院長の黒川です。
今回で5回目となります。
少し間が空てしまいましたが、1~4回目の内容はこちらからご確認ください。
>>>http://jun-seikotsuin.com/blog
さて、前回までの話しで、どんな症状であれば整骨院で施術を受けることができるのか?
そしてどんなときに整骨院へかかるといいのかをお話ししました。
今日は、「具体的にどんな施術をしているのか?」についてお話しします。
と言っても、施術方針を基軸に施術内容は院によってかなり違うので、
ここでは当院(じゅん整骨院)で行っている施術をご紹介します。
では、実際に当院でどのような施術を受けれるか?
どんなことをしているか?
これについてお話しさせていただくのですが、
実は患者さんによってかなり変わってきます。
”患者さんによって”というより”病態や症状によって”と表現するほうが好ましいかもしれません。
なので、いくつか症例をあげて、具体的にどんな施術をしているかお話しします。
症例①
先日、「脇腹が痛い」という患者さんが来られました。
当院では、まず問診表を書いてもらい、その後、細かな問診と検査を行います。
そしてその結果、肋骨骨折が疑われたため、エコーで確認しました。
幸いにも大きなずれはなかったため、当院ではアイシングと微弱電流という痛みを抑える電気を行い、
すぐに専門医を紹介させていただきました。
症例②
2週間ほど前に来られた患者さんは、左足を痛そうに来院されました。
足首を捻じったようです。靭帯の部分断裂をエコーで確認したので、
患部にアイシングと微弱電流を行い、キネシオテープを貼り、さらに特殊な包帯で固定しました。
固定といってもギプスのようなガチガチの固定ではありませんから、靴も履けますし、大きな不自由はありません。
でもしっかりと固定されていますから、帰りはすたすた歩いて帰られました。
症例③
数日前には、腰を丸めとても痛そうに来院した男性の患者さんが来院されました。
いわゆるぎっくり腰です。こんな場合もアイシングです。
さらに関節の動きを改善するテクニック(ボキボキはしません!)と
痛みのために緊張した筋肉を正常に戻すアプローチを行い、最後にキネシオテーピングを行うと、
さっきまで腰を丸めて歩いていた患者さんの背筋はピンと伸びました。
多少の痛みは残っていましたが、その後3回の施術でほとんど症状はなくなりました。
症例④
数か月前から腰痛があり、いくつかの治療院に行くも症状は全く改善されず、
悩んでいたところ当院の患者さんの紹介で来院された患者さん。
詳細に所見をとったところヘルニアが疑われました。
すぐに紹介状を書き、専門の医療機関を紹介させていただきました。
その後この患者さんは手術の必要性があるとのことで、
早急に手術を受けることができました。
症例⑤
手首が痛いと訴えられ来院された女性の患者さん。
問診のあと所見をとると、手首の小さな骨に異常があり、腫れもありました。
アイシングののち手首の骨を正常の位置へ戻し、靭帯の修復を促進する電気をあてました。
この患者さんはその後2回の施術で腫れはひき、痛みもほとんどなくなりました。
なかなか全てを細かく文章でお伝えするのは難しいですが、おおよそこのような感じです。
アイシングばかりしているように感じるかもしれませんが、
アイシングは急性期の患者さんで、必要な処置であると判断したから行なっているものです。
だれでもアイシングをしているわけではありませんのでご安心ください。
また、施術内容におきましては患者さんの症状や病態に応じて全く異なりますが、
「1日でも早く症状の改善に努める」という基本的な考えは変わりません。
このように当院では、的確に病態を把握し、適切な施術を心掛けています。