”SLAC wrist”とは、「Scapholunate Advanced Collapse wrist(舟状骨月状骨進行性崩壊)」の略称で、手関節の不安定性によって起こる進行性の関節障害です。
主に舟状骨と月状骨の間の靱帯損傷(舟状月状靱帯損傷)が原因で、手首の構造バランスが崩れ、徐々に関節の変形が進行します。
初期の段階では「手首の捻挫」「腱鞘炎」などと判断されることが多く、画像検査でも明確な異常が確認しにくいことがあります。
しかし、わずかな靭帯損傷や関節の遊び(joint play)の変化が存在する場合、手をついたり、ひねったりした際に痛みや違和感が繰り返されます。
このような小さな不安定性が慢性的な炎症や軟骨の摩耗を引き起こし、時間の経過とともにSLAC wristへと進行していきます。
岡山市のじゅん整骨院では、超音波画像検査(エコー)を活用し、舟状骨や月状骨周囲の軟部組織・靭帯・関節裂隙の動態を確認します。
これにより、レントゲンではわかりにくい「関節の動き」「靭帯の緊張状態」「滑膜の炎症反応」などを視覚的に評価できます。
施術では、過剰な関節運動を抑制しつつ、必要な可動性を保つための手関節安定化アプローチを行います。また、前腕の筋緊張や神経の滑走制限が関与している場合には、これらも並行して評価・対応します。
”SLAC wrist”は放置すると関節の変形性変化(変形性手関節症)へ進行するリスクがあります。初期の段階で適切な評価と対応を行うことが、痛みの慢性化や機能低下を防ぐ鍵となります。
手首の痛みが長引く場合、「腱鞘炎」や「捻挫」といった一般的な診断だけでは見落とされている病態が存在するかもしれません。
特に、”SLAC wrist”のような手関節の微細な不安定性は、早期発見・早期対応が重要です。
岡山市のじゅん整骨院では、超音波画像検査 × 病態把握 × 的確な施術を通じて、原因の見極めと再発予防をサポートしています。