)という組織学的に脆弱な部位に断裂が生じている点にあります。
この部位は筋線維と腱組織の弾性率が異なるため、急激な伸長ストレスが集中しやすく、損傷後も再損傷のリスクが高い構造的特徴を持っています。

じゅん整骨院では、視診・触診(圧痛部位、陥凹の有無、自動運動時痛)に加え、超音波画像検査(エコー)を用いて損傷部位・程度を構造的に評価しています。
触診のみでは筋肉の表層の情報しか得られないことが多いのですが、エコーを併用することで筋腹深部の損傷や症状の程度と実際の組織損傷が一致しない症例(軽度の自覚症状でも部分断裂を伴う例など)を捉えることができます。

肉離れの回復過程は、炎症期(損傷後数日)→増殖期(線維芽細胞による瘢痕形成)→リモデリング期(コラーゲン線維の再配列)という組織修復の段階をたどります。この過程で以下のような要因が加わると、機能的な回復が遅延しやすいと考えられます。
特にリモデリング期におけるコラーゲン線維の配列は、荷重方向を意識した段階的な負荷付与によって整えられていくと考えられていて、安静のみに終始することが必ずしも良好な経過につながるとは限りません。

これらの介入は、いずれも「痛みを一時的に緩和すること」を目的とするのではなく、組織修復過程の各段階に応じた環境を整えることを目的として選択しています。
筋線維・結合組織の修復にはコラーゲン合成が関わり、以下の栄養素が補酵素・基質として関与することが知られています。
| 栄養素 | 関与 |
|---|---|
| たんぱく質 | 筋線維・コラーゲンの構成素材 |
| ビタミンC | コラーゲン合成における水酸化反応の補酵素 |
| 鉄・亜鉛 | コラーゲン合成酵素の補因子として関与 |
欠乏状態が続くと、組織修復に必要な材料・反応環境が不足し、回復の遅延につながる可能性が考えられます。ただし、栄養素の摂取が個々の症例の回復速度をどの程度左右するかについては、症例ごとの評価が必要であり、一律の効果を断定するものではありません。
”ふくらはぎの肉離れ”は、症状の強さと組織損傷の程度が必ずしも一致しないという特徴を持ちます。そのため、除痛のみを目的とした一過性の対応ではなく、エコーによる病態把握を起点に、損傷段階に応じた物理療法・手技療法・栄養学的介入を組み合わせて、瘢痕組織の質を含めた機能的な回復を目指すことが再発予防の観点からも重要と考えています。
岡山市南区のじゅん整骨院では、上記の考え方に基づき、外傷対応の一環として肉離れの評価・施術を行っています。