Blog記事一覧 > ビタミンC,ビタミンC,プロテイン,レントゲン,整形外科,柔道整復師,栄養,画像検査,病態把握,痛み,痛みの原因,組織修復,肋骨骨折,蛋白質,裂離骨折,超音波画像検査,鑑別,骨折 > 骨粗鬆症と栄養素|骨折予防とエコーによる評価の役割|岡山市・じゅん整骨院

”骨粗鬆症”(こつそしょうしょう)は、骨吸収と骨形成のバランスが崩れ、骨密度および骨質が低下することで骨がもろくなり、軽微な外力でも骨折を起こしやすくなる病態です。
高齢者や閉経後の女性に多く見られる一方、運動不足や栄養摂取の偏りが背景にある場合、若年層でも同様の骨代謝の乱れが生じることがあります。
当院では、単に「年齢のせい」として片付けるのではなく、なぜその骨がもろくなっているのか、骨代謝のどの段階に問題があるのかを見据えた上で、栄養面を含めたアドバイスを行なっています。

骨粗鬆症そのもの(骨密度・骨質の評価)は、整形外科の専門的な検査によって行われるものであり、超音波画像検査(エコー)で骨密度そのものを評価することはできません。この点は当院としても明確にお伝えしています。
一方で、エコーが臨床上有用なのは、骨折の評価においてです。
骨折が疑われる部位では、骨皮質の連続性の途絶や骨膜反応の有無、周辺軟部組織の腫脹・血腫の状態をエコーで観察し、問診・視診・触診・各種徒手検査の結果と合わせて総合的に判断します。
骨粗鬆症の既往がある方は、軽微な受傷機転であっても骨折を疑う閾値を下げて評価することが臨床上重要だと考えています。

骨は、破骨細胞による吸収と骨芽細胞による形成という2つのプロセスが常に繰り返される動的な組織です。
加齢や運動不足、ホルモンバランスの変化(特にエストロゲン低下)、栄養不足が続くと、この骨代謝回転(リモデリング)のバランスが吸収優位に傾き、骨梁構造が疎になっていきます。
この過程は自覚症状に乏しく進行するため、栄養面からのアプローチが予防・維持において重要な意味を持つと考えられています。

骨代謝を良好な方向に維持するためには、以下の栄養素を意識的に摂取することが重要です。ここで示す摂取量は年齢・性別・身体状況によって個人差が大きいため、目安としてご参照ください。
骨の主成分を構成する中心的なミネラルです。摂取不足が続くと、血中カルシウム濃度を維持するために骨からカルシウムが動員され、骨密度低下につながります。
腸管でのカルシウム吸収を促進する脂溶性ビタミンで、骨形成にも関与します。皮膚が紫外線を受けることで体内合成される点も特徴です。
骨基質タンパクであるオステオカルシンを活性化し、カルシウムを骨に定着させる働きに関与するとされています。
骨の結晶構造の一部を構成するとともに、カルシウム代謝やビタミンDの活性化にも関与するミネラルです。
骨基質(コラーゲンを中心とした有機成分)の土台を構成する栄養素です。高齢者は食が細くなることでタンパク質摂取量が不足しやすく、骨基質・筋肉量双方の観点から注意が必要です。

栄養素を意識的に摂取していても、以下のような習慣が続くと骨の健康を損なう可能性があります。
当院では、骨粗鬆症そのものの判断は行っておりません。しかし、骨折が生じている可能性についてはエコーをはじめ、問診や視診、触診と合わせて総合的に判断した上で施術方針を組み立てています。
また、再骨折の予防という観点から、日常的な栄養状態についてのアドバイスも行っています。最近つまずきやすくなった方、骨折を繰り返している方は一度ご相談ください。
”骨粗鬆症”の予防・改善には、骨代謝を支える栄養素を意識的に取り入れることが欠かせません。
カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、マグネシウム、タンパク質をバランスよく摂取するとともに、過剰な塩分・糖分の摂取や極端な食事制限を避けることが、骨の健康維持につながります。
骨密度そのものの評価は、整形外科など病院での検査が前提となりますが、骨折が疑われる場合には、エコーによる評価が有用な選択肢の一つとなります。
じゅん整骨院では、急性外傷から骨粗鬆症を背景とした骨折まで、エコーによる病態把握を軸に幅広く対応しています。骨の健康が気になる方は、ぜひ一度ご来院ください。