この間たまたまテレビを見ていたら‥ほとんどの人が”たんぱく質”不足‼︎とニュースで取り上げられていました!
ちなみに現代人の蛋白質摂取量は、1950年代とあまり変わらないとのこと。
では、蛋白質の摂取量が少ないと、身体はどうなってしまうのでしょうか?
身体のなんと60%は蛋白質無しには作ることができません。
しかも蛋白質は体内で貯めておくことができないので毎日の摂取が必要です。
蛋白質の摂取量が少ないと筋肉や骨、血液を壊して使うことになるため、筋肉や骨だけでなく、例えば貧血など血液に関連する部分にまで影響が出ます。
特にスポーツ選手だと、いくら練習をしてもパフォーマンスは上がらないし、怪我からの回復も遅れる可能性があります。
また、蛋白質は免疫やホルモンの材料にもなっていることから、風邪をひきやすくなったり、ホルモンバランスの乱れ、皮膚障害なども懸念されます。
さらに老化の一番の原因が蛋白質不足とも言われています。
ちなみにたんぱく質不足であると、疲労回復が遅れたり、捻挫や突き指、肉離れなどの怪我をした時の回復も遅れます。
年齢や運動量などによりますが体重1kgあたり一般の方では1g~1.2g、スポーツ選手で1.8g~2g、50歳以上の方は1.2~1.5g必要と言われています。
ただ、蛋白質はその性質によって体内での利用率が異なります。
これは、プロテインスコアといって、このスコアが100であれば含有しているアミノ酸をすべて利用できます。
例えば、卵のプロテインスコアは100ですが、魚は90ちょい、肉が80ちょい、大豆が54となっています。
つまり、大豆は4割以上が利用できないため、利用効率の悪い蛋白源とされています。
でも、大豆には他の栄養素もたくさん含まれているので、一概に悪い食材というわけではなく、あくまで蛋白源としては効率的ではないということです。
肉や魚などから必要な量の蛋白質を摂取するとなると、どうしても他の栄養素を摂り過ぎてしまう可能性があります。しかし、プロテインであれば、蛋白質を効率的に摂取することができるのでプロテインの摂取はとてもお勧めです。
最近は、ホエイプロテイン以外にもライスプロテインやエッグプロテインなど様々な原料のプロテインが販売されていますが、コストやタンパク質の利用効率などを考えると私がお勧めするのは、ホエイプロテインです。
このプロテインは牛さんのお乳から作られたプロテインです。いわゆる動物性のタンパク質です。
ただ、ホエイプロテインにもいくつか種類があります。ここで話すとかなり長くなるので…、蛋白質やプロテインのことについてご不明な方は院長までお気軽にご相談ください。