【専門家が解説】正しい”アイシング”の方法とは?ケガの早期回復と再発防止のために知っておくべきポイント
はじめに
捻挫や肉離れ、突き指、骨折などの急性外傷を負った際、適切な”アイシング”は炎症の抑制や痛みの軽減、回復の促進に効果的です。しかし、誤った方法で行うと逆効果になることもあります。本記事では、アイシングの正しい方法、タイミング、注意点を専門家の視点から詳しく解説します。
”アイシング”の目的と効果
”アイシング”は、患部の温度を下げることで血管を収縮させ、炎症や腫れを抑える効果があります。また、神経の伝達速度を遅くすることで痛みを軽減する作用もあります。これにより、損傷した組織の回復を促進し、再発防止にもつながります。
正しい”アイシング”の方法
- 準備するもの:
- 氷
- ビニール袋
- アイシングの手順:
- 氷をビニール袋に入れます。
- 氷と同量の水を入れ、口を縛ります。
- 患部に直接当て、包帯などで圧迫固定します。
- 15〜20分間冷却します。
”アイシング”のタイミングと注意点
”アイシング”は、ケガをした直後から行うのが効果的です。ただし、以下の点に注意してください。
- 氷嚢や保冷剤は使わない。熱伝導率が悪く効率的に患部を冷やせません。
- 一度冷やした後は早めに近隣の整形外科、もしくは整骨院を受療してください。
- アイシングは、最初の一回のみで、時間をあけて繰り返し冷やさないでください。回復が遅くなります。
- 冷湿布では冷えません。また急性期に冷湿布はお勧めできません。
まとめ
正しい”アイシング”は、ケガの早期回復と再発防止に欠かせない処置です。適切な方法とタイミングを守り、必要に応じて専門家の指導を受けることで、より効果的なケアが可能になります。