Blog記事一覧 > エコー,ビタミンC,ビタミンC,プロテイン,原因不明,微弱電流,捻挫,栄養,物理療法,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,突き指,筋肉,組織修復,膝の痛み,蛋白質,裂離骨折,超音波画像検査,足首捻挫,骨折,骨折・脱臼 > 微弱電流「エレサス」と急性期組織修復の理論的背景|岡山市・じゅん整骨院

突き指、捻挫、肉離れ、骨折──これらの急性外傷では、受傷直後だけでなく、その後数日から数週間にわたり痛みや腫脹が持続することがあります。多くの場合、これは単なる「炎症反応の長さ」として片付けられがちですが、実際には患部で何が起きているのかを客観的に把握しなければ、施術方針を組み立てることはできません。
じゅん整骨院(岡山市南区・備前西市駅徒歩1分)では、外傷対応において超音波画像観察装置(エコー)を用いた病態把握を軸に据え、そのうえで物理療法機器の選択根拠を明確にすることを重視しています。
本稿では、当院で導入している微弱電流治療器「エレサス」を題材に、【所見】【仮説】【介入根拠】【予後管理】という論理構造に沿って、急性期組織修復のプロセスを整理します。

急性外傷の評価では、問診・視診・触診に加えて、エコーによる客観的な所見も踏まえ、総合的に判断しています。エコー観察では主に以下の点に着目します。
これらの所見は、組織修復過程における「炎症期」「増殖期」「リモデリング期」のどの段階にあるかを推定するための材料となります。

所見をもとに立てる仮説として、以下のような要因が組織修復の遅延に関与している可能性が考えられます。
これらはあくまで臨床的な仮説であり、個々の症例において確定的な因果関係を断定するものではありません。仮説の妥当性は、施術経過中の再評価(エコーおよび症状変化)によって検証していく必要があります。

上記のような病態仮説に対し、当院では微弱電流「エレサス」を選択肢の一つとして用いています。微弱電流(マイクロカレント)は、一般的な低周波治療器と異なり、知覚できないか、あるいはごく弱い程度の電流を用いる点が特徴です。
微弱電流療法の作用機序については、生体組織が損傷を受けた際に発生する内因性の微弱電流を模倣する形で、細胞の代謝活動に影響を与えることが基礎研究の分野で報告されています。
臨床上の使い分けとしては、通電による刺激感がほとんどないという特性から、電気刺激に対する感受性が高い方や小児においても比較的負担が少なく使用できる点を、急性期・炎症期の疼痛管理における選択理由の一つとしています。
他の物理療法機器(拡散型圧力波、低出力超音波、ハイボルテージ等)との使い分けは、エコー所見および炎症期・修復期のどの段階にあるかの評価に基づいて個別に判断しています。
こちらのページで、さらに詳しく解説しています。
> エレサスについて

物理療法や手技療法による介入と並行して、組織修復を内部環境から支える栄養学的アプローチも重要な要素です。
特にコラーゲン線維の再構築には、ビタミンC・タンパク質(アミノ酸)・鉄・亜鉛といった栄養素が補因子として関与することが基礎栄養学において知られています。
これらが慢性的に不足している場合、組織修復のプロセスに何らかの影響を及ぼす可能性は考えられるため、必要に応じて食事内容の確認や栄養指導を組み合わせています。

急性外傷の施術方針は、初診時の所見だけで固定するものではなく、経過に応じて再評価を行うことを前提としています。
急性期の疼痛が軽減した段階で施術を終了するのではなく、組織の修復段階(リモデリング期)まで見据えた経過観察を行うことが、再受傷の予防につながると考えています。
急性外傷後の疼痛・腫脹の長期化には複数の要因が関与している可能性があり、その特定にはエコーによる客観的な病態把握が欠かせません。
微弱電流「エレサス」は、そうした病態評価に基づく施術選択肢の一つとして、当院では炎症期の疼痛管理における位置づけで使用しています。あわせて栄養面からのアプローチや段階的な予後管理を組み合わせることで、外傷対応の一貫性を保つよう努めています。