Blog記事一覧 > MRI,ぎっくり腰,ぎっくり腰ヘルニア,ぎっくり腰原因,ヘルニア,レントゲン,患者さんとの会話,画像検査,腰痛,腰痛原因,腰痛症状,間違った常識 > 整骨院→整形外科→大学病院→整体‥ヘルニア?
先日、左足の痛みを訴える患者さんが来院されました。最初は整骨院にかかり、”ヘルニア”の可能性があるとのことで整形外科を紹介された。
その整形外科を受診するとレントゲンを撮り「レントゲンでは異常ありません」と言われ、湿布と痛み止めを処方されたそうです。
そして、1週間ほど様子を見てよくならなければMRIを撮りましょうと言われ、そのときは帰宅。
痛みは全く変わらなかったため整形外科を再受診したところ、MRIを撮ることになり予約していただいた。
後日、MRIの結果を持って整形外科を受診すると、「やはりヘルニアがありますね」とのこと。
手術するかどうかと言われ、その患者さんは「少し考えさせてください…」と言い、整形外科を後にしたそうです。
自宅に帰り、ゆっくり考えてみたけどやっぱり手術は怖い。だから自分で色々ネットで検索して大学病院にかかってみることに。しかし、そこでも診断は同じ。やはり手術を勧められた。
それでも起きらめきれず、ネットで検索しているとヘルニア専門と謳う整体院があり、藁をも縋る思いでその整体院を予約。
一生懸命に施術をしてくれ、そのときは少し症状は楽になるけど、数日経つと元に戻る。これを何週間か繰り返していた。
そんな時に友人から当院を紹介され、「もうここで最後にしよ…」と腹を括り、当院に来院された。
色々と所見をとってみると、神経が強く圧迫されている所見はなく、私の判断ではヘルニアではなく、梨状筋症候群でした。もちろん、医師が指摘されたヘルニアも存在したと思う。
でも、症状や所見からは、ヘルニアを疑う余地はなかったのです。
ヘルニアは、症状がない人でもある場合があります。つまり、ヘルニアがあったとしても症状が出ない人がたくさんいるのです。
しかし、画像でヘルニアがあれば、整形外科や病院では当然ヘルニアと診断されます。それは間違っていません。
でも、それは状態であって、病態ではないこともしばしばあります。
当院では、患者さんの訴える症状や経過から様々な検査を行い、病態を突きとめていきます。なので、もしかしたらちょっとめんどくさいと思われるかもしれません。
でも、それもこれも症状を引き越している原因をちゃんと見つけるためです。この原因をちゃんと見つけなければ、何がどうなっているかわからない状態ですから、どうやって改善すればいいかもわかりません。だから徹底的に原因究明します。
そして病態が明確になれば、自ずと施術方法や施術計画も立てることができます。
この患者さんの原因は、梨状筋という筋肉が原因で起こった梨状筋症候群でした。
その後、1ヶ月ほどかかりましたが、徐々に症状は軽減し、今ではほとんど痛みは消失しました。
どこに行っても原因がわからない、なかなか良くならない、とお悩みの方は、岡山市にあるじゅん整骨院にご相談ください。
腰の痛みでお悩みの方はこちらのブログも参考にしてみてください。
→https://wp.me/p64E08-nT
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